不安な時代を乗り切るメッセージ「心をつなぐ言葉」 第3回(全7回) 当たり前だと思っていた日常や、世界の情勢はどうなっていくのか―。家庭画報ではそんな時代を生き抜くため、“心をつなぐ”をテーマに、そのヒントを探しました。見えてきた一つのキーワード、それは「思いやり」です。識者のかた、それぞれが考える、私たち一人一人に求められる「思いやり」を紐解いていきます。前回の記事はこちら>> 「あの日々は無駄ではなかった。 いずれそう思えるように生きること」 ──解剖学者 養老孟司さん 養老孟司(ようろう・たけし)さん 1937年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学の道へ。95年に東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。『唯脳論』『バカの壁』『遺言。』など著書多数。現在は執筆、講演活動、虫の蒐集、愛猫"まる"との時間を楽しむ毎日を送る。 人生はいつだって先のことはわからない 最近、「先が
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ようろう・たけし/1937年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。東京大学医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。東京大学名誉教授。京都国際マンガミュージアム名誉館長。著書に『からだの見方』(筑摩書房、第11回サントリー学芸賞)、『唯脳論』(青土社)、『バカの壁』(新潮新書、第57回毎日出版文化賞)ほか多数。 News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 解剖学者・養老孟司氏は、一次産業が中心だった社会から、「社会システム」の構築が中心となる社会へと変化してきたと指摘する。そうしたシステムを重視する社会において、AIはどのようなインパクトをもたらすのだろうか。『AIの壁 人間の知性を問いなおす
養老孟司さん 大きな問題が起きた際に、いわゆる専門家、評論家の意見とは別に「あの人はどう見ているだろうか」と気になる人物がいるのではなかろうか。そうした人として養老孟司さんの名を挙げる人も多いはず。そこで、コロナ禍を受けて養老先生が文芸誌「新潮」に寄せた原稿(「コロナの認識論」第1回2020年7月号より)を全文ご紹介しよう。コロナの視点から人を見れば――という導入からして、ちょっと他の論考とは一線を画すものになっている。 ウィルスの大きさでヒトを見てみたら? テレビ放送では、ニュースの初めにコロナウィルスの電子顕微鏡写真が映されることが多い。多くの人がその映像を見慣れたと思う。では訊くが、ウィルスがあの大きさで見える顕微鏡で、アナウンサーを見たら、どのくらいの大きさになるだろうか。 私の概算だが、百万メートル、千キロの桁に達する。とうていテレビの画面にウィルスと一緒に映せたものではない。と
【5月19日更新】 「頭で考えすぎるな」と訴えた「バカの壁」の著者で解剖学者の養老孟司さん(82)。不安な毎日を克服するには、体の感覚を大事にすることが大切だといいます。聞き手は高瀬キャスターです。 (5月8日 インタビュー) Q:新型コロナウイルスという生き物は養老さんにはどううつっていますか? 養老さん: 生き物というか「生き物の一部」ですね、「かけら」。細胞がないと増えられないわけですから。それ自身が代謝するわけじゃない。つまり生きて動いているわけではない。物に近いんですね。あまりピンとこないかもしれないけど、細胞だと物を食べて自分の体を入れ替えています。それを代謝といいますが、そういうことをやらないで、生きた細胞を利用して自分自身を増やす。細胞がないと、ウイルスもないので、ちょうどコンピューターウイルスと一緒です。コンピューターウイルスはコンピューターというシステムがないと存在しな
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