「いすみ鉄道」とのコラボ広告と鯨井さん。「内陸線ならではの魅力を多くの乗客に伝えたい」と語る 東京生まれの東京育ち、鯨井隼(くじらい・はやと)さん(18)が選んだ職場は、遠く離れた秋田を走るローカル鉄道・秋田内陸線。「自然をじかに感じられる場所で鉄道の仕事がしたかった」。運行会社・秋田内陸縦貫鉄道にこの春入社し、子どもの頃からの夢をかなえた。 父親が鉄道好きで、物心付いた時には「電車のおもちゃに囲まれていた」。自然に鉄道ファンとなり、列車に揺られて全国各地を旅したり、車両や駅舎を見学したりするのに夢中になった。