トレンドの節目というものがある。具体的な現象というより、それらがいくつかつながりながらひとつの流れを形成し、気付いた時にはあそこでもここでも同じようなことが起きているね、という。研究の世界ではこれまで、未来予測をするとしても、起きたことをもとに考えるべきだとされてきた。だからその種のふんわりとした未来予測は学術的でないということで評判が悪いのだけど、時代に先手を打てなければ生き残れないという危機感の強い産業界においては、単なる直感とも学者の後出しジャンケンとも異なる「理論に裏打ちされた未来予測」への期待感はとても高い(だから僕みたいな人間にもお仕事がある)。 今年、いろんなところでくり返し主張してきたことのひとつが、その大きなトレンドの節目である「ソーシャルの時代の終わり」だ。ただ、分析を深める前に速度重視で記事を書いたり発言したりしてきたので、「ここを読めば分かる」みたいな形にはなってい
![IPPS消費とはなにか〜2014年を振り返る(1)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/906ee677abec1c0e16646eea1d3357e2387feebd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.szk.cc%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F12%2FIIPS.jpg)