2010/12/217:0 残す責任:電子書籍と図書館に関する一読者からのささやかで壮大なお願い 山口浩 法や制度、契約や組織、その他社会的な慣習や常識は、それが成立した時点の技術水準や社会状況、人々の好みなどを前提としてつくられる。それは考えてみれば当然の話で、社会のなかで何らかの機能を果たすことを目的とするなら、その社会がおかれた環境の下できちんと機能してもらわねば意味がないからだ。 ◇電子書籍「元年」の憂鬱◇ 2010年は、日本でも電子書籍元年というか、少なくとも、電子書籍に対する関心が大きく高まった年として記憶されることになりそうだ。もちろん「元年」というのはある意味不適切であって、電子書籍にはずっと以前から何度も市場に投入されては失敗に終わってきたという歴史があるわけだし、ここ数年でいうなら、少なくとも携帯電話で読むもの、とくにマンガやいわゆるケータイ小説といった分野では、すで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く