拠点の活動 > デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割 2011年11月29日 国際シンポジウム「デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割 ――デジタル・ヒューマニティーズを手がかりとして――」講演日本語訳 (日本語訳:滝浪佑紀・東京大学大学院情報学環、永崎研宣・(財)人文情報学研究所) デジタル化と人文学研究† John Unsworth (イリノイ大学図書館情報学研究科長(当時)) 「デジタル化」とは物理的なもののデジタルな代替物(surrogate)を作成するということを含意している。言うまでもなく、既にデジタルなものをデジタル化するということではない。本日の我々の議論の文脈では、ボーンデジタルなものではなく、デジタル化された作品がもっとも重要となる。というのは、今日の図書館所蔵品におけるデジタル化された作品のうちで最も一般的に見られるものは、物理的な作品のデジ