ドイツ・ベルリンの連邦議会議事堂(2017年5月24日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGALL 【6月23日 AFP】ドイツ議会は22日、ナチス・ドイツ(Nazi)時代の法律に基づいて同性愛を理由に有罪判決を受けた男性約5万人の判決を無効とし、補償する法案を賛成多数で可決した。 同性愛を罪とみなすドイツ刑法175条は第2次世界大戦(World War II)後も有効のままで、有罪とされた犠牲者と支援者らは長年、前科の汚名をすすぐため闘ってきた。現在、推定5000人ほどが存命とみられる。 法案の可決により、有罪判決を受けた同性愛者の男性たちには一律3000ユーロ(約37万2000円)の補償金と、刑務所への収容期間に応じて年額1500ユーロ(約18万6000円)の追加補償金が支払われることになる。 ドイツ刑法175条は「男性同士、または人間と動物との間」での性行為を「自然に反する性