総計6000万点にも及ぶコレクションを所蔵するニューヨーク公共図書館(略称NYPL)は、同時に、超人気の観光スポットでもある。年間来館者数は1700万人。マンハッタンの5番街と42丁目の交差点にある図書館は、42丁目を少し東に歩いたパークアベニューにあるグランド・セントラル駅と同じく、荘厳なボザール様式建築が旅人を別世界へ誘う。館内を埋め尽くす白い大理石や、美しい壁画に囲まれたリーディングルームは、さながら美術館のようだ。ついでに言うと、館内のギフトショップにはニューヨークに関する書籍や写真集は勿論、図書館オリジナルグッズやおしゃれ雑貨が並べられていて、NY土産としての付加価値が高い。 だが勿論、本当の意味で図書館の恩恵を受けているのは、当然の如く閲覧者たちだ。そこを徹底リポートしてくれるのがドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』だ。カメラはニューヨーク市内にある
一昨年文庫櫂で『民俗の風景』2巻1号(朝日書房、昭和10年1月。以下「本誌」という)なる雑誌を発見。表紙に霊感透視家山本精一郎主宰というアヤシゲな表記があるので購入。32頁。昭和9年8月創刊の『古典風俗』を改題したようだ。目次の一部をあげると、 山村に残る古典風景 三田克彦 現代に於ける太古の遺風(二) 山本精一郎随筆集 とはずがたり(二) 松本晩翠 播磨の国の民謡二三 島田清 桃太郎の誕生 福田圭 山本氏の霊感に就いて 吉田晴風 民俗後記 山本の「現代に於ける太古の遺風」は『信仰と民俗』(朝日書房、昭和10年3月)に収録されている。そこでも山本の肩書きは霊感透視家である。なお、松本の「とはずがたり」も収録されているので、松本は山本の別名と思われる(追記:松本幹一(号晩翠)に『とはずがたり』(泰山房、大正6年)があるので、別人のようだ)。 霊感透視家山本の経歴は不詳。霊界廓清同志会編『破邪
最近、初めてのiPadを買った。タブレットの大画面で動画を見たり、読書したりするのはなかなか快適だ。Twitterのタイムラインを眺めるだけでも、スマートフォンで見るより迫力がある。 しかし、文字入力は面倒だ。外付けキーボードも買っていないため、文字入力はもっぱら音声である。Siriを使って天気を聞いたり、端末の設定を確認したりする。 日本では2017年10月に「Google Home」「Amazon Echo」など主要なスマートスピーカーが発売され、音声入力がより身近になった。17年当時は、「日本人の7割が人前で音声検索するのは恥ずかしいと感じている」という調査結果も発表されていたが、そのころに比べると音声入力はだいぶ身近になったと感じる。 当時の記事への反応としてよくあったのが、「外で使うと独り言を言っているように見え、不審者扱いされる」「はっきり発音しないとスマートスピーカーに聞き返
昨日4月12日、東京大学の入学式があり、理科一類に入学した長女の親として、式典に参加した。ここで上野千鶴子氏が行ったスピーチが話題になっている。そのことについて、ちょっと考えてみた。 以下は私が式典の最中に流したツイートだ。 (アカウントはこちら。気軽に日記感覚で書いたら…) 正直、こんなに反応があるとは思わなかった。 13日16時半時点でリツイートが2400、「いいね」は4200超。まだ通知が止まらない。「いいね」も多いけど、なかなかの罵詈雑言も頂戴している。 人生初の「炎上」だ。ツイッター、コワイ……。 野次馬根性で武道館に私は「お祝い3割、野次馬根性7割」ぐらいの気分で入学式に行った。 「お祝い濃度」が低いのは、合格祝いやら何やら散々やったし、もう講義も始まっているし、あまり節目感を感じていなかったからだ。高揚感はほとんどなかった(すまん、娘よ……)。 一方、記者としては「東大入学式
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