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ブックマーク / newclassic.jp (10)

  • 人はなぜモナリザを見るのか?粒子加速器を使った中世写本の解読と史料をウェブで公開する意味とは | THE NEW CLASSIC [ニュークラシック]

    2000年前の文字が消され、用紙は切断された写を復元するプロジェクトに挑んだのは、ウォルターズ美術館で写・稀覯を扱うキュレーターのウィリアム・ノエル氏。 彼はなんと最新の粒子加速器を使って、このアルキメデスの知られざる謎に挑みました。しかし、彼の講演はそれだけにはとどまりません。ウェブにおける史料の保存・公開のあり方について、自らの考えを披露します。 [動画] William Noel: Revealing the lost codex of Archimedes ギリシャの偉大な数学者アルキメデス 今日、古代に書かれた書籍の多くは、中世の書記官たちが何度も何度も書き直したままに受け継がれたため、元の姿とは限りません。 そう、何度も何度も書き直されてきたのです。ここで、ギリシャの偉大な数学者、アルキメデスに注目してみましょう。 たった3冊のが、私たちが数学者アルキメデスについて知っ

    人はなぜモナリザを見るのか?粒子加速器を使った中世写本の解読と史料をウェブで公開する意味とは | THE NEW CLASSIC [ニュークラシック]
  • 『アンネの日記』が破損:日本人とアンネ・フランクの関係とは? | THE NEW CLASSIC

    東京都内の複数にわたる図書館で「アンネの日記」や関連する書籍が、ページを破られる被害に遭っていることがあきらかになり、その被害は220冊ほどに及んでいると見られている。被害は、少なくとも5区2市で確認されているとされ、各図書館は被害届を出している。練馬区立南田中図書館では、今年1月に来館者が気づいて、買い直しをおこなった。 アンネの日記とは? 『アンネの日記』は、第二次世界大戦下ドイツでホロコーストを経験したユダヤ人の少女アンネ・フランクが、ナチスの迫害を逃れて隠れ住んだオランダ・アムステルダムで記した日記。これは、アンネを含めて8人がナチスを恐れながら隠れ住んでいたこと当時の記録として貴重なものであるとともに、1人の少女が葛藤や厳しい生活での喜び・批判を吐露しながら成長していく様子を映し出した文学作品としても知られている。 日記は、1942年6月12日から彼女たちの存在が何者かによって密

    『アンネの日記』が破損:日本人とアンネ・フランクの関係とは? | THE NEW CLASSIC
  • 1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府はなぜ定説ではなくなったのか? | THE NEW CLASSIC

    石井良助が注目したのは、表の「冒頭部分」という項目です。表記の移り変わりがあることに気づきますね。年代順にしてみると、ここは三つに分けることができるようです。石井良助はこれを、第一期(表中1~5)・二期(6~21)・三期(22~26)に分けました。 まず「前右大将政所下文」という表記が続くのが、第一期(表中1~5)です。これは当時、頼朝の称号が前右近衛大将(前任の右近衛大将〔通称、右大将〕の意)であったことによります。 それでは第一期から第二期(表中6~21)に移りかわる原因は何なのでしょうか。これは、頼朝たちがきまぐれに書式を変更したわけではありません。第一期と二期の境目にあたる1192年6月~8月ごろに何があったか―それこそがまさに、頼朝の征夷大将軍就任なのです。 1192年7月12日、朝廷は、征夷大将軍に頼朝を任じる正式決定をします。その命令が鎌倉に届けられたのが、7月26日。そし

    1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府はなぜ定説ではなくなったのか? | THE NEW CLASSIC
  • 業界に衝撃走る Loeb古典叢書にデジタル化の機運 | THE NEW CLASSIC

    西洋古典学やヨーロッパ古代史を学ぶ読者にとって、ギリシャ語・ラテン語の主要テクストを網羅的に収録したシリーズ「Loeb古典叢書(Loeb Classical Library)」はマストアイテムである。大学の研究室や図書館には、壁一面にこのシリーズが配架されているところも多いだろう。 Loeb古典叢書は1911年、James Loebによって創刊された。古典語のテクストをより広い層の読者に届けることを目的とする事業だったという1 。 そんな「Loeb古典叢書」がこのたび、ハーバード大学出版局の手によってデジタル化される運びとなった。記事下部に掲載したプロモーション動画によれば、テクストの閲覧はもちろん、作者や時代などのジャンル別検索や、ブックマークおよびメモの記入も可能である。記入したメモは知人間でシェアすることもできるという、まさにソーシャルネットワークの時代にふさわしいシステムとなってい

    業界に衝撃走る Loeb古典叢書にデジタル化の機運 | THE NEW CLASSIC
  • 電子書籍についての一夜漬的感想 | THE NEW CLASSIC

    ここに掲げたを読んだ結果、正直ほとんど何も知らずに済ませて来た私にとっては、至極当たり前のことなのだが、電子書籍の推進や普及を是とか否とかいう前に、さしあたり論点が多すぎる、という感想をもった。電子書籍図書館の課題を論ずる前に、そもそも論点を絞り込めないという残念な事態に直面したわけで、しばし途方に暮れてしまったのであった。 自分が使っている「はてなブックマーク」でも、何となくニュースソースに「電子書籍」というタグをつけているが、カテゴリとして分けた方がいいくらいの議論はとっくになされている、ということがわかった。もちろん、それではレポートは書けない。 とりあえず後で振り返って自分が考えるメモということで、そのとき思いついたことを記しておく。 ユーザインターフェースをめぐる問題(紙/電子の優劣比較論) フォーマットをめぐる技術的な課題(EPUBをめぐる議論など) 出版のビジネスモデ

    電子書籍についての一夜漬的感想 | THE NEW CLASSIC
    tsysoba
    tsysoba 2014/02/03
    idコールまで転載されててびっくりした。
  • 「残念な論文」執筆法 | THE NEW CLASSIC

    稿はブログ「みちくさのみち」からの転載である。「みちくさのみち」は歴史学を中心に、人文学や教養に関する読み応えのある記事を特徴とするブログ。更新のたびに各種ソーシャルメディアで話題を呼んでいるが、満を持しての誌掲載となる。稿で紹介するのは論文執筆法についてのエントリだ。研究者はもちろん、卒論に取り組んでいる学生にもきっと役立つはずである。 院生時代に愛読していた『MASTERキートン』に好きな話がある。研究者と保険屋の間で「優秀な保険の調査員」であることに悩んでいたキートンが大学図書館に行ったときのもので、図書館でバイトしている院生がカウンターに現れた人物をキートンと知るや、その手を握りしめ「あんな素晴らしい論文初めて読みました!僕はあれを読んで研究者になろうと決心したんです!」と語り、言われたキートンがびっくりする、というシーンである。「あんな素晴らしい論文初めて読みました」と、い

    「残念な論文」執筆法 | THE NEW CLASSIC
  • 朗報!大英図書館が100万点以上の画像を無料公開、明治維新前後の日本も | THE NEW CLASSIC

    大英図書館は、米・写真共有サービス「Flickr」に100万点以上の画像を公開し、誰もが無料で自由に利用できるライセンスを付与した。誌でも紹介している「デジタル・ヒューマニティーズ」という動きを象徴するような優れた試みだが、19世紀より約3世紀に渡る「地図や地質図、美しいイラスト、コミカルな風刺画、彩飾・装飾された文字、カラフルなイラスト、風景、壁画」などが公開されるという。   大規模なプロジェクト これらの素晴らしい写真は、マイクロソフト社との史料デジタル化プロジェクトによって生み出されたもので、来年には画像の背景情報を提供するためのクラウドソーシングのアプリケーションもリリースするという。また、画像に関するデータをGithubで入手できるというから、なかなかにクールだ。 これは彼らが「メカニカル・キュレーター」と呼ぶプロジェクトの一環で、彼らが一般ユーザーに向けて「何か画像を使った

    朗報!大英図書館が100万点以上の画像を無料公開、明治維新前後の日本も | THE NEW CLASSIC
  • ツタヤ図書館が神奈川にも、これからの図書館の役割は? | The HEADLINE

    佐賀県武雄市の「武雄市図書館」が話題になってからしばらくが経過した。指定管理者制度を利用して、「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)が運営にあたり、代官山蔦屋書店をモデルにしたオシャレな内装や、コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」が併設され、これまでの「古くさい」図書館のイメージを一新する試みとして賞賛されている。 一方で、図書館の役割を根から問いかける部分において多くの批判にも直面した。そして、神奈川県海老名市は、新たに市立図書館を運営する指定管理者にCCCらを選定することを発表した。 神奈川にもツタヤ図書館 これによって、CCCは武雄市に続いて公立図書館を運営することとなり、市立中央図書館を改修した上で、カフェや書店を併置した新たな図書館が誕生する。指定は2014年度から5年間続き、初年度の指定管理料は約4億円強で、それ以降は年間約3億円

    ツタヤ図書館が神奈川にも、これからの図書館の役割は? | The HEADLINE
    tsysoba
    tsysoba 2013/11/24
    バランスとれた良解説かと。成果の側面もも評価しつつ、蘭学館の問題等にも触れているし。
  • なぜ秘密保護法案が問題か?NYタイムズは語る | THE NEW CLASSIC

    ついに日の「特定秘密保護法案」について、ニューヨーク・タイムズ紙が注目を、いや正確には「警戒」を始めた。しかも、これは特定の個人によるオピニオンではなく、「エディショナル・ボード」による力強い社説だ。同法案については、既に多くの新聞社の社説だけではなく、全国の憲法研究者・メディア法研究者・刑事法研究者や、歴史学者による懸念の声が聞かれている。   社説の内容 ニューヨーク・タイムズ紙の社説の要約は以下のとおり。全文は、こちらで確認することが出来る。 (1)日政府は、国民の知る権利を損なう秘密保護法の制定に向けて動いているが、「秘密」のガイドラインは存在しない。定義の欠如は、政府にとって不都合な情報が秘密指定となることを意味している。 (2)政府関係社は、秘密の暴露により懲役10年が科せられる可能性があり、文書を機密扱いにするインセンティブが働くだろう。 (3)すでに「防衛機密」の権限を

  • 日本にもあった!美しくも機能的な大学付属図書館10選 | THE NEW CLASSIC

    以前、誌が組んだ特集「世界の最も美しく伝統的な図書館7選」「世界の最も美しくモダンな図書館10選」は、いずれも大好評を博した。「図書館」というニッチなテーマを扱った特集であるにもかかわらず相当数のアクセスを記録したという事実は、誌読者の知的好奇心の強さをうかがわせる。 上の二つの記事で紹介した図書館海外のものが大半であるため、もし実際に利用したいと思っても、気軽に訪ねるのは困難である。しかしながら、諦めるのは早い。日各地の大学図書館には、先の特集で扱った図書館に劣らないくらい美しく、かつ快適に利用できるものが数多く存在する。今回はそうした大学図書館の中から、誌編集部が厳選した10館を紹介する。 なお選定にあたっては、有名大学から私大、美大まで、できる限り幅広い層の大学からセレクトするよう心掛けた。普段は図書館に行かないという学生でも、この記事を読んだことがきっかけで図書館へ通うよ

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