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ブックマーク / odamitsuo.hatenablog.com (129)

  • 出版状況クロニクル174(2022年10月1日~10月31日) - 出版・読書メモランダム

    22年9月の書籍雑誌推定販売金額は1051億円で、前年比4.6%減。 書籍は635億円で、同3.7%減。 雑誌は416億円で、同6.0%減。 雑誌の内訳は月刊誌が353億円で、同5.2%減、週刊誌は62億円で、同10.5%減。 返品率は書籍が30.9%、雑誌は39.4%で、月刊誌は38.4%、週刊誌は44.7%。 書店店頭売上は大型台風の相次ぐ上陸もあり、書籍9%、ムック10%、コミックス22%といずれもマイナスとなっているが、取次POS調査によれば、総合的にも二ケタ減である。 書店状況は「液状化」しているとしかいいようがない。 *なお今回は変則的に13~15の項目は『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』に批判を寄せた根彰のブログに対する反論を掲載した。 最後までお楽しみあれ。 1.出版科学研究所による22年1月から9月までの出版物推定販売金額を示す。 ■2022年上半期 推定

    出版状況クロニクル174(2022年10月1日~10月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2022/11/04
    『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』への根本彰先生による批判への反論が中心。あと、取次系書店グループの収支に驚く。
  • 出版状況クロニクル171(2022年7月1日~7月31日) - 出版・読書メモランダム

    22年6月の書籍雑誌推定販売金額は861億円で、前年比10.8%減。 書籍は440億円で、同10.2%減。 雑誌は421億円で、同11.4%減。 雑誌の内訳は月刊誌が352億円で、同13.5%減、週刊誌は68億円で、同1.3%増。 これは刊行数の増加と『an・an』のBTS特集の即日重版によっている。 返品率は書籍が40.6%、雑誌は41.1%で、月刊誌は40.2%、週刊誌は45.1%。 返品率が40%を超えるカルテットも1年ぶりだ。 売上のほうも全体、書籍、雑誌のトリプルの二ケタマイナスは近年でも初めてだと思われるし、今年の下半期を予兆するかのようでもある。 7月の取次POS調査もそれに見合う動向で、夏の只中へ向かおうとしている。 1.出版科学研究所による22年上半期の出版物推定販売金額を示す。 ■2022年上半期 推定販売金額 月推定総販売金額書籍雑誌 (百万円)前年比(%)(百万円

    出版状況クロニクル171(2022年7月1日~7月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2022/08/01
    「返品率は書籍が40.6%、雑誌は41.1%」とは……。また状況が悪くなっている様子。
  • 出版状況クロニクル169(2022年5月1日~5月31日) - 出版・読書メモランダム

    22年4月の書籍雑誌推定販売金額は992億円で、前年比7.5%減。 書籍は547億円で、同5.9%減。 雑誌は445億円で、同9.5%減。 雑誌の内訳は月刊誌が382億円で、同9.0%減、週刊誌は63億円で、同12.2%減。 返品率は書籍が28.5%、雑誌は40.2%で、月刊誌は39.3%、週刊誌は45.2%。 22年1月から4月にかけての販売金額累計は7.2%減、書籍は3.5%減だが、雑誌のほうは12.6%の大幅なマイナスとなっている。 雑誌の時代の凋落はとどめるすべもなく、コミック頼みで、このまま進行すれば、22年後半は何が起きてもおかしくない出版状況に追いやられると考えるしかない。 1.『出版月報』(4月号)が特集「ムック市場2021」を組んでいるので、そのデータを示す。 ■ムック発行、販売データ 新刊点数平均価格販売金額返品率 年(点)前年比(円)(億円)前年比(%)前年増減 20

    出版状況クロニクル169(2022年5月1日~5月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2022/06/04
    やっと読んだ。コンテンツビジネス化する出版社から取り残されていく書店、狭間で新たな道を探る取次、という構図で現況が捉えられている感じか。
  • 出版状況クロニクル165(2022年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム

    21年12月の書籍雑誌推定販売金額は1030億円で、前年比10.2%減。 書籍は541億円で、同2.0%減。 雑誌は489億円で、同17.8%減。 雑誌の内訳は月刊誌427億円で、同18.4%減、週刊誌は62億円で、同14.0%減。 返品率は書籍が30.0%、雑誌は38.5%で、月刊誌は37.2%、週刊誌46.2%。 雑誌売上の大幅なマイナスは前年同月に『鬼滅の刃』最終巻の初版395万部が発行され、『呪術廻戦』とともに、全巻が爆発的に売れたことによる反動である。 書店のコミックス売上は30%減とされている。 1.出版科学研究所による1996年から2021年にかけての出版物推定販売金額を示す。 ■出版物推定販売金額(億円) 年書籍雑誌合計 金額前年比(%)金額前年比(%)金額前年比(%) 199610,9314.415,6331.326,5642.6 199710,730▲1.815,644

    出版状況クロニクル165(2022年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2022/02/02
    図書館関係者は、「本や映画に対する「リスペクト」が欠けているのではないか」と問われている…
  • 出版状況クロニクル164(2021年12月1日~12月31日) - 出版・読書メモランダム

    21年11月の書籍雑誌推定販売金額は955億円で、前年比0.6%増。 書籍は542億円で、同11.0%増。 雑誌は412億円で、同10.4%減。 雑誌の内訳は月刊誌344億円で、同10.8%減、週刊誌は68億円で、同8.1%減。 返品率は書籍が33.6%、雑誌は41.3%で、月刊誌は40.7%、週刊誌44.2%。 書籍の2ケタ増は、前年同月の9.1%という大幅なマイナスに加え、10年ぶりの改訂『総合百科事典ポプラティア第三版』(ポプラ社、全18巻セット)が12万円で刊行されたことによっている。 雑誌は3ヵ月連続の2ケタ減で、定期誌、ムック、コミックスのいずれもが大きくマイナスである。 1.出版科学研究所による21年1月から11月にかけての出版物販売金額の推移を示す。 ■2021年上半期 推定販売金額 月推定総販売金額書籍雑誌 (百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%

    tsysoba
    tsysoba 2022/01/02
    YouTuberが取り上げたことで『選択』の購読者が増えた、という話が興味深い。
  • 出版状況クロニクル163(2021年11月1日~11月30日) - 出版・読書メモランダム

    21年10月の書籍雑誌推定販売金額は914億円で、前年比8.7%減。 書籍は514億円で、同4.1%減。 雑誌は399億円で、同14.0%減。 雑誌の内訳は月刊誌332億円で、同13.1%減、週刊誌は67億円で、同18.2%減。 返品率は書籍が32.8%、雑誌は43.9%で、月刊誌は43.4%、週刊誌46.3%。 雑誌のマイナスは大きく、返品率も高く、前年の『鬼滅の刃』の神風的ベストセラーの反動であろう。 だがさらなる問題は1月からの累計が1兆93億円、前年比0.4%減とマイナスに転じたことで、 コロナ巣ごもり需要はもはや見られず、21年の推定販売金額も前年マイナスが確実になったことだ。 1.『新文化』(11/8)が東京調布市の真光書店の矢幡秀治社長、日書連会長にインタビューしているので、それを要約抽出してみる。 * 20年4、5月の売上はコロナ禍の巣ごもり需要などにより、19年に比べ50

    出版状況クロニクル163(2021年11月1日~11月30日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2021/12/01
    新刊書店の利益率を考えると、本屋開店を煽る「シロサギ」批判も分からなくもないか。実際のところ、経営は成り立っているのだろうか。
  • 出版状況クロニクル162(2021年10月1日~10月31日) - 出版・読書メモランダム

    21年9月の書籍雑誌推定販売金額は1102億円で、前年比6.9%減。 書籍は659億円で、同3.8%減。 雑誌は442億円で、同11.1%減。 雑誌の内訳は月刊誌が372億円で、同12.1%減、週刊誌は70億円で、同5.6%減。 返品率は書籍が31.6%、雑誌は41.2%で、月刊誌は40.6%、週刊誌は44.0%。 前年のコロナ禍巣ごもり需要や『鬼滅の刃』の神風的ベストセラーの余波も止んだようで、 再び6月から前年比マイナスが4ヵ月にわたって続いている。 10月から緊急事態も蔓延防止処置も解除され、年末へと向かっていくが、果たしてどうなるであろうか。 1.出版科学研究所による21年1月から9月にかけての出版物販売金額の推移を示す。 ■2021年上半期 推定販売金額 月推定総販売金額書籍雑誌 (百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%) 2021年 1〜9月計917,9

    出版状況クロニクル162(2021年10月1日~10月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2021/11/01
    『図書館について知っている二、三の事柄』なる対談本が来年早々に出る模様。
  • 出版状況クロニクル153(2021年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム

    20年12月の書籍雑誌推定販売金額は1148億円で、前年比8.3%増。 書籍は552億円で、同8.3%増。 雑誌は596億円で、同8.3%増。 かつてないトリプルの8.3%増である。 雑誌の内訳は月刊誌が523億円で、同11.2%増、週刊誌は73億円で、同8.7%減。 返品率は書籍が29.9%、雑誌は35.7%で、月刊誌は34.2%、週刊誌は44.8%。 書籍は前年同月が13.1%減という大幅マイナス、及び返品の大きな改善によりプラスとなり、雑誌はひとえに『鬼滅の刃』最終巻の初版395万部、そのスピンオフ作品『鬼滅の刃 外伝』初版100万部の爆発的売れ行きに負っている。 このかつてないトリプルの8.3%増は21年の幸先となるか、それとも仇花なのか、それが問われていくことになろう。 1.出版科学研究所による1996年から2020年にかけての出版物推定販売金額を示す。 ■出版物推定販売金額(億

    出版状況クロニクル153(2021年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2021/02/08
    大手取次の苦境の話が相当に深刻なのでは。出版社と書店をつなぐ金融機能がどうなっていくのか…
  • 出版状況クロニクル152(2020年12月1日~12月31日) - 出版・読書メモランダム

    20年11月の書籍雑誌推定販売金額は949億円で、前年比5.6%減。 書籍は489億円で、同9.1%減。 雑誌は460億円で、同1.7%減。 その内訳は月刊誌が386億円で、同2.1%減、週刊誌は74億円で、同0.5%増。 返品率は書籍が34.3%、雑誌は38.9%で、月刊誌は37.9%、週刊誌は43.4%。 コロナ禍の中にある出版物推定販売金額は見えにくい。それは出版科学研究所の出版物推定販売金額が、取次出荷金額から返品金額を引いたものであることに加え、まさに干天の慈雨ともいうべき『鬼滅の刃』が重なっているからだ。 それに11月は書店の開店閉店がいずれも15店で、近年では少なく、TSUTAYA桑名店の600坪という大型店の閉店はあっても、ナショナルチェーンの大型店の出店はない。 これらの動向も21年へとつながっていくのだろう。 1.出版科学研究所による20年1月から11月までの出版物販売

    tsysoba
    tsysoba 2021/01/02
    鬼滅フィーバーの反動への危惧と、マガジンハウスを巡る「老い」の話が印象的。
  • 出版状況クロニクル150(2020年10月1日~10月31日) - 出版・読書メモランダム

    20年9月の書籍雑誌推定販売金額は1183億円で、前年比0.5%増。 書籍は685億円で、同0.3%増。 雑誌は498億円で、同0.8%増。 その内訳は月刊誌が423億円で、同3.6%増、週刊誌は74億円で、同12.7%減。 返品率は書籍が31.7%、雑誌は37.5%で、月刊誌は36.5%、週刊誌は42.4%。 書籍は池井戸潤『半沢直樹 アルルカンと道化師』(講談社)初版30万部を始め、馳星周『少年と犬』(文藝春秋)、『会社四季報 業界地図2021年版』(東洋経済新報社)などがヒットし、さらに返品減が加わり、微増となった。 雑誌は『鬼滅の刃』(集英社)の売れ行きは落ち着き始めたが、『ONE PIECE』『キングダム』『SPY×FAMIRY』(いずれも集英社)や『進撃の巨人』(講談社)などの新刊が続き、返品も大きく改善し、プラスとなった。 1.出版科学研究所による20年1月から9月にかけての

  • 出版状況クロニクル144(2020年4月1日~4月30日) - 出版・読書メモランダム

    20年3月の書籍雑誌推定販売金額は1436億円で、前年比5.6%減。 書籍は916億円で、同4.1%減。 雑誌は519億円で、同8.1%減。 その内訳は月刊誌が434億円で、同8.5%減、週刊誌は84億円で、同6.4%減。 返品率は書籍が25.5%、雑誌は40.7%で、月刊誌は40.6%、週刊誌は41.4%。 書店売上は前月と同様に、書籍が2%減となっているけれど、政府による学校の休校や外出自粛要請もあり、学参は30%増、児童書は12%増となった。 雑誌は定期誌9%減、ムック16%減、コミックス19%増で、『キングダム』の新刊発売と『鬼滅の刃』が相変わらず売れ続け、4ヵ月連続の二桁増。 前回のクロニクルで、3月の書籍雑誌推定販売金額には新型コロナによる影響で、かつてないマイナスに陥るのではないかと予測しておいた。 だが影響はあるにしても、3月は二桁減には至っていない。やはり問題は4月以降

    tsysoba
    tsysoba 2020/05/05
    あとで読む状態だったのを読んだ。出版社の破産・廃業が続く。『日経MJ』(4/3)掲載のすかいらーく元社長インタビューの要旨紹介が、中小店への支援策のポイントを指摘していて興味深い。
  • 出版状況クロニクル142(2020年2月1日~2月29日) - 出版・読書メモランダム

    20年1月の書籍雑誌推定販売金額は865億円で、前年比0.6%減。 書籍は495億円で、同0.6%増。 雑誌は370億円で、同2.2%減。 その内訳は月刊誌が295億円で、同0.7%減、週刊誌は74億円で、同8.0%減。 返品率は書籍が33.1%、雑誌は45.1%で、月刊誌は46.1%、週刊誌は40.6%。 書籍の微増は前月の大幅減に加え、返品が減少したこと、雑誌のうちの月刊誌の微減は コミックス『鬼滅の刃』全巻の重版の影響による。 2月はコロナウィルスの感染拡大もあり、出版業界にどのような影響を及ぼしたのであろうか。 それは2月の書籍雑誌推定販売金額に反映されるはずだ。 1.出版科学研究所による19年度の電子出版市場販売金額を示す。 ■電子出版市場規模(単位:億円) 年201420152016201720182019前年比 (%) 電子コミック8821,1491,4601,7111,96

    tsysoba
    tsysoba 2020/03/01
    書店の閉店状況がきつい。あと、分析の正否は判断できないけど、日販の人事は少し気になる感じ。
  • 出版状況クロニクル141(2020年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム

    19年12月の書籍雑誌推定販売金額は1060億円で、前年比8.9%減。 書籍は509億円で、同13.1%減。 雑誌は550億円で、同4.6%減。 その内訳は月刊誌が470億円で、同4.2%減、週刊誌は80億円で、同6.6%減。 返品率は書籍が32.9%、雑誌は38.8%で、月刊誌は38.1%、週刊誌は42.7%。 書籍の返品率の大幅減は送品が少なかったことが要因で、推定出回り金額は前年比15.8%減。 雑誌と月刊誌の返品率が40%を割ったのは、19年においてこの12月が初めてである。 それはコミックの『鬼滅の刃』の新刊が初版100万部で刊行され、品切店が続出し、底上げされたことによっている。その結果、コミックは20%増となった。 1.出版科学研究所による1996年から2019年にかけての出版物推定販売金額を示す。 ■出版物推定販売金額(億円) 年書籍雑誌合計 金額前年比(%)金額前年比(%

    tsysoba
    tsysoba 2020/02/01
    雑誌の状況が辛すぎる。
  • 出版状況クロニクル140(2019年12月1日~12月31日) - 出版・読書メモランダム

    19年11月の書籍雑誌推定販売金額は1006億円で、前年比0.3%増。 書籍は537億円で、同6.0%増。 雑誌は468億円で、同5.7%減。 その内訳は月刊誌が394億円で、同4.3%減、週刊誌は74億円で、同12.4%減。 返品率は書籍が37.3%、雑誌は41.9%で、月刊誌は41.1%、週刊誌は45.8%。 ただ書籍のプラスは、前年の返品率40.3%から3%改善されたことが大きく作用しているのだが、書店売上は5%減であることに留意されたい。 雑誌のほうは定期誌の値上げが支えとなっているけれど、相変わらずの高返品率で、19年は一度も40%を下回ることなく、11月までの返品率は43.3%となっている。 1.出版科学研究所による19年1月から11月までの出版物推定販売金額を示す。 ■2019年 推定販売金額 月推定総販売金額書籍雑誌 (百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%)(百万円)前

    tsysoba
    tsysoba 2020/01/11
    『出版月報』2019年11月号の特集「図書館と出版の今を考える」は読まねば。みすずで初版1800部中、図書館は200か…。書籍の平均返品率3〜4割を考えると初動としては小さくないかもしれないけど。
  • 出版状況クロニクル137(2019年9月1日~9月30日) - 出版・読書メモランダム

    19年8月の書籍雑誌推定販売金額は850億円で、前年比8.2%減。 書籍は414億円で、同13.6%減。 雑誌は435億円で、同2.4%減。その内訳は月刊誌が359億円で、同1.2%減、週刊誌は75億円で、同7.5%減。 書籍の大幅減は7月に大物新刊が集中したこと、前年同月が3.3%増と伸びていたことによっている。 返品率は書籍が41.6%、雑誌は43.3%で、月刊誌も43.3%、週刊誌は43.4%。 トリプルで40%を超える高返品率となった。 いよいよ10月からは消費税が10%となる。この増税は出版業界にどのような影響を与えることになるだろうか。 1.8月の書店閉店状況は76店で、6月が57店、7月が33店だったことに比べ、増加している。 9月以降はどうなるのか、書店市場は予断を許さない事態を迎えているはずだ。 やはりチェーン店の閉店が続いているので、それらを挙げてみる。 TSUTAYA

    tsysoba
    tsysoba 2019/10/01
    某社決算についての記述を読んで、漫画への依存度の大きさを改めて認識。
  • 出版状況クロニクル136(2019年8月1日~8月31日) - 出版・読書メモランダム

    19年7月の書籍雑誌推定販売金額は956億円で、前年比4.0%増。 書籍は481億円で、同9.6%増。 雑誌は475億円で、同1.2%減。その内訳は月刊誌が384億円で、同0.1%減、週刊誌は91億円で、同5.4%減。 返品率は書籍が39.9%、雑誌は43.0%で、月刊誌は43.4%、週刊誌は41.3%。 書籍のほうは新海誠小説 天気の子』(角川文庫)が初版50万部で刊行された他に、東野圭吾『希望の糸』(講談社)、百田尚樹『夏の騎士』(新潮社)などの新刊が寄与している。 雑誌は定価値上げに加えて、定期誌『リンネル』(宝島社)などが好調で、コミックは『ONE PIECE』(集英社)の新刊発売にも支えられている。 例年は『出版年鑑』(出版ニュース社)の実売総金額も挙げてきたが、出版ニュース社が閉じてしまったので、それももはや提示できなくなってしまったことを先に付記しておこう。 1.出版科学研

  • 出版状況クロニクル135(2019年7月1日~7月31日) - 出版・読書メモランダム

    19年6月の書籍雑誌推定販売金額は902億円で、前年比12.3%減。 書籍は447億円で、同15.5%減。 雑誌は454億円で、同8.9%減。その内訳は月刊誌が374億円で、同8.0%減、週刊誌は80億円で、同12.9%減。 返品率は書籍が43.4%、雑誌は44.7%で、月刊誌は44.8%、週刊誌は44.4%。 5月に続いて、6月も大幅なマイナスで、2ヵ月連続の最悪の出版流通販売市場となっていることが歴然である。 まさに7月からの出版状況はどうなっていくのだろうか。 1.出版科学研究所による19年上半期の出版物推定販売金額を示す。 まず最初に出版科学研究所による1~5月期のデータに誤りがあり、書籍雑誌推定金額と雑誌推定販売金額が修正されていることを断わっておく。 2019年上半期の書籍雑誌推定販売金額は6371億円で、前年比4.9%減。 書籍は3626億円で、同4.8%減。 雑誌は2745

    出版状況クロニクル135(2019年7月1日~7月31日) - 出版・読書メモランダム
    tsysoba
    tsysoba 2019/08/01
    岩波へのツッコミが激しい。
  • 出版状況クロニクル132(2019年4月1日~4月30日) - 出版・読書メモランダム

    19年3月の書籍雑誌推定販売金額は1521億円で、前年比6.4%減。 書籍は955億円で、同6.0%減。 雑誌は565億円で、同7.0%減。その内訳は月刊誌が476億円で、同6.2%減、週刊誌は89億円で、同11.3%減。 返品率は書籍が26.7%、雑誌は40.7%で、月刊誌は40.7%、週刊誌は40.8%。 4月27日から大型連休が始まり、当然のことながら、書籍雑誌の送品は減少するだろう。 4月、5月はそれがどのような数字となって跳ね返るか、書店売上にどのような影響を及ぼしていくのかが、問われることになろう。 1.『出版月報』(3月号)が特集「文庫マーケット2018」を組んでいるので、その「文庫マーケットの推移」を示す。 ■文庫マーケットの推移 年新刊点数推定販売部数推定販売金額返品率 点増減率万冊増減率億円増減率 19954,7392.6%26,847▲6.9%1,396▲4.0%

    tsysoba
    tsysoba 2019/05/01
    取次における「雑誌送品」の占める割合の大きさを改めて認識。二大取次の協業に今回含まれなかったのは、独禁法対策の側面もあったりしないのかなあ。
  • 出版状況クロニクル129(2019年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム

    18年12月の書籍雑誌推定販売金額は1163億円で、前年比1.8%増。 これは16年11月以来の2年1ヵ月ぶりのプラスである。 書籍は586億円で、同5.3%増。双葉文庫の佐伯泰英の新刊『未だ行ならず』(上下)、ポプラ社の原ゆたか『かいけつゾロリ ロボット大さくせん』、トロル『おしりたんてい』シリーズなどの大物新刊が多かったこと、また返品率が改善されたことによる。 雑誌は576億円で、同1.6%減。その内訳は月刊誌が490億円で、同1.2%減、週刊誌は85億円で、同4.3%減。 返品率は書籍が35.0%、雑誌が39.7%で、月刊誌は39.1%、週刊誌は42.7%。 18年の最後の月は当に久し振りのプラスで年を越したことになるが、年末年始の書店売上動向は日販が4.3%減、トーハンは3.8%減である。 19年1月の販売金額と返品は、18年12月の反動の数字となるかもしれない。 1.出版科学研

    出版状況クロニクル129(2019年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム
  • 出版状況クロニクル128(2018年12月1日~12月31日) - 出版・読書メモランダム

    18年11月の書籍雑誌推定販売金額は1004億円で、前年比6.1%減。 書籍は507億円で、同1.5%減。雑誌は496億円で、同10.4%減。 雑誌の内訳は月刊誌が411億円で、同9.9%減、週刊誌は85億円で、同12.6%減。 返品率は書籍が40.3%、雑誌が42.3%。しかも月刊誌は41.9%、週刊誌は43.9%で、いうなれば、トリプルで40%を超える返品率となってしまった。 雑誌のほうは取次が送品抑制をしているし、書籍にしても同様だと推測されるので、この年末に及んでの高返品率は、さらに加速して出版物が売れなくなっていること、また書店の閉店が続いていることを告げていよう。 このような出版状況の中で、2019年を迎えることになる。 1.出版科学研究所による18年1月から11月までの出版物推定販売金額を示す。 ■2018年1月~11月 推定販売金額 月推定総販売金額書籍雑誌 (百万円)前年

    出版状況クロニクル128(2018年12月1日~12月31日) - 出版・読書メモランダム