日本経済新聞社は2010年2月24日夜、電子新聞「日本経済新聞 電子版」(関連記事)の発表に合わせて、「ネット時代のメディアとジャーナリズム」と題するパネルディスカッションを開催した。パネリストとして在米IT(情報技術)ジャーナリストの小池良次氏ら6人が登壇したほか、一般から募集したブロガーら約200人が出席した。 最初に日経新聞の担当者が電子版のコンセプトについてプレゼンテーションを実施。続いて、パネリストとして出席予定だったが急きょ欠席となった慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の古川亨氏のビデオメッセージが放映された。古川氏は「ビジネスモデルとして有償のものを確立しようとする取り組みは良いことだ」としつつ、「(単にネットで記事を配信するのではなく)“ネットワーク”が持つ本質を踏まえて取り組むべきだ。日経新聞だって間違った情報を流すかもしれない。ネットの読者はTwitter(ツ
電通が2009年(平成21年)日本の広告費を発表した。2009年の日本の総広告費は5兆9222億円、前年比11.5%減だった。新聞広告費は大きく減少し、インターネット広告費についに抜かれた。 予測されていたことだし、驚きはない。「湯川さんの予測通りになりましたね」と笑顔で話しかけてくれる人もいるが、どちらかと言えば気持ちは沈んでいる。「ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア」というぶっそうなタイトルの本を出したのが2003年。もう7年も前になるのか、と感慨深い。今読み返しても、当時の主張は今とほとんど変わっていない。 本が出た当初は、ずいぶんと新聞業界内で批判されたものだ。共同通信のベテラン編集委員からは「こんなタイトルの本を出す人間が業界内にいるとは信じられない」とまるでわたしが業界の裏切り者であるかのような書評を書かれた。警鐘を鳴らしたことが業界内で評価されることはほとんどなかっ
昨日、電通が発表した「日本の広告費」(電通のリリース、 PDF)で、インターネットが新聞を抜いたことが明らかになりました。その感想はブログに書きました(インターネットが新聞を抜く、電通が「2009年日本の広告費」を発表)が、新聞各社がどのように伝えたのかをまとめて見ました。 朝日と産経は1面で紹介、日経は3面(総合)、読売は2面(総合)、毎日は8面(経済)、東京は9面(経済)でした。各紙の見出しの大きさと記事の抜粋を紹介します。 朝日新聞:ネット広告費新聞を上回る(2段、図あり)『インターネット広告がはじめて新聞広告を上回り、テレビに次ぐ「第2の広告媒体」となった』 毎日新聞:ネットが新聞抜く 09年広告費全体では11%減(3段、図あり)『「広告主のネット広告への評価は着実に定着、浸透している」(電通)』 読売新聞:ネット広告費新聞上回る(囲み)『ネット広告費には、関連ホームページの制作費
ロイター通信が「AP通信がそんなにリンクや引用されるのが嫌なら、ブロガーはロイターの記事にリンクするといいよ」宣言 AP通信が今年の6月に、非商用の記事引用でも、5単語で$7.5(商用なら12.5ドル)の支払いをブロガーに要求したことから、英語圏ではニュースの引用やリンクとフェアユースについての議論が続いているようです。 引用に当たってはAPと利用契約を結ぶこととなるが、その中には「記事の中でAPや記者を批判してはならない。違反した場合は解約もありうる」」という条件があり、ニュース記事の短文引用は公正な利用であるとした公正利用(Fair use)権を無視したものだという批判が出ている。 米国:AP、引用語数で課金|STI Updates|情報管理Web それに対して、ライバルの通信社であるトムソンロイターズ・メディアの社長クリス・アハーン(Chris Ahearn)さんが、公式ブログに登場
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く