スマート工場の実現は世界の製造業のトレンドだ。AIロボット市場は大きな可能性を秘めている。この分野で米半導体大手エヌビディアと緊密に連携する台湾企業には明るい未来が待っている。特集『エヌビディア AI王者と台湾の黒子』(全7回)の最終回では、エヌビディア創業者ジェンスン・フアン氏“お気に入り”のAIロボットを製造する台湾企業の正体に迫る。(台湾「財訊」 尚清林、翻訳・再編集/ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之) エヌビディアの動画に登場した AIロボット製造で株価上昇 米半導体大手エヌビディアの公式ホームページには、工場での生産効率を高めてくれるAIロボットを紹介する1分半の動画が公開されている。そして、動画に登場するロボットを製造したのは、台湾の広明光電(クアンタ・ストレージ)傘下のテックマン・ロボット(達明機器人)だ。 鋭い投資家たちはすぐに大きなビジネスチャンスを感じ取り、5~6月