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ビジネスと自動車に関するttnumra432のブックマーク (5)

  • 日本のEVの未来を考える(後編)

    スマホの広告などでよく見かける「80%充電まで◯分」という表記には、実は深い意味がある。バッテリーというのは、最初から最後まで同じペースでは充電できない。完全にゼロから10%くらいまでの充電はものすごく時間がかかるし、80%からの残りの20%も同様に時間がかかる。急速充電できるのは、多目に見積もっても間の70%くらいなのだ。その枠を外れると、通常充電になり時間をものすごくう。 なので、前編で提案したガイドラインを実現するには、この急速充電枠を、どうやって10分で充電できるようにするかだ。 バッテリーの発熱との戦い 問題は発熱の処理にある。急速充電の大敵は熱で、発熱を放置するとバッテリーが壊れてしまう。だから冷却が必要だ。テスラはバッテリーを水冷にして冷却を行っている。日のメーカーに足りないのは、この急速充電時の冷却への対応だ。 クルマが止まっている状態で冷却しなくてはならないので、ファ

    日本のEVの未来を考える(後編)
  • 日本のEVの未来を考える(前編)

    EVの未来について、真面目に考える記事をそろそろ書くべきだと思う。今の浮ついた「内燃機関は終わりでEVしか生き残れない論」の多くは、欧州のプロパガンダに手も無く丸め込まれたか、フラットな振りをして実は単なるEVのファンの承認欲求だったりするものがほとんどだ。 反対に「EVのことなんてまだまだ考える必要ない論」もダメだ。情報を拒否して耳をふさぎ、EVの今を知ろうとしないで、内燃機関に固執し、ただ一方的に新しいものを否定するような議論には意味はない。現状を踏まえて、今何が足りないのか? そしてどうすれば日でEVが普及できるのかという話をしなければならない。 結論としては「日にEVを普及させる方法はある」と思う。例によって前後編と少し長いが、おつきあい頂けると幸いである。 バッテリーという製品の特徴 今、EVの普及を阻んでいるのは、詰まるところバッテリーである。バッテリーの何がという話になれ

    日本のEVの未来を考える(前編)
  • テスラの遠隔書き換え事件を解説する

    https://b.hatena.ne.jp/entry/s/japanese.engadget.com/jp-2020-02-08-ota.html ブコメでも「販売店がインフォテインメントを初期化し忘れたのかな?」なんて牧歌的なコメントが見られるので解説しておく。もっと邪悪なことが行われている。 三行でテスラはネット接続のナビにログインしないと使えない。 ナビの機能で車の動作や性能を遠隔で動作、追加、削除、ロックできる。 それを利用して中古車の市場価値を落とす行為が行われた。 構造はどうなっているのかドライバーが車に近寄って、カードキーかリモコンキーで車を開錠する(機械的な鍵穴は一切無い)と、普通の車なら車のセキュリティ装置とキーが相互に認証して終わりだが、テスラの場合は、そこから車がマイテスラアカウントにログインする。全てのテスラ車はマイテスラアカウントに紐づけられていて、必ずSIM

    テスラの遠隔書き換え事件を解説する
  • バッテリースワップ式EVへの期待と現実

    ちょっと疑わしい点はあるのだが、ひとまずパリ協定が覆ることがないとしよう。同協定が定める2050年の温暖化ガス排出規制予定値をクリアするためには、EV(電気自動車)の普及は欠かすことができない。だから、EVは必ず普及する。それは間違いない。ただし、世の中で騒がれているほど目前の話ではない。 EV普及のネックである、バッテリー充電待ち時間を短縮するアイデアの一つがバッテリースワップ。こちらは中国のNIOというメーカーのシステム(同社の動画より) EVの普及はいつ頃か? 何を持って普及というか? ひとまず、新車販売台数において、HV(ハイブリッド)やPHV(プラグインハイブリッド)を含む内燃機関(エンジン)搭載車の台数をEVが抜くことと定義するならば、2030年では全く無理で、インフラが整った先進国だけに絞っても、可能性が出てくるのは最速で40年以降になるだろう。理由は単純だ。バッテリーの増産

    バッテリースワップ式EVへの期待と現実
  • 「リーフ」の電池でビンテージカーが走る

    今年4月27日、横浜市都筑区にあるオズコーポレーションでビンテージカーのテスト走行が行われた。車は、BMW「Isetta(イセッタ)」。前方2輪、後方1輪の変形3輪自動車で、日にもファンは多い。この車が音もなく走る。なぜ、「音もなく」なのか。それは、この「Isetta」が電気自動車だからだ。 「心臓」は「リーフ」から移植 「Isetta」は1950年代半ばにイタリアの自動車メーカー、イソが生産したミニカー。ライセンスによりスペイン、ベルギー、フランス、ブラジル、ドイツ、イギリスでも生産された。中でも、ドイツBMWによる生産台数が圧倒的に多いため、「Isetta」=ドイツ車と誤解されることもある。 全長2.3m・全幅1.4m・全高1.3mという小さな車体。現在の規格では「軽」だが、この車が輸入された当時の規格がそのまま適用されているので、普通車扱いだ。一番の特徴はそのドアで、車体前面が冷蔵

    「リーフ」の電池でビンテージカーが走る
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