機が熟していた 女子団体で優勝し、表彰式で同胞らの大歓声に応えるコリアの選手たち=1991年4月29日、千葉・幕張メッセ【時事通信社】 平昌冬季五輪の女子アイスホッケーで韓国と北朝鮮の南北合同チームが結成された。政治情勢を見れば、成否は閉幕まで予断を許さないが、南北チームといえば、1991年世界卓球選手権千葉大会で結成された南北統一チーム「コリア」。女子団体で優勝を果たすなど、スポーツ交流の可能性を世界に印象付けた「コリア」の実現と成功の影には何があったのか。当時の日本卓球協会専務理事、森武さん(85)=早稲田大名誉教授=の話を聞きながら振り返った。 ◇ ◇ ◇ 91年2月12日、板門店で開かれた南北体育会談で、両国は4月の世界卓球と6月の世界ユースサッカー選手権(ポルトガル)に統一チームを結成して出場することで合意した。合意事項は、チーム名を「コリア」(英語表記「KOREA」)とする▽団
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