ホンダが今年度から始めた早期退職制度に、2000人以上が応募したことがわかった。国内従業員数の約5%にあたる人数で、電気自動車(EV)の開発加速などに合わせ、技術者などの世代交代を進める。 【写真】つぶらな瞳、ドライバーは「ぎくり」…「飛び出し坊や」の謎に迫る 対象は55~63歳の正社員で、4月から5月中旬まで募集していた。人数の目標は設定していなかった。応募者には、退職金を上乗せ支給し、再就職先を探す活動も支援する。 ホンダは2040年に世界で販売する新車の全てをEVと燃料電池車(FCV)にする目標を掲げている。一方で、ガソリン車を中心としてきた四輪事業は、利益率などが低迷している。次世代車の開発加速と、人員構成の見直しといった構造改革を並行して進める。