Point ・ギザの大ピラミッド建設に使われたとされる「傾斜システム」の遺構がエジプトの採石場にて発見される ・このシステムを用いれば、20°以上の急角度であっても巨大な石を運び上げることができる ・この発見が、長年考古学者を悩ませてきたピラミッド建設の謎を解明するための手がかりとなることが期待される 世界最大のピラミッドとして知られるギザの大ピラミッドですが、考古学者たちは、古代エジプトの人々がどのようにして巨大なピラミッドを建造したのか未だに全貌を明らかにすることができていません。 しかし最近、エジプト東部の砂漠の採石場において、彼らが4,500年前に巨大な石を引っ張り上げた設備が発見されたと話題になっています。考古学者らが採石場で発見したのは「傾斜路の遺構」であり、この発見により当時ピラミッド建設に用いられた設備や技術についての解明が進む可能性があります。 この設備は、両脇に階段のよ