企業の公式SNSアカウントは今や、企業イメージを左右する存在。特に拡散性の高いTwitterは、ツイート1つでバズを生み、バカ売れをもたらす場合も。半面、炎上のリスクも伴う。企業アカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載のトップバッターは東急ハンズ。第1回は開設の経緯や目的について聞いた。 東急ハンズの公式Twitterアカウント開設は2009年。開設10周年、おめでとうございます。人気企業アカウントの代表格にして老舗アカウントという立ち位置ですね。Twitter普及初期から始められて、勝算はあったんですか? そもそもどのような経緯で始まったのでしょう? ありがとうございます。すっかり「古株」であることだけが取りえになってしまって(笑)。始めた経緯ですが、「開設することでこんな成果が得られる」といった確たる理論、理屈があったわけではないんです。私(東急ハンズの中の人)は当時システム部門