駿河湾は湾口幅が56キロメートル、奥行が約60キロメートルあり、表面積は約2300平方キロメートル[1][3]。約60万年前にフィリピン海プレートに載った火山島であった伊豆半島が本州に衝突して駿河湾ができた[7]。湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界、その北端部である駿河トラフが湾の南北に通るために深度が深い。富士川河口部にあたる湾の最奥部では、海岸からわずか2キロメートル地点で水深500メートルに達する[8]。 伊豆半島や伊豆諸島から沖縄県の各諸島までは、太平洋の一海域であるフィリピン海であり、駿河湾もその一海域に含まれる。湾奥からは九州、台湾東岸沖まで水深1000メートルを超える海底峡谷が続く[4]。 駿河湾の一海域として、湾奥の沼津市沖のごく小さい海域が、内浦湾(北緯35度1分20秒 東経138度53分30秒)と江浦湾(北緯35度2分30秒 東経138度53分40秒)と