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ブックマーク / kihamu.hatenadiary.org (27)

  • 現代日本社会研究のための覚え書き――目次 - on the ground

    一応折り返したかなと思うし、テーマと順番がほぼ決まったので、目次を作ってみました。新しいものを書くに従って更新していきたいと思います。これまで、書いた順に通し番号を付けてきましたが、これを機に、新しくアップするものには番号を付けないことにします。目次に応じた番号を付けてもいいのですが、それだと混乱を招くと思うので。なお、網羅的にするために当は「科学/生命」も書きたいと思っているので入れてありますが、今のところ全然準備していないので、しばらくの間は書きません(書けません)。次回は政治か経済について書く予定でしたが、急きょ変更して、先に序論を書くことにします。随分前から放置したままにしているなどがホコリをかぶっているので。 序論  第1版 第2版 第1部 1.科学/生命 2.テクノロジー/メディア  第1版 第2版 3.経済/労働  第1版 第2版 4.家族  第1版 第2版 第3版 5.

    現代日本社会研究のための覚え書き――目次 - on the ground
    tukinoha
    tukinoha 2009/03/04
    これからプリントアウトして、じっくり読もうと思います。
  • 10代のための「民主主義とは何か」 - on the ground

    こんにちは。いきなりで申し訳ありませんが、これから民主主義の意味について話すことにします。決して短くはありませんが、あなたが民主主義について知りたいのなら、役に立てるはずです。ただし、ここでは10代のみなさんに向けて話すことにしますから、どうしても、とてもやさしく、ゆったりとした口調になります。それを小馬鹿にされているように感じるとか、まだるっこしいなどと思う人は、同じことを「大人向け」に圧縮して書いている「民主主義とは何か」を読んでください。そちらを読んでみて、もしわからないことがあれば、こちらに戻ってきて確認することをおススメします。あるいは、ここでの話をひととおり聞いた後で、もの足りないなと思ったら、あちらもあわせて読めば、より理解が深まるかもしれません。 言葉の意味――民主主義・民主政・デモクラシー さて、題に入りましょう。「民主主義」とは何でしょうか。何かを考えるときには、言葉

    10代のための「民主主義とは何か」 - on the ground
  • 民主主義とは何か - on the ground

    この記事は、「民主主義とは何か」「民主主義とは何か・補遺」を素材として加筆・修正を施したものです。 価値理念としての民主主義と区別される概念としての民主政とは、当該政治的共同体内における対等なメンバー間による討論と投票によって政治的決定を為す政治体制を意味する。民主政が最低限果たしている役割は、「人々の意見が対立する問題、しかも社会全体として統一した決定が要求される問題について、結論を出す」ことにある*1。一般に、基的人権を認められた個人は、自己に関わる事柄について、他者の不当な干渉や強制をはねつける自己決定の権利を持つとされる。だが、各人の意見や諸権利は対立することがあり、その対立が特に社会全体に関わる事柄である時には、統一的な決定がなされねばならない。その際、政治的決定手続きとして民主政が採用されることになるが、民主政における最終的決定手続きとして全員一致方式が採られることはあまり多

    民主主義とは何か - on the ground
  • 戦後アメリカの政治思想 - on the ground

    仲正昌樹『集中講義!アメリカ現代思想――リベラリズムの冒険』日放送出版協会(NHKブックス)、2008年 会田弘継『追跡・アメリカの思想家たち』新潮社(新潮選書)、2008年 米大統領選イヤーの今年はアメリカにまつわる書籍が多数刊行されたが、今回はその中で、戦後アメリカ政治思想ないし思想家に焦点を当てた上の二冊を採り上げたい。『集中講義』は、複雑な哲学的議論を一般向けに解り易く――かつ皮肉たっぷりに――解説する手腕に定評がある政治思想史家の書き下ろしであり、「自由」と「リベラリズム」を巡る様々な理論(フロム、ハイエク、アレント、ロールズ、リバタリアニズム、コミュニタリアニズム、ポストモダン思想、フェミニズム、多文化主義、ローティなど)の歴史的展開を、現実の政治や社会の動向との関連を明示しながら丁寧に解説している。 著者によれば、かつてアメリカはA.トクヴィルにその「非哲学性」を指摘され

    戦後アメリカの政治思想 - on the ground
  • かかわりあいの政治学2――個体の「本質」を疑う - on the ground

    (承前) 前回、何が「自分のこと」であるのかは、何が自分に「関係する」のかについての意識に依存していることを述べて、いわゆる「自己決定」原理が前提としている論理を抉り出して見せた*1。今回は、その関係の主体、意識する主体について、掘り下げて考えてみたい。丁度、roryさんに言及を頂いたのを契機に、少し前に気になった一節を思い出したので、それを足掛かりにしよう。 言語哲学の有力説によれば、名前(固有名)は、決して(それによって指示される個体の)性質についての記述に還元されえない。「大澤真幸」という名前は、「社会学者で、大学教員で、松の出身で……」といった、アイデンティティの内容を示す諸性質の記述に置き換えることはできない。理由は簡単だ。これら諸性質のすべてを失っても、大澤真幸は大澤真幸だからである。だから人は「大澤真幸が松出身でなかったならば」等のことを、いくらでも仮想できる。要するに、

    かかわりあいの政治学2――個体の「本質」を疑う - on the ground
    tukinoha
    tukinoha 2008/10/18
    どうしても納得できないが、上手く反論できる自信がない。
  • 「俗流若者論」批判は切れすぎる刀か - on the ground

    2007/06/26(火) 22:04:19 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-349.html 後藤和智(新・後藤和智事務所 〜若者報道から見た日〜)さんのインタビュー。 後藤和智さんインタビュー 前半@女子リベ  安原宏美--編集者のブログ 後藤和智さんインタビュー 後半@女子リベ  安原宏美--編集者のブログ 直接に気になったのは二点。 一点目は前半の冒頭で、宮台真司が随分あっさりと切り捨てられていること。これほど簡単に突き放すことは確かに一種痛快だが、それだけで済むなら誰も苦労はしない。特に宮台の「転向」の理由を経済状況に還元している部分の妥当性が疑問。見方それ自体としては面白いので、以下に引用しておく。 つい最近、仲正昌樹氏の『集中講義!日の現代思想―ポストモダンとは何だったのか 』を読んだのですが、これは非常に有益でした。なぜかとい

    「俗流若者論」批判は切れすぎる刀か - on the ground
  • 現代日本社会研究のための覚え書き――5.親密圏/人権 - on the ground

    「権利意識」の拡大によって社会が変わっていると主張すると、いかにも頼りないように見えるけれども、これぐらい大きく、それなりに幅広い文脈の中で主張すれば、説得力が出るだろうか。下の文章は、「自由と管理」などで言ったことを、もう少しきちんと言うため、でもあった(まぁシリーズ全体がそうなんだが、これは特に)。多分、あんまり増補の余地は無いな。次回は「セキュリティ/リスク」を書く予定。 女性の権利と公私の分離 近代化を支えた主要な思想は、人権の観念である。アメリカ独立戦争やフランス革命など、18世紀以降の政治変革の中で、ヨーロッパの幾つかの国では、「普遍的」な人権が市民の手に獲得されていった。だが、そこで人権の主体となった「人間」の範囲には、女性は含まれていなかった。人権思想が定着していくにつれて女性の不満も高まり、19世紀後半から女性の地位向上を主張する社会運動が盛り上がってくる(第一波フェミ

    現代日本社会研究のための覚え書き――5.親密圏/人権 - on the ground