今回は、学生人気が復活しつつある銀行ではどんな人が働いているのかをご紹介しています。 銀行から融資を受けたいとお考えの不動産オーナーの方にとっても、現在の銀行を知ることは少なからず何かの役に立つのではないかと思い記事にしていますが、銀行員という職業にご興味がある方にとっても役に立つかもしれません。 是非、ご一読下さい。 www.rakumachi.jp
![楽待不動産新聞に『「半沢直樹」はいない!? イマドキ銀行員の特性を「中の人」が解説』を寄稿しました - 銀行員のための教科書](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c1dfe3da509d112c9868f6c0d9fa98112cd154dc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fn%2Fnaoto0211%2F20240623%2F20240623123956.jpg)
6月は引っ越しシーズンが終わり、新居に引っ越した個人にとっては生活が徐々に落ち着いてくる時期でしょう。 日本では3~4月が主な引っ越しの時期です。 大学の入学、就職、転勤等々は大体この時期だからです。 引っ越しをする時にまつわるおカネとしては、何よりも新居の家賃が注目されます。また新しい家具、家電といったことも注目されるでしょう。 ただ、いざ引っ越しをしようとすると引っ越し代という「余計な」出費が基本的には避けられません。 今回はこの引っ越し代について少し確認しておきたいと思います。 引っ越し代の年別推移 単身の引っ越し代(月別) 家族がいる世帯の引っ越し代(月別) (参考)オフィスの引っ越し代(月別) まとめ 引っ越し代の年別推移 「引越し侍」という引っ越しの見積もりが可能なサイトがあります。 このサイトではアンケート形式で引越し定点調査というものを実施しています。現在、最新のものは20
皆さんは、今の日本の不動産マーケットについてどのように考えていらっしゃるでしょうか。 金利は上昇する見込みであり、不動産マーケットには悪影響があるはずなのに、なかなか不動産価格は下落しないとか、外資が日本の不動産を購入しに来ていると聞くが実際はどうなのか…など、気になることもあると思います。 日本銀行が定期的に発行している「金融システムレポート」は、日本の金融市場や資産市場の現在を理解するのに非常に役に立つ発刊物です。 今回は、この金融システムレポートから抜粋という形で日本銀行が日本の不動産マーケットや不動産金融について認識していることを確認していっています。 是非、ご一読下さい。 不動産向け融資の「蛇口」は閉まらない? 日銀「金融システムレポート」を読み解く |楽待不動産投資新聞
老後不安は誰にでもあるのではないでしょうか。 日本では、少子化が叫ばれ、政府の債務がGDP対比で他国を圧倒して悪いと言われ、悪い円安が問題視され、商品価格の改定のニュースが我々の周りに溢れています。 記憶に新しいところでは、老後2,000万円問題もありました。老後2,000万円問題とは、2019年に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書をきっかけとした老後の資金に関する問題です。老後30年間を過ごすには公的年金などのほかに夫婦で約2,000万円の貯蓄が必要との記載があったことから現実的に無理と論争が起きまいた。 このように日本医は老後の不安をあおるような情報が溢れています。 では、皆さんはご自身が老後にどの程度の収入があるかを把握しているでしょうか。皆さんは年金でいくらもらえるのでしょう。 日本では老後不安が叫ばれる割には、自分自身の年金額を把握していない方も多いよ
最近、円安という言葉を聞かない日はないのではないでしょうか? 2024年4月29日、外国為替市場で円安が進み一時1ドル160円を突破しました。これは34年ぶりの円安水準です。 2024年の年初は1ドル140円台だった円相場は、これまで円安が続き4カ月で20円も低くなりました。 筆者は、今年は円高になっていくことを年初に想定していました。年間の平均では1ドル130円半ばあたりと考えていたのです。しかし現実は全く違う姿となっています。筆者は金融の世界に20年以上関わってきています。それでも、わずか4カ月後の為替水準も予想出来ないのです。 では、プロと言われるような金融の専門家や金融機関等は為替水準を年初にどのように予想していたのでしょうか。今回は「金融の専門家が信じるに足る人たちなのか」について見ていきたいと思います。 各社の予想 所見 各社の予想 まずは、日本総合研究所(日本総研)の2024
日本銀行が金融システムレポートを発行しました。 この金融システムレポート は、金融システム全体の状況についての分析・評価を行うレポートで、日本銀行が原則年2回公表しています。 日本の金融システムの安定性を評価するとともに、安定確保に向けた課題について金融機関を含む幅広い関係者とのコミュニケーションを深めることが目的とされています。 この金融システムレポートにおいて改めて「不動産」が取り上げられています。 日本銀行は日本の不動産のどこに課題認識を持っているのでしょうか。今回は金融システムレポートの内容から日本の不動産の現在地について簡単に確認していきたいと思います。 商業用不動産価格 海外投資家の動向 銀行の状況 今後の不動産 商業用不動産価格 まずは以下のグラフをご覧ください。 (出所 日本銀行「⾦融システムレポート概要」) この2つのグラフが示しているのは商業⽤不動産市場では、⼀部に割⾼
先日の大相撲春場所をご覧になった方は多いではないでしょうか。尊高士が110年ぶりに新入幕力士による優勝を果たしました。前日には右足を負傷し車椅子に乗せられて緊急搬送されていたものの、千秋楽の土俵に上がり、相手力士を圧倒しての勝利でした。非常に明るいニュースであり、大相撲が更に盛り上がるのではないかと思わせられる場所でした。 この大相撲を運営する日本相撲協会の業績が回復しています。新型コロナウイルスによる影響が続いて30億円超の赤字だった前年度から、4年ぶりに黒字となりました。この要因は、新型コロナによる入場制限を撤廃したことで本場所の入場券収入が新型コロナ感染拡大前だった2019年度に比較して94%に戻った他、広告や物販収入の売り上げも貢献したと報道されています。 今回は普段なかなか目にすることのない日本相撲協会の決算について少し見て行きたいと思います。 資産 負債・正味財産 売上、損益
セレクトショップのTOKYO BASE が初任給を40万円にするというニュースをご覧になった方は多いのではないでしょうか。 賃上げの機運が高まる中で、筆者も「ついにアパレルがここまでやるようになったのか」「それだけ人手不足は深刻なのか」と思ったものです。ただ、その後すぐに初任給40万円というのは80時間分の固定残業代 (17.2万円)が含まれていることが明らかとなり、更に話題となったことは記憶に新しいところです。 今回は80時間もの固定残業代という給与のあり方の是非について少し確認していきたいと思います。 そもそもの問題点はどこにあるのか 固定残業代に関する判例 所見 そもそもの問題点はどこにあるのか 感情論としては初任給40万円と言いながら実際には残業代が含まれているのは、誇大広告のようなものだと感じる方は多いでしょう。 ただ、法律的には固定残業代というのは違法ではないと裁判例が出ていま
世界第3位の市場調査会社であるイプソスが 「ポピュリズムに関するグローバル調査2024年」を公表しています。 この調査では、既存の政治体制に対する国民の不満と、国を立て直すために指導者が「ルールを破る」ことを望む国民の意思等を調べています。 筆者は、ポピュリズム、すなわち大衆からの人気を得ることを第一とする政治思想や活動が世界中で拡がっているように感じています。これは世界中で既存政治への不満や社会への閉そく感、格差の拡大や固定化が背景にあるのでしょう。ポピュリズムは本来であれば大衆のための政治や活動のはずですが、実際には特定の人種やエリート等少数勢力などへの差別をあおる排外主義に結びつきやすく、攻撃的になりがちです。 先に挙げたポピュリズムによる調査では、日本の回答者が「日本についてどのように思っているか」も明らかにされています。日本の今後を占う上で参考となるデータだと思いますので、今回は
本年より新NISA がスタートしました。新NISAは様々な意味で投資がやりやすくなっており人気となっています。 このNISAで「何に投資するのか」「どのような金融商品を買うべきか」というところは特に投資の初心者ほど悩むところでしょう。 様々な媒体では、米国の優良企業を組み入れ銘柄とするS&P500か、全世界への株式に投資するオール・カントリーと呼ばれる投資信託のどちらかが良いとの議論がなされていますが、どちらが良いかの結論は特に出ていないものと思われます。 そこで、今回は二つの投資信託のどちらかしか選べないのであれば、どちらの商品が良いのかについて筆者の私見を述べたいと思います。 S&P500とは オール・カントリーとは S&P500かオール・カントリーか S&P500とは まず、S&P500と呼ばれる投資信託の内容を確認しましょう。 S&P500とは米国の代表的な株価指数の一つです。ニュ
日本のGDP (名日国内総生産)がドイツに抜かれ世界4位に転落したと大きく報じられています。日独のGDP逆転は1968年以来となります。 日本は2010年に中国に抜かれて以来、世界3位のGDPでしたが、ついに4位まで転落してしまったことになります。 なぜ日本はドイツにGDPでの逆転を許してしまったのでしょうか。今回は、日独のGDP逆転について少し確認してみたいと思います。 日独のGDP GDP逆転の理由 所見 日独のGDP 日本の2023年のGDPは591兆4,820億円でした。 一方でドイツのGDPは4兆1,211億ユーロでした。 両国のGDPは通貨が一緒ではありませんので、単純には比較できません。そのため、世界で最も使われている通貨であるドルに両国のGDPを換算して比較することが一般的です。 2023年の為替平均レートにおいてドル換算すると、日本は4兆2,106億ドルとなった一方で、ド
帝国データバンクが食品値上げの状況について発表しましたが、2月の食品値上げは1,626品目となっています。4ヵ月ぶりの1千品目台であり、更に4月は3千品目超えのラッシュの可能性があるとしています。今回は、家計に大きな負担を強いている食品の値上げ状況について少し見ていきたいと思います。 帝国データバンクの調査 東京都区部の消費者物価指数データ 今後の見通し 帝国データバンクの調査 帝国データバンクが発表した『「食品主要195社」価格改定動向調査-2024年2月』によると月別値上げ品目数の推移は以下の通りです。 2022年は2万5,768品目で、値上げ率は平均14% 2023年は3万2,396品目で、値上げ率は平均15% 2024年は4,556品目で、値上げ率は平均17%(年間では最大1~1.5万品目となる予想) 主要な食品メーカー195社における、家庭用を中心とした2月の飲食料品値上げは1,
中国の株価が大幅に下落しています。 日本や米国の株式市場は高値が続く一方、中国の株式市場では株安に歯止めがかかっていません。不動産不況の深刻化が主因となり、中国市場から投資マネーが逃げ出していると解説されており、中国の株式市場は1人負けの様相となっています。 中国の不動産市場は本当にもうダメなのでしょうか。 今回は、中国の不動産(住宅)について少しだけ確認してみたいと思います。 中国の住宅状況 中国の不動産は高過ぎるのか? 今後の中国の不動産市場 中国の住宅状況 まず、中国の中古住宅価格の推移と不動産の販売面積を確認しましょう。 (出所 ニッセイ基礎研究所「不動産バブルの日中比較と中国経済の展望」) 図表-1は国家統計局が毎月公表している70都市の中古住宅価格を基に、2010年12月を基準(=100)として、その後の推移を示したものです(ニッセイ基礎研究所作成)。 中古住宅価格は、2021
米証券取引委員会(SEC)が暗号資産(日本政府や当局は暗号資産と読んでいますが、仮想通貨の方が一般的な名称と思います)であるビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)の上場申請を初めて承認しました。 そして、1月11日から米資産運用大手のブラックロックやフィデリティ、アーク・インベストメンツ等が承認申請していたETFに加え、グレースケール・インベストメンツが求めていたビットコインで運用する未上場投資信託の転換ETFが米国の証券取引所で取引可能となっています。 仮想通貨やビットコインは「億り人」という言葉でも有名です。億り人とは仮想通貨や株取引で億単位の資産を築いた人のことを言います。それほどにビットコインは世に送り出されてから投機(投資)の対象となり、価格が上昇してきました。 今回ビットコインETFが米国で上場承認されましたが、そもそもビットコインETFとはどのようなものなのでしょ
年が明け辰年となりました。 2024年は能登半島地震があり、すぐに航空機事故がありと、年初から大きなニュースが相次ぎました。 今年はどんな年になるのか不安に感じた方も多いのではないでしょうか。 今回は、株式相場についての相場格言を確認し、今年を占ってみたいと思います。 相場格言 相場格言は当たるのか(2023年の振り返り) 辰年の株式相場 本年の相場 相場格言 相場や投資には経験則から生まれた格言があり、相場格言と言われます。 干支についても相場格言がありますが、これについては聞いたことがある方が多いかもしれません。 「辰巳(タツミ)天井、午(ウマ)尻下がり、未(ヒツジ)辛抱、申酉(サルトリ)騒ぎ、戌(イヌ)笑い、亥(イ)固まる。子(ネ)は繁盛、丑(ウシ)つまずき、寅(トラ)千里を走り、卯(ウサギ)跳ねる」 この相場格言が意味することは、辰年・巳年は株価が天井をつけ(これは高値で推移するこ
2023年が終わります。 皆様にとって2023年はどのような年だったでしょうか。 筆者にとっては本業の仕事が忙しくなり、ほとんどブログを書く時間が無い年でした。 コロナが明け、接待や飲み会が多くなり、労働時間も激増し、ブログに回せる時間は激減してしまったのですが、それでもブログではうれしいことがありました。 以下の年間ランキングをご覧いただくと分かるのですが、はてなブックマークの年間ランキングで筆者の記事が1位となりました。 hatenanews.com blog.hatenablog.com これもいつもお付き合い頂いている皆様のおかげです。 改めて御礼申し上げます。 本日は吉田類の酒場放浪記を年越しのお供に、たまにはゆっくりしたいと思います。 良いお年をお迎えください。
国立社会保障・人口問題研究所が2050年までの地域別の将来推計人口を公表しました。 2050年(30年後)の将来推計人口は、我々が住んでいる街が大きく変化せざるを得ないことを突き付けてきます。 人口統計は唯一といっても良いほど将来予測の精度が高いものです。自らにとって都合の悪い内容だろうと目をそらさずに認識しなければならないことを「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」は教えてくれます。 今回は、皆様と将来推計人口について簡単に見ていきましょう。 都道府県別総人口の推移 65歳以上人口の割合 市区町村別総人口の推移 所見 都道府県別総人口の推移 では、まずは都道府県別総人口の推移推計を見ていきましょう。以下の図をご覧ください。 (出所 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」) 時期と共に上図が黒っぽくなっていくことが分かるでしょ
早いもので、もう少しで2023年のクリスマスが到来します。2023年は久しぶりにコロナの影響が無いクリスマスです。街も少し華やぎ、人出も増えてきているように感じられるのではないでしょうか。 今年はどんなクリスマスになるのか、少し確認してみましょう。 ファミリーマートの調査 松屋の意識調査 今年のクリスマスは? ファミリーマートの調査 コンビニ大手のファミリーマートが、全国の15~69歳男女約30,000人を対象に2023年の「クリスマスに関する意識調査」を実施しました。 まず、「あなたは、今年のクリスマスをどのように過ごしたいと思いますか?」という問い(複数回答可)に対しては以下の回答となっています。 (出所 ファミリーマート「クリスマスに関する意識調査」) 「自宅でクリスマスディナーを食べる」が49.0%と最も多く、次いで「普段と変わらずに過ごす」が37.0%、「ホームパーティーをする」
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