放送局大手のTBSがアニメ事業の拡大強化に動く。TBSホールディングスの佐々木卓社長は2022年1月4日の新年挨拶で、アニメ投資の本格化を打ち出した。 グループ会社のアニメーション制作会社Seven Arcs(セブンアークス)に25億円を投資して、3Dや人材を強化する。グローバルに通用する高品質、ハイエンドな作品を制作する体制を構築する。 これはTBSが2021年に打ち出す中期経営計画「VISION 2030」の一環である。「VISION 2030」ではコンテンツ拡張戦略「EDGE」を掲げて、とりわけコンテンツ創出を強く打ち出している。 このなかで現在進む3つの主要なプロジェクトが「海外戦略のための新しい会社を作る」「緑山(横浜市)に“世界標準”に対応できるスタジオを作る」「アニメへの投資を本格化する」である。 セブンアークスは2000年に前身となる会社が設立された。アニメーション制作では