タグ

ブックマーク / nakamorikzs.net (10)

  • 本の「自炊」は何故衰退したのか - 空中の杜

    2010年頃でしょうか。「自炊」が流行った時期がありました。これは自宅で料理のほうではなく、書籍をドキュメントスキャナで取り込むほうのもの。その頃はIT系のニュースやブログで実際に書籍自炊について採りあげる人が多いものでした。そしてこのブログでも何年か前に自炊についてのことを書いています。 nakamorikzs.net しかし最近では、当時に比べてめっきり「自炊」について聞かなくなってしまったように思えます。最近自炊を扱った記事があったのですが、そこでも「過去のもの」として扱われていますし。 nlab.itmedia.co.jp そういえば、私も当時は毎日のように自炊をしていたものでしたが、一応まだスキャナはPCに繋がっているものの最近は埃をかぶりがちです。 では何故、書籍の自炊は衰退していったのでしょうか。 自炊はひたすらめんどくさい 電子書籍の普及 所有書籍の整理が一段落ついた 今で

    本の「自炊」は何故衰退したのか - 空中の杜
  • 「ゴルスタ」騒動の経緯、そして問題点は何だったのか - 空中の杜

    ここ数日、「ゴルスタ」という青少年を対象としたスマホアプリSNSが炎上しているというニュースがネットを騒がせています。 www.itmedia.co.jp これが炎上したきっかけは、運営が利用者のアカウントを取り消した際、復帰のために反省文を書かせたことが広まったのがきっかけとなっているようです。ただ、この件が炎上したのはもっと根深いところに要因があるように見えました。 そこでまずはこの一件の経緯を追いつつ、どこが問題だったのかについて、思い当たるところを書いてゆこうと思います。 「ゴルスタ」とは何か 炎上の経緯 炎上Twitterをきっかけに炎上(8月24~25日) 個人情報面の問題でさらに炎上(8月25~26日) ニュースサイトに掲載(26日) Twitterアカウント、サイト、そしてアプリ消滅(8月27日) 8月28日現在 問題点はどこにあるか 権限を握る「運営」が強権を発動する

    「ゴルスタ」騒動の経緯、そして問題点は何だったのか - 空中の杜
  • 育ってきた時代のIT環境の変化と世代間ネット意識の相違 - 空中の杜

    このような記事がありました。 www.buzzfeed.com 昔使っていたケータイを持ち寄って黒歴史を見ようというもの。昔の携帯サイトや写真なんかが出て来ます。まあ、「この程度で黒歴史と呼ぶとはおこがましい!」という感想をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、そんなもの未来永劫残り得るネットに載せられるはずなんぞないでしょう。 しかしこれを見て思ったのは、「ああ、学生の頃のログをネットで語れる世代がもう出て来ているのだなあ」ということ。だって、自分が学生時代にはまだケータイは普及していなかったので。 インターネットの格的普及開始から20年 年代別デジタル感覚(2016年版) ネットに対する意識の違い 世代における環境の違いを踏まえるべき 今後も何か劇的な変化で壁が生じるかもしれない インターネットの格的普及開始から20年 日でネットが普及し始めたのが1990年代後半、iモードが生まれ

    育ってきた時代のIT環境の変化と世代間ネット意識の相違 - 空中の杜
  • カクヨムの評価システムがはてな互助会と同じ問題を抱えている話 - 空中の杜

    カドカワとはてなが組んだ小説投稿サイト「カクヨム」が先日オープンしました。 kakuyomu.jp しかし、オープン当初から色々な意味で話題になっています。初日に話題になったのは以前富士見ファンタジア文庫のスレイヤーズ全盛期にドラゴンマガジンなどで著名だった作家さんが契約関係のことについて書いたり、それを追うようになんかどっかで見たようなペンネームの人が、その人の今の立場からの視点で書かれたように見える作品が投稿されていたりしたこと。とはいえこれらはその時に注目を集めるものでありましたが、カクヨムというシステムに大きく影響を与えたか、というとそうでもないと思います(まあ執筆の方向性で「あ、こういうのいいんだ」と多くの書き手に認識させてしまったところはあるかもしれませんが)。 しかし現在、ネットで別のところで色々問題と言われているところが発生しているという声が挙がっています。自分もちょっと使

    カクヨムの評価システムがはてな互助会と同じ問題を抱えている話 - 空中の杜
  • 創作物で表現される葬儀と現代の葬儀で異なる点 - 空中の杜

    先日葬儀に行ってきたというのは前回のエントリーで書きました。 nakamorikzs.net 葬儀は自分にとって(というか多くの人にとって)非日常のことなので、こういう機会に知ることは数多くあります。 そしてよく目にする映画やドラマ、マンガやアニメなどで見る典型的な葬式(日の場合は仏式葬)のシーンのとは、異なっているところも数多く発見することがあります。主に「昔(主に昭和)は行われていたけど、今は行われていない」というもの。 これは創作物における葬儀に限らず冠婚葬祭時事のイベントというものはある程度創作における「お約束」が出来てしまっているのが大きいかと思われます。そして昔定番であったものが、今でもそのような感じで残っているように描かれてしまうケースも多いのでしょう。もしくはその創作物自体が昔(昭和)のものであるとか。さらにマンガやゲームの場合は、それを書いている人が葬儀にあまり縁のない

    創作物で表現される葬儀と現代の葬儀で異なる点 - 空中の杜
  • はてなダイアリー時代の有名サイトについて振り返ってみる - 空中の杜

    小説家で2009年に早逝した伊藤計劃氏は、はてなダイアリーでブログを書いていました。当然ながらまだはてなブログが出来る前のことです。 なんかその記事のアーカイブ的なサイトが出来たようです。 ■http://keikaku.itoh-archive.com/ ※22017/10/13現在消滅しています ■参考:特設サイト「伊藤計劃記録 はてな版」オープン! はてなダイアリーの原版はこれからも残されるということなので。 さて、2007~8年当時のはてなダイアリーといえば私も一番更新していた時期で、当時はてな記法でセコセコと書いておりました。当時といえばブログブーム真っ最中かやや収まってきた頃で、世間でその代表的なものと広報されていたのはアメブロ、そしてそこの芸能人ブログ。 しかしこのはてなダイアリーはそれとは逆に有名人が多いというわけではなく(ネットでの有名人は除く)、伊藤計劃氏でさえはじめた

    はてなダイアリー時代の有名サイトについて振り返ってみる - 空中の杜
    turu_crane
    turu_crane 2015/09/28
    >「ちき」がつく人と間違えられたりする荻上チキ氏のとこ。/そんじゃーねーの人。あえて上と並べる。
  • ネットのまとめなどを利用した著作権違反ロンダリングの話 - 空中の杜

    ストックコンテンツの企画・商品開発を手がける株式会社アマナイメージズが有料で販売している画像が、他社Webサイトに無断で使用され損害賠償を請求した結果、著作権および著作権人格権、独占的利用権の侵害が認められ勝訴したという報告がありました。 ■クリエイティブ業務に関わる皆さまへ有料写真、インターネット上の無断使用で著作権侵害が認められ勝訴|プレスリリース配信サービス【@Press:アットプレス】 ■有料写真が無断使用されたアマナイメージズ勝訴 クリエイター側の損害賠償のハードル下げる画期的判決 - ねとらぼ これ、実はかなりいろいろな意味で注目すべき事案だと思います。とりわけ大きいのは裁判所判決のこの部分。 しかし,仮に,Eが件写真をフリーサイトから入手したものだとし ても,識別情報や権利関係の不明な著作物の利用を控えるべきことは, 著作権等を侵害する可能性がある以上当然であるし,警告を受

    ネットのまとめなどを利用した著作権違反ロンダリングの話 - 空中の杜
  • サークルチケット転売問題とかコミケ出禁あたりについての話 - 空中の杜

    コミックマーケット公式において、サークルチケット転売によりサークルの名前が公表、そしていわゆる「出禁」扱いになったことが話題となっております。 ■出展サークル専用通行証のネットオークションへの出品を行ったサークルの参加お断りについて 滅多にないコミケ出禁 何故サークルチケット転売に厳しい処分を科したのか 「ダミーサークル」の与える影響 オークション・取引サイトが対応してくれないが故 チケットが金銭的利益を持つことによる危険性 探られる対策 まとめ 追記 滅多にないコミケ出禁 私の記憶にある以上、コミケ歴史上、いわゆる「出禁」扱いにされた人はほとんどないので、それだけ思い切った行為ということになります。 今まで公式に「出禁」と表明されたのは米沢代表時代に反コミケで犯罪予告をしたサークル(これはカタログのコメントでそうした旨を書いてあった)くらい。 ※2015/8/16追記。あと沖縄リゾコミ

    サークルチケット転売問題とかコミケ出禁あたりについての話 - 空中の杜
  • ネットの記事はまず日付を確認しろという話 - 空中の杜

    最近、ネットで記事に目を通していると、デマの流れていない日のほうが少ないのではないかと思えるくらい、毎日のようにデマや誤報がネット上に流れています。 そういった情報が流れる過程というのは様々です。明らかに自分に有利な情報を流そうとしてデマを流すもの、もしくはただの愉快犯としてデマが流されるもの。またデマという意識はなくても、情報の経路におけるちょっとした行き違いで、結果として情報がデマとして流布されてしまう場合も存在します。 しかし、書かれていることは嘘ではないのにもかかわらず、結果デマとして流れてしまうパターンを最近見かけます。それは日付を錯覚させることで生ずるデマ。 インターネットのアーカイブ性故の時制誤認 まとめのズレが引き起こす誤認 画像も時間のズレによりデマとなり得る 何故、このような時制誤認が起きるのか 時制誤認が元ソースに与える影響 ネットの記事はまず日付を見よう インターネ

    ネットの記事はまず日付を確認しろという話 - 空中の杜
  • 2012年、2ちゃんねると2ちゃんねるまとめサイトの間で何が起こっていたのか(前編) - 空中の杜

    先日、以下のようなこのようなニュースがありました。 ■2ちゃんねるまとめサイトが一斉謝罪 広告料・代理店名など「カモフラージュ広告」の実態明らかに - ねとらぼ ■FC2ブログ全域に「2ちゃんねる転載禁止」発動か ひろゆき氏言及 - ねとらぼ さてこの2ちゃんねると2ちゃんねるのスレをまとめているブログ、すなわち2chまとめブログ(コピペブログ)というものについてのこのような騒動とは、2007年あたりで起きたアフィまとめブログ反発騒動以来の長い沈黙が嘘のように、今年に入って急激な流れが起きているように見受けられます。しかもそれは2ちゃんねるとの間だけではなく、周辺、たとえばSEO対策アフィリエイト、ブログサービスなどにおいてもまるで堰が決壊したように、運営するにあたって激動となっているように見受けられます。 そんなわけで、ここいらで流れを整理するために、これらまとめブログに起きた騒動を簡

    2012年、2ちゃんねると2ちゃんねるまとめサイトの間で何が起こっていたのか(前編) - 空中の杜
  • 1