輸入激減でカニが足りない 1月20日 19時00分 冬の味覚「カニ」。そのカニの最大の輸入先・ロシアからの輸入が先月以降、激減し、北海道内の専門料理店や水産物販売店では値上げを余儀なくされるなど影響が広がっています。まさに旬と言えるこの時期、カニの流通現場に何が起きているのか。札幌放送局の樽野章記者が報告します。 市場で「競り」ができない 今月中旬、道内外から水産物が集まる札幌中央卸売市場を訪れて驚いたのが、競りにかけられるタラバガニの数の少なさでした。 この日、競りのため市場に持ち込まれたタラバガニは40杯ほど。買いが集中し、競りは僅か2分ほどであっという間に終ってしまいました。 市場関係者によると、この日の入荷は最近ではまだよいほうで、全く入荷がなく競りが行われない日が続くこともあるということです。 年明け以降、例年の1割から2割ほどしか入荷していないということで、卸売業者の男性は