パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のイスラエル入植地エフラト近くにあるキャリバー3の射撃練習場で、2時間にわたる対テロ講座を受講する外国人観光客ら(2017年7月18日撮影)。(c)AFP/MENAHEM KAHANA 【9月10日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で、イスラエル人講師が見守る中、何人もの外国人が「撃て、撃て、撃て」と叫びながら手にした自動小銃を撃っている――だがこれは軍事訓練ではない。イスラエル軍の元兵士らが指導する「対テロ講座」だ。 受講していたのは、南アフリカからやって来た20人前後のユダヤ人観光客。標的は近くに設置された風船だ。 講師の一人、エイタン・コーエン(Eitan Cohen)さん(41)は受講者らに向かって、「訓練の目的は射撃の仕方を教えることではありません」「ここイスラエルにおける私たちのテロとの戦いについて理解してもらうことにあ