京都府警察本部の38歳の巡査長が、特殊詐欺の対策で知り合った70代の男性から現金およそ1200万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。 警察によりますと、京都市伏見区の交番に勤務していた去年11月、1人暮らしの70代の男性から現金1180万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。 特殊詐欺の対策として金融機関の多くは、高齢者が多額の現金を引き出そうとした際に警察に通報していますが、これまでの調べで高橋巡査長は、去年11月、こうした通報を通じて男性と知り合っていました。 警察によりますと、その後男性の自宅に出向き、「預かっておく」などと言って、家にあった現金だけでなく、改めて現金を引き出させていたということで、ことし4月に男性から相談を受けた警察が捜査を進めていました。 調べに対して、預かった現金について「投資に使った」