近年から、IP電話、IPカメラ、無線アクセスポイントの普及に伴い、PoE(Power over Ethernetの略称、下記PoEと呼ぶ)は大きな進化を遂げました。IoTの活用、新たな通信規格及びそれに基づいて開発されるスマートデバイスなどの分野において、PoEの普及と発展は加速していくと予想されます。これから、PoEの定義、規格、タイプ、構成について詳しくご紹介します。 PoE/PoE給電とはイーサネットで利用されるケーブルを用いて、給電及びデータ伝送を行う技術のことです。PoEを利用することで、Cat5、Cat5e、Cat6、Cat6aなどのイーサネットケーブルを通してデーだ通信を行い、IPカメラ、IP電話、PoE照明器具、他の電気製品への給電をすることができます。電力設備やデバイスごとに給電ソケットを設置せずに、PoEを通して簡単に室内外にある電気製品に電力を供給することができます。
