オーストラリア南東部の町ワンガラッタで、自宅周囲を覆い尽くした回転草を除去する住民。豪テレビ局チャンネル7が提供した動画より(2016年2月18日提供)。(c)AFP/CHANNEL 7 【2月19日 AFP】オーストラリア南東部の町で、「毛むくじゃらのパニック」と呼ばれる雑草が異常発生し、住民らを悩ませている。住宅は雑草で覆われ、除去するのに数時間かかる場合もあるという。 豪南東部ビクトリア(Victoria)州の町ワンガラッタ(Wangaratta)で異常発生しているのは、急速に成長する回転草(タンブルウィード)の一種。学名は「パニクム・エフスム(Panicum effusum)」で、地元では「ヘアリー(毛むくじゃらの)パニック」の通称で呼ばれている。 黄色くふわふわした見た目のこの草には毒があり、羊が食べると死ぬこともある。同国の在来種で、乾燥した暑い夏が来るとよく風に吹かれて飛んで