クリスマスが終わりました。楽しく過ごされた方も多かったことでしょう。さて今日から始まる第六十五候「麋角解」の「麋」(さわしか)の字は見慣れませんね。漢和辞典で調べると「トナカイ」とあります。クリスマスの大仕事を終えるとトナカイの角が落ちるっていうこと? 果たしてトナカイが昔から日本にいたのかな? 調べてみると漢字では「馴鹿」があててありアイヌ語から来ているようです。鹿は日本のほぼ全土に生息しており大きさもさまざま。「麋」は北の寒い地域にいる大きな鹿と解釈してよさそうです。ところでご存じですか? 鹿は1万5千年前の縄文時代から日本人にとって身近な動物だったんです。「神の使い」ともいわれるようになった鹿はどんな動物なのでしょう。興味が湧いてきました。ちょっとおつき合いください。 狩猟と漁労が生活の基盤だった縄文時代や、稲作が伝えられて定住が始まった弥生時代に人々がどんな生活をしていたか? 全国