世界で最も知られるミステリー文学賞の一つ、英ダガー賞の翻訳部門に王谷晶(おうたにあきら)さんの「ババヤガの夜」(英題「The Night of Baba Yaga」、サム・ベットさん訳)が日本の作品…

世界で最も知られるミステリー文学賞の一つ、英ダガー賞の翻訳部門に王谷晶(おうたにあきら)さんの「ババヤガの夜」(英題「The Night of Baba Yaga」、サム・ベットさん訳)が日本の作品…
お知らせ 文庫 お知らせ - お知らせ 会場での受賞スピーチを速報! 日本人初の快挙! 王谷晶『ババヤガの夜』が、世界最高峰のミステリー文学賞・ダガー賞〈翻訳部門〉受賞! 河出書房新社 2025.07.04 日本時間7月4日(金)早朝、英国推理作家協会は、2025年のダガー賞〈翻訳部門〉の受賞作として、王谷晶『ババヤガの夜』英訳版(The Night of Baba Yaga/翻訳:Sam Bett/Faber & Faber刊)を発表しました。 王谷さんの受賞は日本人として史上初、アジアの作家としても史上2人目の快挙です。 ダガー賞は1955年に創設された、英国推理作家協会(CWA)が主催する、ミステリー小説・犯罪小説に贈られる権威ある文学賞。その中のひとつである翻訳部門(Dagger for Crime Fiction in Translation)は、英語以外の言語で書かれ、英国で出
作家自身は、どんな「本屋のお客」なんだろう?そしてどんな「本の読者」なんだろう? そんな疑問を、作家の方々に直撃インタビューです。 作家の読書道 第256回: 王谷晶さん ノベライズやキャラクター文芸を発表した後、2018年に刊行した短篇集『完璧じゃない、あたしたち』で注目を集め、2020年刊行の『ババヤガの夜』は日本推理作家協会賞の長編部門の候補にも選出された王谷晶さん。本があふれる家で育ち、学校に行かずに読書にふけっていた王谷さんに影響を受けた作品とは? 20代のご本人いわくの「バカの季節」、作家デビューの経緯などのについてもおうかがいしました。 『野ばらの村のおひっこし (野ばらの村の物語シリーズ 8)』 ジル・バークレム,こみや ゆう 株式会社出版ワークス 1,760円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 『星の王子さま (新潮
すぎもとたつき(杉元樹/스기모토 타츠키/Tatsuki Sugimoto) @TatsukiSugimoto Asian,Japanese. Fav: 短歌・漢詩・古典・音樂・らくがきetc… ワジブン(和字文)正字正假名。短歌集【kakuyomu.jp/works/16818622…】漢詩集【kakuyomu.jp/works/16818622…】 https://t.co/mFCg3P3hfZ すぎもとたつき(杉元樹/스기모토 타츠키/Tatsuki Sugimoto) @TatsukiSugimoto 恥を忍んで皆さまにご教示を乞いたいのですが、こういう日本古典の基礎知識はどのように学べばいいのでしょうか? 源平、赤穂浪士、勧進帳などは知っていましたが、その他の(とくに教科書や国語便覧にはのっていない)ものは、ぜんぜん知りませんでした…… よき入門書などはありますでしょうか? x.
北海道や徳島など地方で継承されてきた人々の営みを、科学の視点を通して物語る短編集「藍を継ぐ海」で第172回直木賞に選ばれた伊予原新さん(52)が15日夜、東京都内で記者会見を行った。インスピレーションの源が科学研究の世界にあるといい、「科学ですけど、面白いので読んでみてという気持ちでいます」などと話した。 一問一答は以下の通り。 --今の気持ちは 「くすぶっていた地球科学研究者だった自分が、ひょんなことから小説を書き始めて、こんなところにきてしまった。不思議な気持ちです」 --小説で科学を扱う難しさは 「科学的な事実そのものよりは、人間的なところをきちんと描くと科学的な事実も色鮮やかに読み取っていただくことが多いということを最近は考えています。科学的な記述部分をどのようにしたら飽きずに読み飛ばさずに読者を引っ張り続けられるか。前作、前々作の短編集でもずっとやってきたことなので、完全ではない
1-01「オン・ザ・ロード」ジャック・ケルアック 青山南訳★★確かこれが初めて読んだビートニック文学の一つだった。車でアメリカ大陸の各地を巡っては行き当たりばったりの旅をする話で終わりも尻切れトンボ、「なんだこりゃ」とひっくり返りながら読んだ。だが、こいつら一生そのまま放浪するんだろうなという感じがあっていい。ちなみに、これ以降も細部には触れないとはいえネタバレをガンガンかましてくので嫌な人は読まないでほしい。あと、この文章は半ばが自分語りというか、酔っ払いが管を巻いているようなものだと思っていただきたい。そもそもこの感想だってほとんどが曖昧な記憶と印象を頼りに書いているのであり、いたっていい加減なものだ。そもそも、僕は正規の文学教育を受けていない、一介の理系のアラフォーのおっさん、文学少年崩れに過ぎないのである。 ところで、これを薦めてくれた友人は「ブローティガンを読むといい」と教えてく
PHOTO ©Paik Dahuim 光と糸 ハン・ガン 去年の1月、引っ越しのために倉庫を整理していたら、古い靴箱が一つ出てきた。開けてみると、幼年期につけていた日記帳が10冊あまり入っていた。表紙に「詩集」と鉛筆で書かれた薄い中綴じの冊子を見つけたのは、その日記帳の束の間からである。A5サイズのざら紙5枚を半分に折り、真ん中をホチキス止めした小さな冊子。題名の下には二本のくねくねした線が並べて引いてある。左から上がってくる6段の階段状の線と、右へ下っていく6段の階段状の線。表紙絵のつもりだったのだろうか? または単なる落書きだろうか? 冊子の裏表紙には1979という年度と私の名前が、中には合計八篇の詩が、表紙の題名と同じ鉛筆の筆跡できちんと書かれていた。ページの下にはそれぞれ違う日付が時系列で記入されている。八歳の子供らしい無邪気な拙い文章の中で、4月の日付がついた詩が一つ、目にとまっ
ラングストン・ヒューズ(Langston Hughes、1902年2月1日 - 1967年5月22日)は、詩・小説・戯曲・短編・コラムなどに活動したアメリカの作家である。ハーレム・ルネサンスの指導者とも呼ばれる[1]。 それまでアメリカ白人作家によって描かれてきたアフリカ系アメリカ人のステレオタイプ(ひたすら従順・あるいは野蛮で知性に欠ける、など)とは異なり、黒人自身の視点からブラックアメリカ文化・風俗を提示することにより普遍的人間像を描いた。 ミズーリ州にてアフリカ系のみならず、ユダヤ系[2][3]やネイティブ・アメリカン[4]などが混血した一家から生まれる。幼少期に両親が離婚し、父は人種差別の激しかったアメリカ合衆国を出てキューバ、後にメキシコへ渡った。その後カンザス州の祖母から黒人の伝統口承文学を多く聴かされ育てられる。祖母の死後は両親の友人に引き取られることとなった。幼少期の生活環
Han Kang delivered her Nobel Prize lecture in literature on 7 December 2024 at the Swedish Academy in Stockholm. She was introduced by Mats Malm, Permanent Secretary of the Swedish Academy. English English (pdf) Swedish Swedish (pdf) Korean Korean (pdf) © THE NOBEL FOUNDATION 2024 General permission is granted for the publication in newspapers in any language after December 7, 2024, 5:00 p.m. CET.
第9回 斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある"声"のはなし」前編 2024.11.22更新 2024年のノーベル文学賞受賞者は、韓国の作家ハン・ガンさんでした。今、韓国文学はこれまでに増して世界的注目を集めています。 ハン・ガンさんの作品を最も多く日本語に訳してきたのが、翻訳者の斎藤真理子さんです。 斎藤さんは、今年8月に上梓した『隣の国の人々と出会う』(創元社)のなかで、韓国文学を深く知り味わうためのキーワードとして、「ソリ=声」という言葉をあげています。 人間には、言葉(マル)にも文章(クル)にも託せないものがあって、ハン・ガンはそのことを知っているからこそ小説を書いているのだと思う。(...) 言葉(マル)や文章(クル)の背景には膨大な声(ソリ)の層がある。 ――『隣の国の人々と出会う』より 一部表記を変更 文学の言葉に揺さぶられるとき、そこに言葉以前の「声」がある
ためし読み ためし読み - 文庫 ノーベル文学賞受賞記念! ハン・ガン『すべての、白いものたちの』無料公開 ハン・ガン 2024.10.21 2024年のノーベル文学賞は、韓国の作家 ハン・ガンさんに授与されることが決まりました。アジアの女性としては、はじめてのノーベル文学賞受賞者となり、世界中で大きなニュースとなりました。 日本でも大変人気のある作家で、多数の著作が刊行されています。 河出文庫から刊行中の『すべての、白いものたちの』は、アジア初のブッカー国際賞を受賞した『菜食主義者』(cuonから2011年に邦訳刊行)に続き、2度目のブッカー国際賞候補となったハン・ガンさんの代表作です。詩的に凝縮された言葉で書かれた本書は、個人の痛みのむこう側に横たわる歴史的・普遍的な痛みという、著者のテーマがストレートに表れている作品です。 このたび、受賞決定を記念し、本作の冒頭を無料公開いたします。
世界文学を代表する作家のジェイムズ・ジョイスさんが最後に遺した作品『フィネガンズ・ウェイク』が、電子書籍化して9月27日(金)より発売開始となった。 『フィネガンズ・ウェイク Ⅰ・Ⅱ』が6930円(税込)、『フィネガンズ・ウェイク Ⅲ・Ⅳ』が5390円(税込)となる。 原典の発表から100年、日本語での全訳完結から30年を記念して、3月に復刊を発表。8月26日に満を持して河出書房新社から復刊を果たした『フィネガンズ・ウェイク』が、ついに電子書籍として楽しめるようになった。 【画像】電子書籍化した『フィネガンズ・ウェイク』の書影ジェイムズ・ジョイスによる圧倒的難解小説『フィネガンズ・ウェイク』 日本では柳瀬尚紀が完訳『フィネガンズ・ウェイク』は、アイルランドの作家で、20世紀の世界文学を代表する作家の一人、ジェイムズ・ジョイスさんが手がけた代表作の一つ。執筆開始から約17年を経た1939年5
つい最近、衝撃的な事実が明らかになった。 ロシアの翼賛的な愛国詩人だと思われていたゲンナジー・ラキーチンなる男が、じつは、正反対の立場、つまり反戦の活動家グループによって考案された架空の人物で、しかも、ラキーチン作と見なされていた「Z詩」(ロシアのプロパガンダ詩)が、1930〜40年代に書かれたナチ・ドイツの愛国詩をロシア語に翻訳したものだったというのである。 ラキーチンは、モスクワ大学文学部を卒業した49歳の教師という触れこみで、2023年7月よりロシアのSNSに詩を発表しはじめた。ただし、詩の作者が誰なのかについては言及しなかった。内容は、戦意高揚、自国礼賛、指導者崇拝など。翻訳に際しては原文の「ドイツ」を「ロシア」に変えるなど、最低限の変更しかしていないという。中には、ナチ映画の中で最も反ユダヤ的だといういわく付きの映画「ユダヤ人ズュース」の脚本を手がけたエーベルハルト・メラー(19
本キットは池澤夏樹氏の著書『ブッキッシュな世界像』(白水社)や『世界文学を読みほどく―スタンダールからピンチョンまで【増補新版】―』(新潮選書)に収録され、『百年の孤独』の文庫化に際して再編集したものです。ゴシック体で示したページ数は新潮文庫版のものです。物語の結末が記されていますのでご注意ください。〔 〕内は池澤氏が便宜的に登場人物に割り当てた識別子または注です。(新潮文庫編集部) © Natsuki Ikezawa. All Rights Reserved. PDF版ダウンロード マコンド〈百年の歴史実話・抄〉―豚のしっぽがやってくるまで― 9 アウレリャノ・ブエンディア〔大佐〕、銃殺隊を前に、氷を見た日を思う。 9 「マコンドも当時は……小さな村だった」〔つまりホセ・アルカディオ・ブエンディアの若かった当時〕まだものに名前がなく、いちいち指さしていた。メルキアデスたちが毎年三月に来る
『琵琶行』は白居易・白楽天(居易が名前、楽天は字)の代表作の1つです。琵琶の音色を詩句に置き換えた表現がみごとです。 ここでは『琵琶行』の原文・書き下し文・現代語訳・解説・作者である白居易の紹介をしていきます。 『琵琶行』の原文 琵琶行 並序 元和十年、予左遷九江郡司馬。明年秋、送客湓浦口、聞舟中夜弾琵琶者。聴其音錚錚然有京都声、問其人、本長安倡女、嘗学琵琶於穆曹ニ善才。年長色衰委身為賈人婦。遂命酒使快弾数曲。曲罷憫然自叙少小時歓楽事、今漂淪憔悴、徒於江湖間。予出官二年恬然自安感斯人言是夕始覚有遷謫意。因為長歌以贈之。凡六百一十ニ言、命曰琵琶行。 (以下長いので4段に分けます。この区切りは原文にはありません) (第1段) 潯陽江頭夜送客 楓葉荻花秋瑟瑟 主人下馬客在船 挙酒欲飲無管絃 酔不成歓惨将別 別時茫茫江浸月 忽聞水上琵琶声 主人忘帰客不発 尋声暗問弾者誰 琵琶声停欲語遅 (第2段)
米歌手テイラー・スウィフトさん/Ashok Kumar/TAS24/Getty Images for TAS Rights Management (CNN) 米家系調査支援企業アンセストリーは5日までに、米人気歌手テイラー・スウィフトさんが19世紀の著名詩人エミリー・ディキンソンの遠い親戚であることを示す証拠を発見したと明らかにした。 アンセストリーはインスタグラムで「落ち着かないといけないのですが、こんなビッグニュースにどうしたら落ち着けるのでしょうか」とした上で、スウィフトさんとディキンソンが遠い親戚だと明らかにした。 CNNはスウィフトさんの代理人にコメントを求めている。このニュースは米NBCで最初に報じられた。 ディキンソンは1830年から86年まで生きた。「わたしが死のために止まれなかったので」「希望は羽をつけた生き物」などの詩で知られる。 アンセストリーによると、スウィフトさん
本棚から東大教員の長年にわたる知の蓄積の一端が垣間見えるのではないかー そんな思いから生まれた新連載「東大教員の本棚」。初回は東大の研究者の間でも大変な蔵書家として知られ、「東大教授の本棚」という企画ならまずはこの人にと推薦された東大東洋文化研究所(以下、東文研)の大木康教授。しかし、大木教授の専門は「馮夢龍(ふうぼうりょう)」。聞いたことがあるという人は少ないだろう。この文学者を研究するのになぜそれほどの本が必要だったのか。来年の定年退職を前に、本を切り口として、研究人生について語ってもらった。 (取材・宮川理芳 撮影・臧喜来) 『三国志』も『雨月物語』も 馮夢龍は明代の出版文化のキーパーソン ━━先生の専門は明代の文学者・馮夢龍ですが、この作家は日本ではそれほど知られていないようです。どんな人ですか 知名度が低いのは私の力不足かもしれません。でも実はかなり広く影響力を持った人物でした。
2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入
序 その昔この広い北海道は,私たちの先祖の自由の天地でありました.天真爛漫な稚児の様に,美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は,真に自然の寵児,なんという幸福な人だちであったでしょう. 冬の陸には林野をおおう深雪を蹴って,天地を凍らす寒気を物ともせず山又山をふみ越えて熊を狩り,夏の海には涼風泳ぐみどりの波,白い鴎の歌を友に木の葉の様な小舟を浮べてひねもす魚を漁り,花咲く春は軟らかな陽の光を浴びて,永久に囀(さえ)ずる小鳥と共に歌い暮して蕗(ふき)とり蓬(よもぎ)摘み,紅葉の秋は野分に穂揃うすすきをわけて,宵まで鮭とる篝(かがり)も消え,谷間に友呼ぶ鹿の音を外に,円(まど)かな月に夢を結ぶ.嗚呼なんという楽しい生活でしょう.平和の境,それも今は昔,夢は破れて幾十年,この地は急速な変転をなし,山野は村に,村は町にと次第々々に開けてゆく. 太古ながらの自然の姿も何時の間にか影
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