ベンドルフ郊外のザイン城 ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン家(Haus Sayn-Wittgenstein-Sayn)は、ドイツ・ラインラント地方の諸侯家門ザイン=ヴィトゲンシュタイン家の分枝。この家名を冠した家系には、19世紀前半に絶えたものと、現在も存続しているものの2つの系統が存在する。 歴史[編集] ザイン伯領を治めるザイン=ザイン家が1606年に絶えた際、傍系のザイン=ヴィトゲンシュタイン家の次男であるヴィルヘルム3世(1569年 - 1623年)が、1591年にザイン=ザイン家の女子相続人アンナ・エリーザベト(1572年 - 1608年)と結婚していた縁により、ザイン伯爵領を受け継いだ。ヴィルヘルム3世の系統はザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン家と呼ばれたが、夫妻の孫息子ルートヴィヒ(1628年 - 1636年)がわずか7歳で死去すると、ザイン伯爵領の相続問題が起きた。