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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (23)

  • 「教えて下さってありがとうございました!」と「悪いということを知らなかったんだから」 - ohnosakiko’s blog

    大学の授業内で時々ミニレポートを書かせ、その提出をもって出席票に替えている。その日、家に帰って80人あまりの学生のミニレポートを読んでいたら、ほぼ同じ内容のミニレポートが続けて四枚出てきた。内容もそっくりなら書体もまるでそっくり。すぐに、これは全部一人の学生が書いたなと感じた。 おそらく、四人の中で一番文章量の多いAさんが「主犯」。あらかじめ頼まれていたAさんが、欠席している残りの三人の分も書いたのだ。そして次回は、その三人の中の誰かが「主犯」を引き受けるのだろう。他の学生の出席票も書いて出すとか、代返をするとかと同じ、昔からある大学生の不正互助行為である。 にしても、それを堂々とやっているのにちょっと驚いた。普通はバレないよう、内容や言葉遣いや書体を多少は変えるものだ。これでは「見つけて下さい」と言っているも同然。自分のも含めて四人分を時間内に書かねばならないということで、小細工している

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  • 美少女は、男にとってはもちろん女にとっても「異性」 - ohnosakiko’s blog

    Love Piece Club - 美少女はよくてイケメンはダメ!な日のメディア。AKB総選挙報道から見えるもの。から抜粋。 AKB48の報道を見て腹立たしいのは、いかに男が自分の欲望にだけ寛容かということが伝わってくるから。
自分が「良い」「かわいいっ」って思うものは、世の中も多くの人も同じように思っている、という無邪気なまでの自己肯定感。男性評論家がマジメな顔をしてアイドルを論じ、新聞も雑誌も取り上げる。
いいですよ。きっとアイドルは真面目に評論するに値するものなのでしょう。 では、「イケメン」はどうでしょうか。
「たかがお前(女)の好みだろ」「それが報道すべきことかよ」と切り捨てていませんか?
なぜ、女の欲望だけ、こんなに手厳しいんでしょうか。
AKB48がイヤなんじゃない。自分たちの欲望だけでなく、女性の欲望にも、もっとやさしく、敬意を払ってほしいと言っているだけです。 自分のブ

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  • 高学歴女子が新・専業主婦を目指す時代 - ohnosakiko’s blog

    かつて斎藤美奈子は『モダンガール論』の中でこう言った。「女の子には出世の道が二つある。立派な職業人になることと、立派な家庭人になること。職業的な達成(労働市場で自分を高く売ること)と家庭的な幸福(結婚市場で自分を高く売ること)は、女性の場合、どっちも「出世」なのである」。 「立派な職業人」とは古い言葉で言えばキャリアウーマン、「立派な家庭人」とはここでは、上昇婚で果たされるゆとりある専業主婦を指す。このが出たのは2000年。今でもこの命題は有効なのだろうか。 少なくとも高学歴女子に関しては、まず何をおいても「立派な職業人」になり「職業的達成」を果たすのが生きる道だという認識が持たれてきた。高い学歴の中で身につけた専門知識と技術を武器にキャリアアップし、結婚しても仕事をやめず家事・子育ては夫と完全分担。実現できるのはごく一部の人だとしても、結婚を志向する高学歴女子の目指すべき「理想」のライ

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    tweakk
    tweakk 2014/03/06
    「『天然生活』と『VERY』を混ぜたような、”丁寧な暮らし”と”適度なクラス感”が同居しているような、「幸せ」オーラ」
  • 「偉い男」ほど厄介なことになる - ohnosakiko’s blog

    父が入居している有料老人ホームの、介護士の人に聞いた話である。 「施設に入って認知症が急速に進むのは、女性より男性です。その中でも多いのが、会社の社長さんとか学校の先生。社会的には「偉い立場」で、ずっとこれまで自分が指図する側で来た人ですね。それが、環境が変わって人から看てもらうようになった時、気持ち的に自分の立場を受け入れられなくて、おかしくなってしまう」。 そうでしょうとも‥‥と、父を見ていて思った。 社長さんはどうなのか知らないが、教師は現在、大昔に言われたような「偉い人」ではない。「先生」が「先生」というだけで一応尊敬の眼差しで見られた時代は、とうに過ぎ去った。でも今、老人ホームにいる人は「先生がまだ偉かった時代」を生きてきた人である。89歳の父はまさにその典型だろう。 高校教師を長年勤め、頭のてっぺんから足の先までガチガチの先生気質だった父。家族の上にも父親兼教師として君臨してき

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  • ヤンキー、ニューエイジ、ラッセン(そしてアート‥‥) - ohnosakiko’s blog

    8/29下北沢B&Bでのトークイベントにお越し下さった皆様、どうもありがとうございました。 満員のお客さん&著名な論者とのトークという緊張で、自分の喋りが時間に追われた時の講義のように早口(そしてところどころ日語崩壊?)になっていた点を含め個人的にはいろいろ反省点もありますが、概ね楽しんで頂けたようで良かったです。 Togetterに実況が上がっています。発言の骨格はだいたい拾って下さっている印象。多謝>misonikomiodenさん 『ラッセンとは何だったのか?』  出版記念  いま、ここからのラッセン 実況ツイート もちろんこれだけだとわかりにくいところもありますので、主にラッセンとヤンキー問題について、解説と個人的な感想がてら書いておきたいと思います。長いです。 ラッセン・ヤンキー論 話は5年前に遡る。2008年のブログ記事『ラッセンとは何の恥部だったのか』は、『アーティスト症候

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  • 姪の話 - ohnosakiko’s blog

    祖父の見舞いがてら、関東方面から名古屋に来た姪(映画の勉強中で服が大好きな19歳)のおしゃべり。 「桐島、部活やめるってよは2回観た、映画観た後トイレに入って他のお客の喋ってるの聞くの、なんかよくわかんなかったねって言い合ってる子たちいたけどただの娯楽映画観るみたいに観てたってわかんないでしょって思った、吉田大八監督は腑抜けどもも良かったね、オールナイトで観たよ、でもゴダールのオールナイトは途中意識がなくなった時があった、高校の時は日曜の朝から渋谷の映画館3つ梯子とかしてたけど今はそこまでの体力なくなった、夏休みになって5観たけど、DVDはいっぱい借りてる、渋谷のTSUTAYAすばらしいよ、初めて行った時棚指差してわぁーって言っちゃった、カレシはジブリ好きでこないだジブリ鑑賞会やってどっと一度に観たけど私ドキュメンタリーとかも好き、ジェームズ・キャメロンの奥さんで中東とか舞台に映画撮った

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    tweakk
    tweakk 2013/09/01
    見事に型通りすぎておっさんぽい
  • 「男の子」は高いところばかり見ている(あるいは昔、飛行機乗りだった父へ)‥‥『風立ちぬ』感想 - ohnosakiko’s blog

    ”ほっこり感動系の泣けるイイ映画”ではない。もうやりたい放題。すさまじいエゴの嵐。それを「だって仕方ないでしょ、美しいものが好きなんだもん」でぐいぐい押していく。ワクワクするようなドラマの面白さもない。観ている間中、不快だった(いい意味で)。 飛行機のプロペラ音や地鳴りの音などに充てられた異様な「人の声」に、「ほれ、ぜんぶ人力だぞ。ぜんぶ人が作ってるんだぞ」という監督のドヤ顔が目に浮かぶ。そしてメカのディティールの舐めるようなフェチな描写の官能性。ヘアスタイルといい深窓の令嬢という設定といいクラリスを思わせつつ、積極的で健気でエロいヒロイン*1 。まるで鳥のようになまなましく羽ばたく(紙)飛行機。 作り手の抜き難い”業”、というか監督の”体臭”が凝縮されて隅々にまで濃厚に立ち籠り、窒息寸前。 今さら私などが言うまでもなくこれは「宮崎駿」による「宮崎駿」のための「宮崎駿」自身の映画だ。つまり

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  • 「『風立ちぬ』戦争と日本人 - 宮崎駿 × 半藤一利」雑感 - ohnosakiko’s blog

    菜穂子がキャンバスの上に喀血した時の妙に粘性の高い血液と、二郎が設計した飛行機に乗って浴びる逆噴射した黒いオイルは、同じものだ。いくら洗っても取れないよ‥‥。 4日前に観た『風立ちぬ』にいまだにモヤモヤして*1、仕事のレポート採点やるのがしんどい大野です、お暑うございますね。 感想を書いた記事のコメント欄でnesskoさんに教えて頂いた、宮崎駿と半藤一利の対談(文藝春秋8月号掲載)を読んだ。御年83歳の半藤一利は歩く昭和史みたいな人なので、堀越二郎の親友として登場する庄季郎に会ったことがあるとか、堀辰雄のお葬式で司会をやったとか、この対談には打ってつけのエピソードがいろいろ。漱石の話も(氏は漱石の遠縁)。 作品について宮崎駿の語っていることはネットに出ているインタビュー内容とだいたい同じで、半藤氏が述べる「その堀越は、宮崎さん人ではありませんか?周りの欲求がどうあろうと、俺は俺の好きな

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  • 「どや」と紳助は言った。 - ohnosakiko’s blog

    「どや、俺の引退記者会見。100点満点やったろ。解説したるわ。まずは相手に恩義があったということの強調や。恩義のある人だから無下にはできんかった。人として当たり前のことやないか。俺、「人として」「心」「感謝」各2回言ったわ、前半で。これ視聴者の気持ちをつかむ豆知識な。紳助、義理人情に厚いなと世間は思うやろ。ヤクザとつきおうとるのが悪い言われることは知ってんねん。だからバレんよう気ィつけてやってきたんやから。ほんまにどっから漏れたんかな。ま、俺の足引っ張りたい奴はぎょうさんおるから、それは今はおいとこ。でな、最初に「正直に話します」言うたからって、「内心はバレたらヤバいと思ってました」とか素直に言うてみ、「ヤバいと思ってやっとったんか!」て大バッシングに決まっとる。そやから「悪いと思ってなかった」で通さないかんねん。自分で悪いと思てることはせん紳助、義理人情に厚くて芸能界の「ルール」に疎い不

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  • 女の子の欲しいもの - ohnosakiko’s blog

    夫が職場の人から聞いてきた話。 最近、高校3年や大学4年で妊娠する女の子が増えているそうだ。その人の近所にも数人そういう娘がいて、他でもそんな話をポツポツ聞くという。 高校や大学の最終学年というと就活まっただ中の人が多い。しかしその女の子たちは、社会に出て僅かな報酬のために苦労しながら働くのはまっぴらだと思っている。そこまでやりがいのある仕事なんかないし。 しゃかりきに働きながら一生独身を通すのも、仕事+家事育児分担という共稼ぎスタイルも、どっちもしんどそう。専業もセレブでない限りつまんなそう。でも子供はほしい。 そこで、つきあってる男の子供を計画的に妊娠する。親バレし、就活どころではなくなり、男も外堀を埋められ逃げられなくなってでき婚。 しかし娘はその男と結婚したいのではなく子供がほしかっただけだから、数年経つと夫婦仲はうまくいかなくなって離婚。 子供を抱えて生活能力もない若い娘の生活は

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    tweakk
    tweakk 2011/01/04
    光景が浮かぶ。向田邦子的なドラマの光景となぜかダブる。
  • 私がTwitterに参入しない理由 - ohnosakiko’s blog

    最近頻繁にメディアでTwitterが紹介されるようになり、少し前も原口総務大臣が津波情報を流したことや、会議の開始時間を間違えてその前にTwitterをやっていたことなどがニュースになっていて、増々認知が広まったように思う。全世界では約一億人が参入しているという。 Twitterの魅力として必ず言われることは、「気軽さ」と「繋がり」だ。これが今までのwebコミュニケーションツールの中で群を抜いているということらしい。 私がwebで今使っているサービスは、はてなダイアリーとはてなブックマークとスター。これまで二回ほどTwitterのお誘いを頂いているが、参加していない。 ただ、Twitterをまったく見てないわけではなくて、ウェブ上でやりとりしたことがあって関心をもっている人のところは、たまに覗くことがある。自分のブクマのお気に入りに上がってくるTwitter関連記事は大抵読んでいるし、To

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  • ケニアのビジネスマン - ohnosakiko’s blog

    アフリカが発展しない理由 - Chikirinの日記 大変にブクマを集めている。アフリカへのこれまでの数々の援助資金は「一切、未来につながらず、その日の料と指導者のポケットに消えていく」という状況について、Chikirinさん曰く、 これらのを読んでのちきりんの解決案仮説は「この際もう一度、アフリカ大陸を西欧の植民地にしたほうがいいんじゃないの?」ってこと。香港・マカオみたいに「100年租借」で西欧諸国の植民地にして100年後に返す、っていうのが一番いい方法なんじゃないかな。西欧諸国にもメリットが必要なので、資源の出る国と出ない国をセットにしてね。 いうなれば、「次の100年間の国家運営を、先進民主国に委託する」ってことです。それくらいのことをしないと何も変わらないと思うんだよね。100年あれば3代の教育ができるから、そうすれば彼らの中から指導者がでてきたり、社会規範を構築して援助が実

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  • 曾野綾子とミニスカート - ohnosakiko’s blog

    産経新聞に掲載された曾野綾子の「用心するということ」というエッセイが、この数日、ネット上でえらい顰蹙を買っている。産経新聞に謝罪を求める抗議運動まで起こっているようだ。批判記事には多くの反応が集まっている(その一つ、強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ - フランチェス子の日記にエッセイ全文が掲載されているので、未読の方はどうぞ)。 去年の2月、沖縄駐留米軍海兵隊員による女子中学生暴行事件の際、産経新聞客員論説委員の花岡信昭が被害者について「基的な「しつけ」が徹底していなかった」とネットで発言し、散々叩かれたことがあった。「またかよ」感が拭えない人も多いと思う。 曾野綾子と言えば、最近では作家としての話題や評価より、石原慎太郎や中曽根康弘と仲良しで、靖国に参拝し日の丸・君が代を賞賛し、かつて日船舶振興会の会長を務めたり日郵政取締役に就任していたりする、ガチガチのタカ派とし

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    tweakk
    tweakk 2009/12/03
    懸命に耐えます!だからもうちょっと…
  • コペル君と豊田正子 - 1930年代の教養主義と格差 - ohnosakiko’s blog

    『君たちはどう生きるか』のエリーティズム 最近、4年前に書かれた『グロテスクな教養』(高田理惠子、ちくま新書)の書評のブログ記事をたまたま見かけた。私がこのを読んだのもやはり4年ほど前だったが、第一章の「教養、あるいは「男の子、いかに生くべきか」」の中で、戦前の教養主義の一典型として、吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』が何度か言及されていたことを、この書評を読むまですっかり忘れていた。 君たちはどう生きるか (岩波文庫) 作者:吉野 源三郎岩波書店Amazon1937年(昭和12年)に刊行された、小説仕立ての少年向け教養書、啓発書である。主人公のコペル君(ニックネーム)が、日常の出来事や中学校生活のさまざまな体験を通して、世界と自己との関わりについて目を開き、成長していく様が描かれている。 著者の吉野源三郎は戦後、総合雑誌『世界』の初代編集長になり、反戦平和主義者としての活動もした所

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    tweakk 2009/11/29
    関川夏央がやはりコペル君を引き合いに出して昭和30年代の教養層について書いていたような記憶が
  • 修学旅行 - ohnosakiko’s blog

    先週、修学旅行らしい学生たちを駅で見かけた。修学旅行を一学期に行う学校も多いようだが、やはり10月から11月にかけてがそのシーズンだ。 子供の頃、幼稚園を休んで、高校教師の父の引率する修学旅行に付いていったことがある。昭和30年代の話。昔のアルバムには、セーラー服の女子高生に手を繋いでもらって法隆寺の境内を歩いている、5歳の私の写真がある。 でも神社仏閣巡りについては、まったくと言っていいほど記憶にない。ぼんやり覚えているのは、バスの中で学生たちが舟木一夫の『高校三年生』を歌っていたことと、女子学生がアメやキャラメルをくれたことだけだ。 父の元同僚で、去年他界されたS先生という人がいる。退職後予備校講師になり、その関係で知り合った夫が聞いた、S先生の高校教師時代の修学旅行の話。 終戦後、昭和20年代の終わり頃である。明日からの修学旅行の打ち合わせが終わり、S先生は教頭先生と一緒に繁華街に繰

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    tweakk
    tweakk 2009/11/09
    なぜか国語の教科書を読んでいる気分になった
  • レイプファンタジーというおかずについて、極個人的に - ohnosakiko’s blog

    (以下は、エロゲ規制問題に関しての実際的な議論ではありません。「規制」か「反規制」か「規制もやむなし」かといったことは論じていません。それ以前の性欲の話(個人的嗜好を含む)であることをお断りしておきます。) エロゲ関連記事のだいぶ前のブコメで (前略)エロゲ好きな人は「レイプだから興奮するんだ」って言えばいいのに。不快だけど「表現の自由」一点張りよりまだまし。 と書いた。法的規制の動きに対して、「表現の自由」で対抗するという理屈はわかる。が一方で、レイプシーンをおかずに抜くという欲望の回路があるからこそ需要があるのだろうと、私は思っている。レイプを描いたエロ漫画にしてもAVにしても、基はそういう欲求に応えるものだろう。作品の中に「読みの多様性」があるとしても、基的には。 つまり、ヘテロ男性の性欲の中には多かれ少なかれ、女を蹂躙してみたい、蹂躙されて喜ぶ女が見たいという嗜虐的な欲望が潜在

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  • 痴漢と心太 - ohnosakiko’s blog

    高校一年の頃(かれこれ34、5年前)、朝の通学時に同じバス停から同じバスに乗る中年の男がいた。バスの座席はいつも6割方塞がっており、その人が私の隣に時々座ることを最初はあまり気に留めていなかった。 ある日、隣に座った男は新聞を広げた。その肘が、私の脇腹に何度も触れた。自分の腕でガードしたが、座席の背もたれに肘を押し付けるようにして同じことをしてきた。 そこでやっとこれは痴漢だと気づき、私は肘で押し返した。すると新聞を畳んで腕組みをし、腕を私の腕に密着させて外から隠しながら、今度は私の脇と二の腕の間に指先を差し込んできた。 もう少し大人になっていたら、はっきり「やめて下さい」と言っただろう。あるいは「この人、痴漢ですっ」と声を上げたかもしれない。でも当時の小心でウブな私にそこまでの勇気はなく、俯いたまま黙って席を立った。 その男とは降車駅も同じだった。そそくさと降りた私の後ろから降りて来て、

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  • 理解の仕方と「正しさ」の行方 - セクハラ騒動について個人的に - ohnosakiko’s blog

    文中で言及したaozora21さんのブクマコメントについては、御人から記事メタブクマでご指摘があり、再追記しております。 前記事の文(付記は除く)では、なるべく私的意見や価値判断を含めず、あくまで一般的なセクハラ概念の説明を試みた。私の立場は、「まずセクハラの概念を理解すべき。そうでないと話にならない。その上で、個別の事例をどう見るか、そこでどういう態度を取るか、さらにはセクハラ概念そのものや運用に疑義を呈するか否かという話になる」というもの。 これまで関連記事につけたブコメも、あちこちのコメントも、あまりに意見が錯綜していると思ったのですべて「セクハラ概念を理解すべき」というスタンスで書いている。しかし個人的には、「セクハラだと言われたらともかく謝ってしまえ」とか「どこまでも被害者感情を優先せよ」とは微塵も思っていない。この点、誤解されそうなのではっきりさせておきたい。 で、今

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    tweakk
    tweakk 2009/02/21
    ※「迷ったときは優しさの方に転んでみる」
  • あちこちでセクハラの解釈がぐしゃぐしゃになっていて - ohnosakiko’s blog

    かなり混乱しているような気がするので、個人→個人へのセクハラの必要十分条件、その他最低限言えそうなことをメモしておきます。 ■ 相手が「セクハラだ」と言ったらすべてセクハラになるのか。 なりません。セクハラとなるには、以下の2点を共に満たしていることが必要。*1 1. 性に関与していると一般に解釈可能な言葉、行動、表現が見られる。 2. 1を相手が性的に不快なもの、不安にさせるものと感じている。 1は訴えがあった時、事実関係を確認し、第三者によって判断される事柄です。言葉に限って言えば、容姿年齢服装(性的魅力と関わるもの)だけでなく、セクシャリティの傾向、恋愛経験、結婚離婚経験、子どもの有無について言及することも、セクハラとなる場合があります。しかし「性」とはかけ離れた言葉、行動、表現であれば、ハラスメント効果があっても「セクハラだ」という訴えは無効です。 2は当事者同士の関係、環境、文

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    tweakk 2009/02/19
    「広義の性的暴力」。暴力に関わらない性的なものはない。暴力性をうまくまるめこむのが役割演技。昇華させるのはなに?まあたぶん愛。虹は非生産的な非暴力主義。
  • 草実スサ氏の「整理」から - ohnosakiko’s blog

    10/20の記事非モテ女が見えないのはなぜ?について、「こころ世代のテンノーゲーム」でumeten氏にある部分を抜粋され批判を受けたので反論していたら、「草実スサ日記」で議論のズレが整理されていた。 で、草実氏はumeten氏に向けて、自分であれば(私に対して)次のように振る舞うと書いていた(「」内が私)。 1.「物理的セックスにおいて、男が能動であり女が受動だ」 そうですね。 2.「それに関連付けられる形で、多くの文化社会において、男に能動性が、女に受動性が割り振られてきた」 そうでしょーね。 3.「それによって女は苦しんでいる」 ええ、ですが私たち非モテ男は、能動性を割り当てられたことによって、女性とはまた異質な被害を受けています。 4.「性規範を変えていきましょう」 そうですね。 模範解答だが、ちょっとキレイ過ぎるなと思った。答える側が戦略的に相手の言葉を4に持っていっているのはわか

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