日本が主導するTICAD=アフリカ開発会議の閣僚会合で、河野外務大臣が海洋進出を強める中国を念頭に海洋での法の支配の重要性を各国と共有したと強調したことについて、中国外務省の報道官は「日本がアフリカとほかの国の関係に水をさすことを止めるよう望む」と述べ、日本をけん制しました。 これについて中国外務省の華春瑩報道官は28日の記者会見で「海洋に関する内容は完全に日本がでっち上げたものだ。アフリカ各国はこの国際会議がアフリカの発展を支えるために力を発揮することに期待しており、会議が政治化することには反対している」と批判しました。そのうえで「日本は誠意をもってアフリカの国家を手助けするべきで、みずからの意志を押しつけアフリカとほかの国の関係に水をさすようなことは止めるよう望む」と述べ、日本をけん制しました。 中国はアフリカ各国への経済支援などで影響力を強めていて、今月には東部のジブチで海外で初めて