7月7日に投開票された東京都知事選。小池百合子都知事が291万票という圧倒的な得票で3回連続の当選を果たしたが、最も注目を浴びたのは広島県安芸高田市長を辞職して出馬した石丸伸二氏だった。 知名度の高い前参院議員の蓮舫氏を上回る165万票を得て2位となるや、一躍「時の人」に。その後、交流サイト(SNS)やメディアで話題となっている。 石丸氏はSNSを駆使し、若年層の支持を集めたと言われる。共同通信の出口調査でも、18~29歳の41%が石丸氏に投票したと回答。小池氏の27%を大きく上回っていた。「日本一バズる市長」の面目躍如と言えるだろう。 ただ、選挙期間中のSNS動向を分析すると、違った事情も見えてきた。X(旧ツイッター)において、都知事選関連で名前が書かれたポスト(投稿)が最も多かったのは、蓮舫氏だった。一方、石丸氏はユーチューブの動画視聴数で他候補を突き放し、公式以外にも支持者らがつくる