概要 メモリリーク(memory leak)とは、コンピュータで実行中のプログラムが確保したメモリ領域の解放を忘れたまま放置してしまい、利用可能な空き領域が失われる現象。動作の不具合を招くバグ(欠陥)の一種。 コンピュータプログラムは実行時にデータ記録などのために必要なメインメモリ(RAM)領域を空き領域から動的に確保し、占有することがよくある。自分用に確保した領域は、役割を終えて不要になったら解放する手続きを行い、空き領域に戻す必要がある。 プログラムの単純な記述ミスや処理の流れの論理的な誤りなどにより解放処理を怠ると、すでに利用されていないのに占有したまま他のプログラムや用途に使うことができない領域が出現する。このような現象をメモリリークという。 メモリリークによる悪影響 メモリリークが頻発するとメモリの空き領域が減少し、実行中のプログラムが必要なメモリ領域を確保できる停止・異常終了し