12日に起きた米軍ヘリうるま沖墜落事故について、事故機に搭乗していた陸上自衛隊員2人は、テロやゲリラへの対処などを担う特殊部隊「特殊作戦群」に所属し、事故機は船を制圧する想定で米特別作戦部隊が海上演習を自衛隊に実演していたことが13日、分かった。 自衛隊が米特別作戦のヘリに同乗していたことに専門家は「事実上の日米共同行動だ」と述べ、集団的自衛権の行使を念頭に置いた訓練だと指摘した。一方、事故を起こしたMH60ヘリの定員は16人だが、在日米軍は13日、機体には定員超過の17人が搭乗していたことを公式に認めた。 政府関係者によると、事故機は米艦船の上で低空飛行した際、甲板のクレーンに接触した可能性がある。 防衛省は自衛隊員が事故機に搭乗していたことについて、米軍の作戦や訓練の内容を学ぶ「研修」の一環だったと説明している。 集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案が参院で審議中で、安保法制に
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