今年で5回目となる自衛隊の実動演習「鎮西26」で、興味深い活動が報告されています。鎮西とは西部を鎮める、26とは平成26年の意味です。 平成26.10.27~11.26 平成26年度鎮西演習(鎮西26):陸上自衛隊西部方面隊 平成26.11.5 演習参加部隊 (JPEG) (PDF:703KB) 11月4日に輸送艦「しもきた」の甲板上にMLRS(多連装ロケット発射機)を固定して射撃準備訓練を行ったとあります。陸上自衛隊のMLRSは、日本政府がクラスター爆弾規制条約に参加して以降、弾薬をM31単弾頭ロケットに切り替えています。これはGPS誘導のGMLRSと呼ばれるタイプで、精密誘導が可能になった上に射程は70km超に伸びています。 確かにこれなら、防御力の弱い輸送艦からでも水平線の向こうから精密攻撃が実施可能ですが、自衛隊が実際に訓練を試みているとは驚きでした。(※中国軍では以前から貨物船に