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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (10)

  • 橋下市長発言を米報道官が初批判した話題について: 極東ブログ

    今朝(日時間17日)のニュースだが、旧日軍の慰安婦を巡る橋下徹大阪市長による発言について、米国務省が非難したという報道が流れた。以下、この問題を論じるというのではないが、報道の過程をメモする意図で追ってみたい。 まず報道だが、NHKでは「維新 橋下氏発言問題の事態収拾急ぐ」(参照)の関連ニュースとして「米国務省「異常な発言で不快」」として扱っていた。NHK報道らしく「従軍慰安婦」という術語には「いわゆる」が冠せられている。 いわゆる従軍慰安婦の問題などを巡る日維新の会の橋下共同代表の発言について、アメリカ国務省のサキ報道官は、「異常な発言で不快だ」と述べて、強く非難しました。 そのうえで、「われわれは被害者に心からの同情を表すとともに、日がこの問題や過去の問題について近隣諸国と協力し、前に進むべく関係を育むことを望んでいる」と述べて、日政府に対して韓国中国との関係改善を求めまし

  • [書評]日本人とユダヤ人(イザヤ・ベンダサン/山本七平) Part 2: 極東ブログ

    実はPart 1(参照)を書いたあと、あまりいいウケでもなかったし、率直に言うと、「イザヤ・ベンダサンの正体は山七平だ」というだけのコメントをいただくのも辟易としたので、この先書くのもやだなと思っていた。 が、この数日、風邪で伏せっていながら、山七平の「人生について」を読み返しながら、ああ、そうか、と思った。長いが引用する。彼が「私の中の日軍」などを執筆するに至った経緯の話の流れだが。 そのあと、南京の『百人斬り競争』ですか、あれを鈴木明さんが解明されましたでしょう。これは非常にいい資料を集めて書いたものなんですが、鈴木さんは軍隊経験がないので、せっかくのいい資料がちょっと使い切れていない感じだったんです。それで鈴木さんにこう助言してくれってたのんだんです、”これはこいうことじゃないか、軍人がこう言った場合は、こういう意味です”と……。彼ら独自の言い方がありますからね。そうしたら、そ

  • 北朝鮮によるソウル急襲シナリオ: 極東ブログ

    韓国哨戒艦沈没事件を巡って、北朝鮮国防委員会報道官は、制裁が実施されれば、即時に全面戦争を含む各種の強硬措置で応じると20日アナウンスしたこともあり(参照)、いろいろ危機も取り沙汰されている。だが、実際には北朝鮮は意外なほど冷静な対応を取っている。 北朝鮮祖国平和統一委員会はそれを示唆している。実質的な北朝鮮側からの応答は、南北関係の全面閉鎖、南北不可侵合意の全面破棄、南北協力事業の全面撤廃というくらいで、開城工業団地閉鎖への明確な言及はない。現実、開城工業団地と往来する南北間の陸路通行は26日時点でも開放されている(参照)。開城工業団地を人質にはとらないというメッセージである。仔細に見れば、北朝鮮側が戦争を避けようとしているシグナルが読み取れる。であれば、金正日総書記訪中もその流れであったと見てよいかもしれない。 日の鳩山首相はといえば、普天間問題という大失態のカムフラージュのためか「

    type99
    type99 2010/05/27
    北朝鮮が戦前の日本帝国みたいとか、冗談はアメリカだけにしといてくれよ
  • [書評]「古の武術」に学ぶ(甲野善紀): 極東ブログ

    [歴史]「『古の武術』に学ぶ」(甲野善紀) まず、今朝の動向。新聞各紙では、今朝になって昨日のブログに書いた市町村合併の話題が日経と産経に見られた。日経は反対意見、産経は賛成。この件については自分の視点から贔屓するわけではないが、産経のほうがまとも。日経は例外をもって議論を進めるなど論理自体破綻している。他、GDP統計の話題はお茶を濁す程度。読売が米国牽引の回復に安住するなと井高にこいているが内容はない。あるわけもない。FTAがお先真っ暗な日に貿易の活路はなくなっていく。国内需要については問題が錯綜してはいるが、少子化と地方の問題という大枠の構造を視野に入れない限り、新三種の神器といった阿呆な話になる。 さて、今朝の話題もないので、書評を増やす、と思ったのだが、書評にもならないので、分類は歴史とする。 「『古の武術』に学ぶ」はまだ正式には書籍化されていない。標題は今NHKでやっている人間

  • 北朝鮮をめぐる六カ国協議共同声明について無駄に考えてみる: 極東ブログ

    北朝鮮をめぐる六カ国協議で合意された共同声明だが、私はよくわからない。わからないのに書くのがブログのよいところである。基的に北朝鮮はこんな合意文書など気にしないおおらかな国である。一九九二年の朝鮮半島の非核化共同宣言にも調印したが無意味だった。なので、共同声明とか議論の基礎になるわけもない。ま、なんでもありなのでブログで扱いやすい、ってな洒落はこのくらいにして先に進む。 一応、今回の声明では、核兵器と核開発計画を放棄、核拡散防止条約(NPT)へ復帰、国際原子力機関(IAEA)査察の受け入れが決まったということだが、「プルトニウム問題はなしってことで、ひとつ」ということになっているし、すでに「軽水炉の提供まで核放棄に応じない」とすかさず毎度のゴネが出てくるし、金さん愉快だな、である。ま、軽水炉は日も使っているし四の五の言うこともないでしょとも思うが、米国や中国にもいろいろ思惑ってものがあ

  • 極東ブログ、二年: 極東ブログ

    内輪ネタ。先日の十四日、極東ブログが二周年を迎えた。その日に書こうかなと思っている内に他の話題に押された。そしてそのことに気が付いた人もないほどのネタなのでスルーしてようかとも思ったが、自分なりの感傷は多少あるので少し書いてみたい。 二年もよくやったなぁと思う。しかも休みなし。我ながら少し呆れるが、内容は別としてこういう根気というか奇妙な忍耐というのは自分にはあるのかもしれない。普通ならやんちゃ盛りの高校生のときでも私は皆勤賞を得た。高校生の時の自分にもういちど挨拶してみたい気持ちもある。やぁ、俺は変わったけど変わらないところもあるぜ。 極東ブログは当然だがいつか終わる。有料契約なので、私がいなくなればこのブログはネットから消えてしまうだろう。それでいいやと思う反面、ちょっとさみしい気もするので、身近な人には製にして残しておきたいような気もしていた。 そんなおり、不思議なことに思いが通じ

    type99
    type99 2005/08/22
    ココログ出版
  • 郵政民営化反対論の反対論: 極東ブログ

    それほどリキをいれた話ではないので適当に。六月三〇日の読売新聞に千葉商科大学加藤寛学長が”郵政民営化 反対論封じる5つの原則”という寄稿をしていた。ネットにはソースはないようだ。私も郵政民営化に賛成だが、率直に言うと加藤の意見に全面的に同意というものでもない。が、わかりやすいといえばそうかなとも思うので、参考までに紹介と自分のコメントをまぜて書いておきたい。 郵政民営化反対論封じる五つの原則というのだが、こんな感じ。 1. 座して死を待つな したり顔の評論家がよくいう。「せっかく郵政公社になって頑張っているのだから、あと2年くらい様子をみたら」と。この人は、今の公社がぬれぞうきんを絞って利益を出していることを知っているのだろうか。2年続けて黒字となったが、このままでは次第に衰退していくのは明らかだ。電子情報の時代に、郵便離れが進み、国際宅配便でも後れをとった。 このあたり私はよくわからない

  • 極東ブログ: 郵政民営化は重要な問題だと思う

    「ウォルフレン教授のやさしい日経済(カレル・ヴァン ウォルフレン)」(参照)の書評もどきを書いたのは昨年の一二月一二日だった(参照)。昨今の状況に合わせて、二〇〇二年五月に出されたこのを読み返していろいろ思った。 エントリを書くに当たって、私のモチーフは、単純である。郵政民営化に意義を認めるというものだ。 ネットなどを見回しても、民主党をはじめ、郵政民営化は問題ではないという意見が予想通り出てきた。だが、私は問題だと思う。 ウォルフレンはその点をこので特に重視しているとはいえないが、再読するに示唆となる点は示していた。 学習院大学の奥村洋彦教授は「日は、家計資金の半分以上が、政府の金融機関たとえば郵貯とか年金関係で吸収されてしまうような異常な資金の循環をやめるべきだ」(「公的金融偏重の資金循環是正なくして金融再生なし」『論争東洋経済』二〇〇一年三月)と述べています。 奥村教授は、こ

  • 参院否決なら、衆院を解散して国民に信を問えばいい: 極東ブログ

    政局について特に私にネタがあるわけでもないが、事ここに至って、一国民としての思いを少し書いておきたい。 郵政民営化法案のキモについては、「極東ブログ: 郵政民営化法案問題をできるだけシンプルに考えてみる」(参照)で触れた。ので繰り返さない。 政局についてだが、結論を先に言うと、郵政民営化法案が参院で否決ということになれば、衆院を解散して国民に信を問えばいい。私は小泉首相を支持する。 原則としては、良識の府であるはずの参院で否決されたら、法案を廃止なり、見直しなりをすべきだろう。しかし、内閣として、廃止にしたくないし、これまでも最大限譲歩したので見直すべき点はないとしている。であれば、国民に再度問えばいいという以外に私は考えられない。それに反対するというのは、国民の意思が現れるのを恐れていることになる。 これに放言を足す。私は参院は基的には国の未来の決断を問うとき、不要だと考えている。しか

  • 郵政民営化法案問題をできるだけシンプルに考えてみる: 極東ブログ

    郵政民営化を巡る問題をこの機に、できるだけシンプルに書いてみたい。 抜的な認識違いもあるだろうし、この問題は、賛否が明白に分かれるので、もしかするときつい批判を受けることになるかもしれない。 27日、郵政民営化法案がようやく閣議決定され、国会提出となった。この問題は極東ブログでも以前にも扱ってきた。今回のエントリはこの流れの話というほどではないが、一応過去の主要なエントリは以下である。 郵政事業民営化について最近思う3つのこと(2004.03.25) 郵政民営化問題が象徴するかもしれないこと(2004.04.27) 「郵政民営化実現内閣」というのだが、なにが当は問題なのか(2004.09.28) さて、何が問題なのか? 問題は、郵政がこれまで行なってきた貯金と保険の二つの事業、つまり金融部門を政府から独立させるかどうか、その一点だけだ。郵便事業やネットワークといったことはどうでもよい。

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