前編「PC管理コスト削減の切り札となるか『アプリケーション仮想化』と『vPro』」では、PC環境が複雑化するに伴いその管理も煩雑になり、企業が保有するクライアントPCのTCO削減が思うように進んでいない状況を説明した。そして、その状況を変える可能性を秘めた技術として「アプリケーション仮想化」と「Intel vPro」を紹介した。とりわけ、ソフトウェア技術であるアプリケーション仮想化は、ハードウェア技術であるIntel vProに比べ、比較的導入障壁が低い技術だといえよう。 アプリケーション仮想化の市場は、まだ立ち上がったばかりの段階だが、前編でも述べたように大手ソフトウェアベンダーがこぞって製品を投入し、本格化してきている。その中の1つ、マイクロソフトの「App-V」(Microsoft Application Virtualization)は企業ユーザーにとって有力な選択肢の1つになるか
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