人類の技術は右肩上がりで進歩しているが、産声をあげた当初は大きな変化をもたらすと多数の人が予測できなかった革新的テクノロジーも少なくない。飛行機の発明者であるライト兄弟でさえ、最初は大きな反発と嘲笑を受けていた。 そんな革新的技術に対する的外れな酷評や、見当外れの予測を集めた「世界10大失敗ハイテク予言」を英ハイテク専門誌T3が発表、2005年に英電機大手アムストラッドのアラン・シュガー会長兼CEOが発言した「iPodは絶対に人気が出ない」が1位に選ばれたほか、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長の“迷予言”も紹介されている。 シュガー会長は、米人気テレビ番組「The Apprentice」の英国版にも出演した実業界の巨人。80年代後半に欧州のコンピュータ市場で25%のシェアを誇ったアムストラッド社の創業者だ。そんなシュガー会長は05年2月に英紙デイリー・テレグラフのインタビューで、ライバル