ソニーは19日、報道・投資家向けに今後の事業戦略を説明する会見を開いた。ソニーは、2009年9月中間連結決算で最終赤字が前年度下期比約6割減の634億円で、10年3月期の最終損益も期初予想比から250億円改善させた950億円の赤字と上方修正している。 ただ、景気の“二番底”も指摘される中で、市場関係者からは「今後の成長戦略がみえにくい」という指摘も出ている。ソニーの今後の戦略について、ハワード・ストリンガー会長兼社長がどう答えるか注目される。 午後3時、東京都港区のソニー本社ビル2階の大ホールに、100人を超える報道関係者らが集まった。カメラのストロボが一斉にたかれる中で、ストリンガー会長兼社長ら経営陣が積についた。ストリンガー社長兼会長は「ハロー。グッド・アフタヌーン」とあいさつし、今後の事業戦略について説明を始めた。 ストリンガー会長兼社長「今日は今後の重点施策について説明したい。新し