気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「メード・イン・ジャパン」の製品は長らく、その品質と信頼性の高さから世界中で支持されてきました。日本企業の強みは、質の高い製品を安定して量産できることにあります。それが結果として、メード・イン・ジャパンの確固たる地位を築いたと言っていいでしょう。 前回もお話ししたように、こうした日本企業の強みを生かせるのは、高品質・高機能な製品をリーズナブルな価格で、主に中所得者層向けに売る「MOP(Middle Of the Pyramid)」ビジネスです。発展途上国や新興国における低所得者層、すなわちBOP(Bottom Of the Pyramid)を対象にしたビジネスでは、中国や韓国、台湾の企業にはかないません。 しかし、先進国を含めた世界市場全体で