【集中連載:阪神コロナ妄乱の病巣(3)】 7月の東京五輪による休止期間のため、今季のプロ野球開幕は例年より早い3月20日に設定された。選手たちの調整も前倒しとなったが、春季キャンプを打ち上げる2月末には、国内でも新型コロナウイルスの感染が広がり始めていた。 未知の脅威に対する各球団のリスク評価はまちまち。早くから厳格な警戒体制をとった楽天では、選手から悲鳴が上がった。チームはキャンプ後も寒冷な本拠地の仙台に戻らず、3月中旬までオープン戦で遠征続き。長く滞在した静岡でも外出は厳禁とされたため、「外食ができないので若手が複数の選手分の弁当を買い出しに行き、各自が自分の部屋で食べた」(チーム関係者)。 仙台に戻っても外食は認められず、3月30日には球団の全施設を閉鎖。「練習をしようにも河原でランニングしかできない」と嘆く選手もいた。それでも感染者ゼロでシーズン終盤を迎え、「今にして思えば、最悪の
![阪神・谷本本部長の迷走 コロナ対策から大物選手のクビ切りまで「権限が強すぎる」球団内からも不満の声(1/4ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9baf797f8da3b0bf48a5807b3e41366748c83ab6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FkwF-UivmWlJ7qppOErhSdBRtQBI%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FUXVRA2KNERNMJDEFL2642MLQOU.jpg)