朴槿恵大統領の「国政壟断事件」への大規模な抗議デモが起きた。29日、ソウル中心部ではデモ隊が機動隊の阻止線を突破(写真:ロイター/アフロ) (前回から読む) 朴槿恵政権が「国政壟断事件」で国民の支持を失った。北朝鮮の核武装が目前に迫り、国の死生を決めるという時に、韓国は司令塔が「死に体」となったのだ。
ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した。 びっくりだ。 受賞の噂があることを知らなかったわけではない。 何年か前からディラン受賞説の存在は知ってはいて、なんとなく気にかけてもいた。 でも、本気にしていたのかというと、そんなこともなかった。 私にとって重要だったのは、ボブ・ディランがノーベル賞に値するのかどうかではなかった。 私の関心事は、ノーベル賞がボブ・ディランにふさわしいのかどうかだった。 どんな賞や学位が与えられようが、あるいは与えられまいが、私にとってボブ・ディランが大好きなアイドルである事実は変わらない。むしろ、肝心なのは、ディランに賞を与えるかどうかで、私の中のノーベル賞に対する評価が変わる可能性だ。 つまり、私は、この数回、ノーベル賞に関しては、ディラン先生に声をかける度量を持っているのかどうかを査定するぐらいな気持ちでその帰趨を眺めていたわけだ。 このたび、彼らがディラン
任期満了に伴う新潟県知事選は10月16日投開票され、無所属で新人の米山隆一氏(共産、自由、社民推薦)が前長岡市長の森民夫氏(自民、公明推薦)らを破り、初当選を果たした。 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働が主要争点になったうえ、選挙戦の途中から実質的に与野党対決の構図となっていた。 米山氏の勝利で原発再稼働への道筋が不透明になったことに加え、次期衆院選に向け野党共闘路線が再び加速する見通しとなり、安倍晋三政権にとって打撃となりそうだ。 当初は楽勝ムードだった森陣営 今回の新潟知事選を巡っては、自民、公明両党は長岡市長で全国市長会長を務めた森氏を推薦した。柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な泉田裕彦知事が突然出馬を撤回したことで、森氏の陣営や自民内では無投票当選の見方も出るなど、当初は楽勝ムードが漂っていた。 ところが、告示直前に衆院新潟5区で民進党公認内定者だった米山氏が無所属での出馬を決断。原
池田:でも私はいけると思っていたのです。球場をお客様で満席にするのがプロ野球ビジネスの根幹です。当時は稼働率が50%を切るくらいでしたから、全試合を満席にし、さらにグッズ購入や飲食など1人あたりの支出を増やせれば、売上高を確実に2倍以上にできるポテンシャルがありました。 しかも横浜のマーケットは大きい。横浜に住んでいたので、地元の人たちの気質を少しはわかっていたつもりですから、「行ける」と思っていました。横浜球場は私が生まれた病院の並びです。 35歳でプロ野球の球団社長に就任された。自信はありましたか。 池田:実は、売上高が数十億円規模の会社の社長は今回が2度目なのです。NTTドコモとDeNAの共同出資会社で社長をやっていました。そこでも勝負し、確実に結果を出しました。 野球は好きだし、横浜のためだったらできるかもしれないと思って、経営陣に「全権をください」と話をしました。でも、実はその時
日経ビジネス10月3日号は「買いたい服がない アパレル“散弾銃商法”の終焉」と題した特集を掲載する。 アパレル業界の不振に関するニュースを目にする機会が増えた。確かに10年前と業績を比較すると、その苦境は明らかだ。ワールドやオンワードホールディングスなど大手アパレル4社が、2014年度から閉店した、もしくは閉店を決めた店舗数は1600以上に上る。だが、ここで一つの疑問が生まれる。「なぜここまでの状態に陥ってしまったのか」。 今回の特集では、川上(産地)から川中(アパレル企業)そして川下(百貨店など小売り)まで、アパレル産業に関わる様々なプレイヤーへの取材を試みた。アパレル産業は分業体制が確立しており、例えば川上の産地は川下の小売店で何が起きているのかほとんど知らない。逆もまた然りだ。それならばその全てを取材して、根底にある問題を正しく認識しない限り、解決の糸口を見つける事は出来ないと考えた
日本銀行は21日に開いた金融政策決定会合で金融政策の枠組を変更し、政策の目標を資金供給量から短期・長期金利の水準へと転換することを決定した。同時に、現行のマイナス金利政策は維持し、必要があればさらに引き下げる可能性も表明している。 黒田東彦総裁は会見で「従来の金融緩和を強化する」と語ったものの、枠組変更が実体経済に何をもたらすのか、正直、解釈には難しい部分が残る。みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストと、BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストに見解を聞いた。
NHK-BS『アナザーストーリーズ』のチーフプロデューサー、久保健一は1972年生まれ。最近、美空ひばりのCDを買った。久保はながらく、美空ひばりを「歌のうまい歌手のうちのひとり」だと認識していた。たしかに声ののびは素晴らしいし、テクニックもある。うまい。けれど、彼女と同世代の世代の人たちが、彼女を「うまい」ではなく「すごい」と表現する理由がわからなかった。 アナザーストーリーズで美空ひばりを取り上げてから考えが変わった。たしかに彼女はすごいシンガーだった。 病魔と闘いながら、歌い続ける 美空ひばりは1937(昭和12)年生まれ。12歳でデビューすると、大人びた歌唱力が評価され、天才少女歌手と褒めそやされた。1952年に15歳で歌った『リンゴ追分』が大ヒット、1954年には17歳で紅白歌合戦に初出場している。 その後も、『柔』(1964年)、『悲しい酒』(1966年)、『真赤な太陽』(19
「障害そのものは、何も特別なことではありません。でもあなたの障害に対する意識について考えることは、あなたを特別な存在にします」 障害に対する意識――。みなさんは、この言葉の意味がわかるだろうか? 実はこれ、2014年12月に32歳で亡くなった、車椅子のジャーナリスト兼コメディアンのステラ・ヤングさんが、常に私たちに問うてきた有名なフレーズである。 ステラさんは生まれた時に、「骨形成不全症」という骨の成長障害であることがわかり、医師からは「1歳まで生きられないかも知れない」と宣告されたという。だが、その後、車椅子で走り回る元気な子にすくすくと育ち、オーストラリアのディーキン大学に進学。メディア論と教育学を学び、高校の教師になった。 亡くなる数年前からは、障害アクティビストとして活躍し、「気の毒な障害者」という従来の概念を打ち破る率直な発言で人気を集めた。ときにシニカルに、ときに非情なまでに冷
《誰が当選するのかはともかく、投票率が史上最低を記録することだけは現段階で断言して差し支えないと思う。》 という予言を、ものの見事にハズした件について、お詫びを申し上げたい。 私は選挙を舐めていたようだ。 のみならず、民主主義と都民を舐めていたのかもしれない。 予想をハズしたこと以上に、なによりもこの点(選挙と選挙民を舐めていたこと)を反省せねばならない。 政治方面の出来事に関して予測を外すことは珍しいことではない。というよりも、この10年ほど、私はほとんど毎回読みをハズし続けている。 とはいえ、これほど自信満々に断言した案件について、これほどまでにきれいに空振りをしたケースははじめてだ。 政治センスの欠如とは別に、ものの見方そのものが根本的に間違っている可能性を考えてみなければならないのだろう。 以上、お詫びと反省の言葉を述べた上で、以下、なぜ自分の読みが外れたのかについて考えてみたい。
神奈川県相模原市で起こったひどい事件について、ようやくその概要を把握しつつある。 第一報は知っていたのだが、続報は追っていなかった。 避けていたと言った方が正確かもしれない。 ツイッターのタイムラインに流れてくる断片的な感想を除けば、ついさきほどまで、私はマスメディアの情報を遮断していた。 理由は、当初の段階での扇情的な伝え方が不快で、事件の詳細にアクセスする気持ちになれなかったからだ。 なので、私は、事件の細部にはあまり詳しくない。概要を正しく把握しているのかについても自信がない。 有り体に言えば、事件発生以来、いくつかのチャンネルから偶然に流入してきた情報と、この原稿を書くために、ついさきほどからニュース検索をした結果たどりついた記事以外には、情報を持っていない。 ただ、正確な情報はつかんでいないものの、事件に誘発されてもやもやと考えていることはいくつかある。 こういう事件が起こると、
関西ローカルながら、不思議な人気を持つテレビ番組「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」。そこでは、独自の手法で成功した会社などが取り上げられている。関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア――、そのエッセンスを伝えていく。第6回は、京都の老舗日本茶店、「丸久小山園」が登場します(前回の記事はこちらをご覧ください)。 私は「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(水曜深夜0時49分から放送・関西ローカル)という番組の司会をしております。 「美術館」「寿司」など、毎回「その世界を知ると少しオトナっぽい」テーマを掲げ、そのジャンルで成功をおさめている企業を取材、視聴者の方々に「少しおとなになれるライフスタイルや考え方」を提案する番組です。 この連載では、番組で紹介させていただいた、様々な関西のリーダーの「成功の秘訣」と、私が「勉強になったこと」を綴らせていただきます。皆さんの、お役に立てれば幸
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