プロサッカーリーグ(Jリーグ)が誕生する以前から、フットボーラーとして生計を立ててきた人々は、いったいどのような環境で選手キャリアを送ってきたのか――。 日本サッカーの黎明(れいめい)期にスポットを当て、サッカーと食にまつわるさまざまなエピソードを語ってもらう今回の企画に登場していただくのは、1980年代から90年代初めに日産自動車(横浜F・マリノスの前身)や日本代表でご活躍された金田喜稔さん。 “キンタ”の愛称で親しまれ、現役時代は切れ味鋭いドリブルを武器に見る者を魅了し続け、木村和司や水沼貴史らとともに「日産黄金時代」を築き上げた。 Jリーグが誕生する2年前の91年、アマチュア契約のまま現役引退。現在は、テレビ解説者や日本サッカー名蹴会の会長として、活躍している。 www.meishukai.or.jp 小さい頃は鶏肉がダメで……。とにかくマズイもんや、と ――金田さんは広島出身ですが