家電メーカーのパナソニックが、新たな体制でスポーツマネジメント事業を強化する。 10月1日、パナソニックはスポーツ事業の拡大と強化を目指して、スポーツマネジメント推進室を発足すると発表した。自社で保有するスポーツチームを強化し、持続可能なスポーツ事業へと成長を図っていくという。 さらに、新たな組織を核として、パナソニックが独自で培ってきた「資産」を活かすことで、スポーツ事業のさらなる拡大を目指す。 世界がコロナ禍という未曾有の危機に直面するなかで、パナソニックがスポーツビジネスに描く未来とはどのようなものなのか。スポーツマネジメント推進室の担当役員で、パナソニック常務執行役員CSO(最高戦略責任者)の片山栄一氏に話を聞いた。 ──今回、スポーツマネジメント推進室発足へ至った経緯は、どのようなものだったのでしょうか。 昨年のラグビーワールドカップが非常に盛り上がったことが、大きなきっかけとな