孫正義ヤフー会長が「革命」と銘打った電子商取引(eコマース=EC)モールの出店料・手数料の無料化が、インターネット業界を揺るがしている。ターゲットはECモール国内最大手の楽天とされるが、ヤフーの狙いを単なる「楽天つぶし」と考えては、その本質を見誤る。当の楽天も静観の構えだ。敵はほかにいる。孫氏が久々に打った大ばくちの背景を探った。「はっきり言って、影響はまったくないですね。動揺もない。(新規出
ノマドでないとモバイルでは出遅れる April 24, 2012 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet FacebookやGoogleがどうしてスマートフォンやタブレットに出遅れたのか-そして、引き続き引き離されそうか-というのを取材経験から推察したNYTの記事。 Disruptions: With New Comforts, Growing Complacent 【New York Times: April 22, 2012】 ほとんどその答えは、このエントリーのタイトルで表されているのだけど、要するに、FacebookにしてもGoogleにしても、開発要員たるエンジニアにとって快適な環境を提供し過ぎている、というのが、筆者の指摘のポイント。 通勤時のバスはWi-Fiが設定されていて、そこからラップトップを開くことができる。
『クラウドの次は何がくるんでしょうか』。ここ2~3年、クラウド・コンピューティングを専門に調査活動を行ってきた城田氏が、メディアからの取材などで頻繁に受けた質問だという。その回答を模索してきた城田氏が最近になって見出したのが『ビッグデータ』というテーマだ。米国では、ビッグデータをテーマにしたカンファレンスが開催されるなど、注目を集めており、日本でも徐々に認知度が向上している。「クラウドの次にくるのはビッグデータではないか」(城田氏)。 まずは、ビッグデータの定義を確認しておこう。城田氏はビッグデータを「既存の技術では管理できないほどにボリュームが増え、複雑化したデータ」と規定する。現時点では、数十TBから数PB程度を指すことが多いが、企業によって管理できるデータの量は違うし、データの種類や性質によっても管理にかかるコストは異なる。当然、テクノロジーの進歩によってもビッグデータを定義するしき
前の記事 Apple社員が明かす「Jobsマジック」の秘密 Googleはなぜ『Skype』を買収しなかったのか 2011年5月11日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) フィード経済・ビジネス Steven Levy サンフランシスコの発表会場で。左はSkype社CEOの Tony Bates氏。右はMicrosoft社CEOの Steve Ballmer氏。(Photo:Jim Merithew/Wired.com) 米Microsoft社がルクセンブルクのSkype Technologies社を85億ドルで買収する見通しだが、これはMicrosoft社にとって過去最大の買収額だ。 この買収が愚かな動きであるか、素晴らしいものであるか、あるいはその中間なのかを断定するのは早すぎる。しかしいずれにしろ、2009年に米eBay社からSkypeの株の一部を得た投資家たちをけな
第1回と第2回のコラムで、財務諸表の基本的な仕組みと財務分析の手法について説明しました。そして、それ以降の3回(第3回JALとANA、第4回ユニクロと丸井、第5回フォルクスワーゲンとスズキ)の分析でPLとBSを図にすれば企業の実態が直感的に把握できることをご理解いただけたと思います。 今回はアップルとグーグルを比較してみましょう。アップルは、iPod(アイポッド)、iPhone(アイフォーン)、iPad(アイパッド)と斬新なデジタル機器を世に出し続けています。まさに「アップル革命」といっていいでしょう。また、グーグルも検索ツールだけでなく、Gmail、Googleマップなど斬新なサービスを立て続けに世に出し、いまやネット業界に君臨する先進企業です。アップルやグーグルの名前を聞かない日はないくらいですが、これらの2社は財務的にはどのような会社なのでしょうか。 アップル(2009年9月期)とグ
1月1日、グーグル日本法人の社長に辻野晃一郎氏(51歳)が就任した。辻野社長はソニー出身で、パソコン「バイオ」事業を立ち上げた。2007年にグーグルに入社し、製品企画本部長を務めた。 辻野社長の最大の使命は、広告ビジネスの拡大だ。景気後退により既存メディアへの広告出稿が激減している中で、インターネット広告は好調を保てるのか、辻野社長に聞いた。 問 日本の広告市場をどう見るか。 答 不況はむしろ、グーグルにとってはチャンスだと考えている。経済環境が厳しくなれば、消費者の選別の目も厳しくなる。家電1つを取っても、より良い製品を安い店で買おうと考えるようになるからだ。精度の高い情報を求めるようになり、結果として、ネットで検索する回数が増える。 グーグルは検索結果と連動した広告を表示するビジネスを得意としているが、この市場はまだまだ伸びる。米国ではネット広告の約40%が検索連動型なのに対し、日本は
1955年4月米ワシントンDC生まれ、54歳。カリフォルニア大学バークレー校でコンピューター科学の修士号と博士号を取得。米パロアルト研究所などを経て、83年に米サン・マイクロシステムズに入社。後に最高技術責任者に就任した。97年から米ノベル社のCEOを務め、2001年3月にグーグル会長、同年8月にグーグルCEOに就任した。グーグル創業者、ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏を加えた、「三頭政治」でグーグルを率いる。 インタビュー当日、シュミットCEOは手にダイエットコークの缶を持ち、ポロシャツにチノパンというラフな服装で登場した。髪も乱れていたため、「撮影はNG」。本社にいる時は、ほかのグーグル社員と同様、あまりスーツを着ないようだ。右の写真はグーグル提供によるもの。 ―― モバイルや動画、企業向けソフトにOSと、グーグルが手がける分野は多岐にわたります。一番注力しているのはどの分野ですか
角川グループがYouTubeにアップロードされた自社グループ コンテンツから得た告収入が、昨年末に月間1000万円の大台を超えていることが明らかになった。 角川グループホールディングスは2008年1月にグーグルと提携を行い、動画共有サービスのYouTube上で協業することを明らかにした。その後、自社がアップロードするコンテンツだけでなく、ユーザーが自社のコンテンツを利用してアップロードした動画も積極的にビジネスに活用することを決めた。 角川グループはユーザーがアップロードした自社コンテンツの動画を自社の基準により、掲載許諾(公認バッジ付与)の是非、広告掲載、収益の配分などを決定する。角川グループが許諾をするコンテンツには、PV以外の短い本編やMADと呼ばれる二次創作が含まれていることなどが発表当時大きな話題を呼んだ。また、広告を付加することでビジネスでの収益化も目指した。 今回月間10
Googleは米国時間8月27日、著作権所有者が、海賊版クリップを削除する代わりに、YouTubeの著作権フィルタを使って、広告収入を得ることを選択していると発表した。 2007年末、Googleは、無許可のビデオを追跡する「Video ID」と呼ばれる著作権識別システムを導入した。これにより著作権所有者は、クリップを遮断するか、そのままにするか、YouTubeがその素材に対する広告を販売するかを選択できる。 Googleは8月27日の同社ブログで、無許可のクリップのうち90%に相当する著作権所有者たちは、広告収入を得ることを選択していると述べた。 「(300以上の)Video IDパートナーにとって、著作権所有者が彼らの大ファンの人たちの創造性を認めるような枠組みが、Googleのテクノロジによって作られたことは明らかである。これらのパートナーはこれまでにない方法で、コンテンツをオンライ
ITについて鋭い批評を続けている、経営理論家のニコラス・カーのブログが面白かった。 経済学における補完財という概念を使って、昨今のIT企業の戦略を説明した、 補完財の戦略的価値というコラムだ。原文のURLもはってあるので、興味のある方はどうぞ。 http://www.nicholasgcarr.com/digital_renderings/archives/the_strategic_value.shtml 補完財とは他の商品と一緒に利用される商品のことだ。珈琲と砂糖、映画とポップコーン。材木と線路、PCとデジカメなどなど。 一つの製品の供給を増やすか、価格を下げると、補完財への需要は上昇する。 例えば、電気料金を下げると、掃除機の売上が増加する。 最近気になる商品としては、ガソリンと自動車、高速道路のようなものか。 ガソリン代が上がると、車の売上が落ち、高速道路の利用率が落ちる。でもエコ
Next Big Thing!! 映画会社取締役の妄想日記から変更しました。「OpenSocial」「Friend Connect」「Facebook connect」「Android」「iPhone SDK」などネット界に次々と発生している新しい兆候に関して自分でも考えつつ、書いて行ければと思います。 Yahooが本当に愚かな決断をしてしまいました・・・ Yahooは米国時間6月12日、Googleが競合企業でもあるYahooに対して検索広告を提供する非独占契約を結んだことを明らかにした。 CNET記事参照 前回のエントリでも指摘しましたが、Yahooの最大の敵はMSではなくGoogleです。 Yahooの未来、取るべき戦略:Next Big Thing!! 今回のインタビューの中で彼らはまたも意味不明でした。 Yahoo:戦略の中核をなすのは、検索とディスプレイ[広告]の集中です。 検
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Jay Greene (BusinessWeek誌、シアトル支局長) Robert D. Hof (カリフォルニア州サンマテオ) 2008年5月19日発行号カバーストーリー 「Inside Microsoft's War Against Google」 4月のある日のこと。米マイクロソフト(MSFT)でオンライン広告の営業部隊を率いるキース・ロリツィオ氏は、ニューヨークで顧客回りをしていた。市中心部のオフィスビルで面会した相手はニコラス・アットン氏。米ネット証券会社イー・トレード(ETFC)のマーケティング最高責任者を務める社交的な人物だ。 アットン氏はマイクロソフトの技術に大いに好感を抱いていて、同社のサイト「MSNマネー」の大手広告主でも
儲かりすぎ、成長し過ぎです。 http://investor.google.com/earnings.html http://investor.google.com/pdf/2008Q1_ConfCall.pdf スライド3:Y/Yで42%成長というのはすごい。 スライド3:でもQ/Qで7%というは多少鈍ってはきてますね。(今回が1Q、前期が4Qということで季節要因=クリスマスが広告売れやすいよね、はあるんだろうけど。) スライド4:ついにアメリカ国内での売上が全体の50%割りましたね。 スライド6:四半期でR&Dに$673M(=673億円)を使うってすげー。これだけ金突っ込まれたらもう検索とか勝負する気にもなれない。 スライド6:しかも売上の13%をR&Dに投資してるというのがもっとすごい。ソニーとか松下とかでも3〜6%くらい。お前ら、製薬会社かと。 スライド7:営業利益率が(Non-G
数年後にはGoogleはエコノミストの主要な就職先になってるかもと、最近のGoogleの動きを見てて思った。 無線帯域へのオープンアクセスの確保こそがGoogleの真の狙いだった 先ごろ行われたアメリカの700MHz帯の周波数オークション。このオークションでGoogleは全く帯域を落札することが出来ず、結局Verizonとかの既存の携帯キャリアがすべての周波数帯を落札した。そしてこれはGoogleの敗北だと報道された。でも僕にとっては、これはGoogleの勝利にしか見えない。 実際、Googleはオフィシャルブログで勝利宣言を出しているのだ。 ⇒はてなへの転職のご報告 - I 慣性という名の惰性 I オークションの結果だけを見るとGoogleは結局自前の帯域を落札することは出来ませんでしたが、Googleはオフィシャルブログで次のような勝利宣言を高らかに掲げました。 ⇒Official G
Enterprise 2.0 という言葉が作られるなど、WEB2.0的ツールを企業内で使うことが一般的になっているわけですが、それじゃ Google はどんな社内ツールを使ってるんだろう?という興味を満たしてくれる記事がありました: ■ The Tools Google Uses Internally (Google Blogoscoped) 元ネタはこちらのエントリに掲載されているもの(詳細なPDFファイルはこちら)で、KMWorld Magazine が主催したイベントで発表されたプレゼン内容とのこと。Google 社員の Naveen Viswanatha という方が、いくつかの社内ツールを紹介してくれています。早速どんなものか、というと: < Google Projects > プロジェクトに関係するタスクや資料を一覧表示する、ダッシュボードのようなツール。上の方にあるタブに「My
第48回 マイクロソフトのヤフー買収提案への、現場の期待と戸惑い 2008年2月8日 金曜日 帰ってきた顰蹙の魔王 オールド層には複雑な感想も伴う買収提案 再び「またか」である。ただし、前回の「再生紙偽装」のそれに比べると、さまざまな感慨をこめた「またか」だった。マイクロソフトがヤフーに買収を提案。その報道を耳にして、インターネットの黎明(れいめい)期を体験している現場のスタッフなら、おそらく半数以上が、「またマイクロソフトさん、やるもんだねぇ」的な感覚を持ったことだろう。 2007年2月にヤフーから断られたにもかかわらず、再度の提案で「またか」という意味ではない。提示された買収額の総額は、「446億ドル=約4兆7500億円(ITpro 2月1日)」と伝えられているが、その規模の大きさへの驚きとも違う(巨額すぎて想像すらできないのですが)。あえて解説すれば、過去の記憶からの「またか」であり
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