レストランチェーン「フーターズ」のアメリカ・テキサス州の店舗に勤務していた日本出身の従業員が、客から人種差別を受けたと訴え、注目を集めている。フーターズ最高法務責任者は8月14日、現地メディアの取材に対し、その客を入店禁止にしたと話した。 「フーターズ」は、チアリーダーをイメージした従業員「フーターズ・ガール」で知られるアメリカン・レストラン。日本出身のエリナ・ブラックストックさんは、数年前からフーターズで働くことを夢見ていた。
![東京育ちのフーターズ・ガール、米店舗で客から人種差別 ショックで退職、客は出禁に 客に渡されたレシートに、人種差別的な言葉が書かれていた。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2a3b70aa6c74f1ee94643d33857069f57237caab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c6335a5230000760121f1ad.png%3Fops%3D1200_630)
岐阜県の旧黒川村など(現・白川町)から戦時中に旧満州(中国東北部)へ入植した満蒙開拓団の女性たちが、敗戦直後に団幹部の指示で旧ソ連兵に「性接待」をさせられたと告白し、衝撃を与えている。長く伏せられてきたが、「なかったことにできない」と公の場で語るようになった。過酷な歴史の語り継ぎを支えるのは、女性の妹や息子たちだ。 「『(夫が)兵隊に行かれた奥さんたちには、頼めん。あんたら娘が犠牲になってくれ』と言われた」 今月10日、岐阜市民会館であった証言集会。元黒川開拓団員で、終戦当時20歳だった佐藤ハルエさん(93)=岐阜県郡上市=が話し始めると、空気はピンと張り詰めた。 「白川町誌」などによると、黒川開拓団は1941年以降、600余人が吉林省陶頼昭に入植した。敗戦後、旧日本軍に置き去りにされ、現地住民らによる襲撃や略奪を受け、隣の開拓団は集団自決した。 当事者の証言によると、黒川開拓団は幹部が近
女優のスカーレット・ジョハンソン(Scarlett Johansson。姓はヨハンソンとも)が、ルパート・サンダース(Rupert Sanders)監督の新作映画『Rub & Tug(原題)』でのトランス男性役を降板すると発表しました。 詳細は以下。 Exclusive: Scarlett Johansson Withdraws From 'Rub & Tug' 『Rub & Tug』は、実在のトランスジェンダー男性Dante 'Tex' Gillを主人公とする物語。2018年7月2日に、シスジェンダー女性のジョハンソンがこのトランス男性を演じると発表されて以来、トランスジェンダーのコミュニティからは激しい批判が巻き起こっていました。詳しくは以下を。 スカジョがトランスジェンダー役に→トランス女優らから批判→トランス女優に死の脅迫 - 石壁に百合の花咲く サンダース監督は『ゴースト・イン・
過激化し、犯罪に走る非モテ「インセル」がアメリカで問題になっているが、かの国には、よりダークな非モテ「ミグタウ」と呼ばれる人々もいる。女性への怨念をじくじくと培養し、社会とも関わらず、まるで既存の社会構造に対して静かにテロを仕掛けているようだ。「セラピーで顔は治らない」と絶望的な台詞を漏らす彼らの精神構造に迫った。「草食系男子」など日本文化からの影響も興味深い。 反フェミニズムの王国「マノスフィア」へようこそ 近年のアメリカでは、#MeToo運動が代表するようなフェミニズムの勃興がまずあり、それへのカウンターとして反フェミニズムの動きも活発化している。 フェミニズムの反対なので、メニズム(menism)という言い方もあるのだが、筆者の観測範囲では、メンズ・ライツ(男性の権利)運動、あるいはメンズ・ライツ・アクティヴィズムの略でMRAと呼ばれることが多いようだ。 議論は主にインターネット上の
母親なんだから、母親なのに、この母親ときたら……世のお母さんたちに対して厳しい意見があがることは多い。スマホを使っていたり、飲み会にいったり、料理ができなかったりすると非難ごうごう。モデルの山田優さんが髪の毛をピンク色に染めたときも、「母親失格」なんて声もあがっていたっけ……。 ある女性も出産直後にスマホを操っていたところ、「子供よりもスマホが大事なのか!?」と非難の的になった。だが彼女は強かった。非難を受け流しつつ「2つのケースを除けば、世の母親の行動に口を出すな」と主張したのだ。 ・出産直後にスマホを見たらいけないの? 2018年7月1日、ブロガーであるコンスタンス・ホールさんが、出産直後の様子を収めた1枚の写真を SNS に投稿した。 パートナー男性が赤ちゃんの面倒を見ている一方で、ホールさんはリラックスした様子でジュースを飲みながらスマホに目を向けている。 ほのぼのとした一家だんら
アメリカで、「インセル」と呼ばれる一部の「非モテ」が過激化し、テロ事件を起こして社会問題となっている。興味深いのは、そんな彼らのなかにはトランプ支持者が多いということ。彼らのコンプレックスに満ちたメンタルや、「インセル 」という集団の由来を注意深く探っていくと、トランプを生んだアメリカという国の一側面が浮かび上がってくる。 続発する非モテたちの犯罪 今年の4月、カナダ・トロントの路上で、レンタカーが通行人に突っ込み、10名を殺害して多くに重軽傷を負わせるという事件が起こった。死者の多くは女性だった。 この種の攻撃からは、どうしてもイスラム過激派によるテロを想起してしまうわけだが、犯人は25歳のアレック・ミナッシアンという白人男性で、イスラム教との接点はおろか前科すらない人間だった。 しかし驚くべきことに、彼はある種の過激思想によって突き動かされた、まごうことなきテロリストだったのである。問
「ハーフ」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。テレビで見かけるいわゆる「ハーフタレント」たちのイメージ、あるいは学校や職場で知り合った人のイメージが思い浮かぶ人も多いかもしれません。当然ですが、一口に「ハーフ」と言っても様々な人たちがいます。ルーツや国籍、性別、年齢、生まれた場所まで本当に多様な人たちが「ハーフ」という言葉で括られています。 この記事では「ハーフ」や「混血」といったテーマで研究を深めてきた数少ない研究者である若手社会学者の下地ローレンス吉孝さんに、彼がこれまでの6年間で集めてきた50人以上の聴き取りの中から、ガーナ、ボリビア、インド、アメリカに縁のある4人の言葉を選んで紹介していただきました。「ハーフ」という言葉・括りの中で葛藤してきたかれらが、これまで日本の「日常」の中でどんな体験を通過してきたのか、ぜひ知っていただけたらと思います。(編集部) 「ハーフ」のイ
アグレッシブ烈子(C)2015, 2018 SANRIO サンリオ/TBS・ファンワークス 先日投票を締め切った『2018年サンリオキャラクター大賞』。海外ランキングの中間発表にてアメリカ・ヨーロッパ各国で上位にランクインしている“アグレッシブ烈子”をご存知だろうか。2016年4月から2018年3月まで『王様のブランチ』(TBS系)内で放送されたショートアニメで知ったという方も多いかもしれない。4月からはNetflixにて新作アニメの配信がスタート。海外では“Aggretsuko”にタイトルを変え、世界デビューも果たしている。日本ではまだまだマイナーなアグレッシブ烈子がなぜ海外でここまで人気があるのか、サンリオ広報に聞いた。 日本は10位圏外、アメリカ・ヨーロッパ各国ではTOP3入賞という人気 Netflixオリジナルアニメを世界190カ国以上に配信 2015年秋に開催された『サンリオキャ
性や避妊の話題がタブー視されないような社会にしたいと、スウェーデンに留学した大学生の女性が、あるプロジェクトを立ち上げた。その名も「#なんでないの」。ホームページで日本や海外の状況を紹介しているほか、東京と大阪でスウェーデン人留学生を招いた講演会を開く。 発起人は、国際基督教大4年の福田和子さん(22)。公共政策を専攻し、2016年9月から1年間、スウェーデンのリンネ大学で性に関わる政策や社会状況を学んだ。 福田さんが留学先で驚いたのは、日本では医師の処方箋(せん)がないと入手できない緊急避妊薬が薬局に売っていたことだ。しかも、価格は日本で通常かかる費用の5~10分の1ほど。地域や年齢で差はあるが、若者の心や体の相談にのる「ユースクリニック」で多くが無料で提供される。 福田さんが現地の産婦人科でピ… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員
日本は144か国中、114位(2017年)。これは、男女の格差を指数化した「ジェンダーギャップ指数」のランキングです。女性国会議員の割合は、193か国中、160位(2018年)。男女の格差についての各種の調査をみると、日本は先進国最低どころか世界最低レベル。 「男女平等」「女性の社会進出」「女性が輝く社会」女性の活躍を期待することばが取り上げられる機会は増えてきていますが、いまだに、女性が力を発揮しづらい日本。では、女性が活躍している国々は、何が違うのでしょうか?2回にわたって考えます。 1回目は、「首相だけど、産休とります!」 南半球の島国・ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相。彼女に今、世界中のメディアが注目しています。まもなく、第1子の出産を予定していて、これにあわせて産休をとるためです。1国のリーダーが産休をとるのは世界初。 「首相でも産休をとれるの?」 「首相がいなくても
路上で客待ちをする売春婦(2015年9月5日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / VALERY HACHE 【6月4日 AFP】ニュージーランドで4日、同国女王を兼任する英エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の公式誕生日を祝って毎年6月初旬に授与される「ニュージーランド・メリット勲章(New Zealand Order of Merit)」の叙勲者名簿が発表され、元売春婦のキャサリン・ヒーリー(Catherine Healy)氏(62)が性産業における貢献を理由に「デイム」の称号を授与されることが分かった。 ニュージーランドは2003年に売春を合法化し、世界屈指の進歩的な売春法を導入したが、ヒーリー氏はその立役者として知られる。 受賞の知らせにヒーリー氏は驚きを隠せず、「予想もしなかったことです」と国営ラジオ・ニュージーランド(Radio New Zealand
韓国人に憧れる日本人「オルチャン」とは 今、「韓国人になりたい!」と憧れている10代を中心とした女子の存在が注目されている。10代向けの雑誌には「韓国人に近づける」メイクやファッションの特集が毎月組まれている。しかも数ページではなく、数十ページにわたって紹介されていることも少なくない。表紙に大きく韓国特集について書いている雑誌も増えている。「韓国風」が日本の10代のトレンドになっているのだ。 韓国人に憧れる日本の女子は急増中だ。ファッションやメイクも韓国人に寄せて、できるだけ韓国人に近づこうとする、そんな女子を表す「オルチャン」という言葉がある。「オルチャン」は韓国語で「顔」と「最高」を合わせた造語で、顔がいい人(主に女性)を指す言葉だが、韓国で「オルチャン」は2003年頃流行り、現在では死語となっている。今の日本でいう「コギャル」とか「ヤマンバ」といったところだろうか……。 そんな言葉が
去る5月12日から18日まで、アメリカのワシントンDCでとあるワークショップが開かれました。これは、ドイツのロバート・ボッシュ基金が数年前から行っている世界規模の企画で、2018年~2019年は、世界9カ国(アメリカ、インド、インドネシア、中国、ドイツ、日本、ブラジル、フランス、南アフリカ)から厳しい選考基準を経てフェローとして選ばれた各国3名のヤング・プロフェッショナル達(計27名)が集まり、1年間にわたり3つのテーマ(「世界の移民・難民問題」、「世界秩序の未来」、「世界秩序における都市の役割」)について議論を重ねるものです。(因みに私はご想像通り「世界の移民・難民問題」グループに配属されています。) 5月のワシントン・セッションの最終日には余興として、日本とアメリカのフェローが自国について発表をする機会があったので、私は中等科の頃から習っている茶道についてありあわせのデモンストレーショ
人間の本能というのをあまり信じていない 繰り返し訊かれるけど、何と答えたらいいか未だに分からない質問がある。 「どうして? 理由は? きっかけは何?」 私が同性愛者であると知った人のうちの何割かが投げかけてくる言葉である。これがね~実に返答に困るんすよ。困った末に、半笑いで「エ」と「ウ」の中間のような呻き声を出してから 「いや……なんか……いつの間にか……ッスね……」 と返すのだけど、相手にはだいたい納得できね~という顔をされてしまう。 私は1981年の冬に東京で生まれ、その後北関東の田舎で育ち、37歳の現在はまた東京に住みながら細々と小説を書いて飯を食っている。最近『完璧じゃない、あたしたち』という女同士の話ばかり23編を集めた短編集を刊行した。 一人っ子、近視の乱視、高卒、水瓶座AB型、好きな寿司ネタはサーモンと生タコ。そういうプロフィールから私が同性愛者である理由を探り当てようとする
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