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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (35)

  • 「レアメタル・シャーク」をブラジル沖で発見 高まる海洋汚染の懸念

    ブラジル沖のイタチザメの体内から、携帯電話などの電子機器に含まれる金属が検出された。(PHOTOGRAPH BY JEFF ROTMAN / NPL / MINDEN PICTURES) ブラジル南岸沖のイタチザメは、携帯電話や電気自動車などのテクノロジー機器に含まれる汚染物質を大量摂取している。こんな研究結果が2024年8月、学術誌「Environmental Pollution」に掲載された。論文の執筆者によれば、このような発見が発表されたのは今回が初めてだ。 これらの汚染物質には、私たちの世界を動かしているレアメタルが含まれている。国際的な規制当局がレアメタルの深海採掘にゴーサインを出すことを検討し、電子廃棄物の海洋への流入が増加している今、サメの体内からレアメタルが発見されたことは憂慮すべきことだ。 論文の執筆者の1人で、バハマのケープ・エルーセラ研究所でサメの研究保護プログラムを

    「レアメタル・シャーク」をブラジル沖で発見 高まる海洋汚染の懸念
    u-li
    u-li 2024/08/17
    “州の沿岸地域は人口が多く、野放し状態になっているテクノロジー機器の廃棄に関連している可能性のほうが高い”“歯に「極めて高濃度」のチタンが含まれている”“サメはほかの動物より頻繁に歯が生え替わる”
  • 「カエルサウナ」がカエルを救う、あのツボカビ症から回復、研究

    ツボカビに感染したキンスジアメガエル(Litoria aurea)は、太陽光で暖まったブロックの中で休むと回復できることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY ANTHONY WADDLE) 仕組みはとても簡単だ。10個の穴を開けたレンガのブロックを直射日光が当たる場所に置くだけ。すると、暖かい場所を好むオーストラリアのキンスジアメガエル(Litoria aurea)は、蒸し風呂のようになった穴の中に飛びこみ、三角形の頭だけを出してくつろぎはじめる。カエルたちは知らないだろうが、この「カエルサウナ」が彼らの命を救えるという論文が学術誌「ネイチャー」に6月26日付けで発表された。 カエルツボカビ(Batrachochytrium dendrobatidis、Bdとも)という脅威の病原菌は、世界中で90種を超える両生類を絶滅させ、500種を減らしている。この真菌は涼しい場所を好むため、

    「カエルサウナ」がカエルを救う、あのツボカビ症から回復、研究
    u-li
    u-li 2024/07/24
    “ツボカビは数百種あるツボカビの一つで、水中またはほかの両生類との接触によって広まる。感染すると、皮膚のタンパク質が食べられ、やがて死に至る”“涼しい環境に生息している両生類では”“利用できない”
  • 5000年前に殺された「ビットルプマン」、驚きの生涯が明らかに

    デンマーク中部にある泥炭地。このような北欧の泥炭地では、保存状態の良い人骨が多数発見されている。水温が低く、ミズゴケのような植物が繁茂し、酸素濃度が低いため、人の組織を何千年も保存するのに理想的な条件となっている。(PHOTOGRAPH BY LARS S. MADSEN/ALAMY) 1915年にデンマーク北部のビットルプ村で泥炭を掘っていたとき、砕けた頭骨を含む人骨と(この人物の殺害に使ったと思われる)こん棒、ウシの骨、器が見つかった。この人骨は「ビットルプマン」と呼ばれ、デンマークの先史時代に関する遺伝学的な研究の対象となった。2014年の研究は、ビットルプマンが別の場所で生まれ育ったことを示唆していたが、2024年2月に発表された新たな論文により、彼の人生が驚くほど詳しく明らかになるとともに、農業が始まったころの北欧の状況も垣間見えた。 「骨の主がどんな人物かが見えてきました。根

    5000年前に殺された「ビットルプマン」、驚きの生涯が明らかに
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    u-li 2024/07/19
  • 「超加工食品」でたばこ並みの依存性が判明、渇望や禁断症状も

    ソーダやポテトチップスのような超加工品は多くの健康問題と関連しているが、摂取をやめるのはたばこをやめるのと同じくらい難しいかもしれない。(PHOTOGRAPH BY DAN KITWOOD, GETTY IMAGES) ポテトチップスの大袋をいつの間にか完してしまったり、思っていた以上にドーナツをべてしまったりした経験がない人はいないだろう。この現象の原因が、意志の弱さではなく「超加工品依存症」という状態にあることを示す証拠が集まってきている。 超加工品(高度に加工された品)には、袋菓子、朝用シリアル、ほとんどのファストフード、大量生産されたパンやデザート、ソーセージ、ホットドッグ、冷凍魚フライ、ソフトドリンク、アイスクリーム、キャンディーをはじめ、包装されてスーパーに陳列される多くの品が含まれていて、米国の成人が消費するカロリーの60%近くを占めると推定されている。 超加

    「超加工食品」でたばこ並みの依存性が判明、渇望や禁断症状も
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    u-li 2024/06/08
  • ギザの大ピラミッド、4500年前の「建造日誌」が残っていた

    紅海のエジプト沿岸に、ワディ・エル・ジャラフという4000年以上前の古代遺跡がある。遠く海の向こうにシナイ半島を望むこの遺跡で2013年、歴史的発見がなされた。石灰岩で作られた坑道のなかで、世界最古のパピルス文書が30巻見つかったのだ。 古さもさることながら、注目すべきは書かれている内容だ。この「紅海文書」と呼ばれるものは、その昔にぎやかな港として栄えたワディ・エル・ジャラフについて明らかにしているだけでなく、クフ王の大ピラミッド建造に直接関わっていたメレルという人物の日誌も含んでいた。(参考記事:「“永遠”のギザの三大ピラミッドはどう建てた? 謎の空間も発見」) ワディ・エル・ジャラフの遺跡が最初に発見されたのは1823年。発見者の英国人旅行家で古物収集家のジョン・ガードナー・ウィルキンソンは、これをギリシャ・ローマ時代のネクロポリス(共同墓地)だと考えた。その後1950年代に、考古学好

    ギザの大ピラミッド、4500年前の「建造日誌」が残っていた
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    u-li 2024/06/02
  • 中国で絶滅したはずのオオサンショウウオ、日本にいると判明

    中国で絶滅したとされる世界最大の両生類「スライゴオオサンショウウオ」が日国内で東京の水族館と広島の動物園で飼育されていることを、京都大学の西川完途教授(動物系統分類学)らが発見した。日固有種で国の特別天然記念物でもある「オオサンショウウオ」と外来種の交雑状況を調査する過程で分かった。クローン技術と人工繁殖でスライゴオオサンショウウオを保全し、将来的には元の生息地に返すという計画もあるという。 日固有種のオオサンショウウオは1952年に国の特別天然記念物に指定された。1960年代以降、中国からイボや目の形態に違いがある「チュウゴクオオサンショウウオ」など外来種が持ち込まれているが、一部が野外の河川に逃げ出して日のオオサンショウウオと交雑。中間の形骸をした交雑種が増えており、絶滅危惧種を含む生態系への被害が問題視されている。 西川教授は、国内におけるオオサンショウウオの交雑状況を調べる

    中国で絶滅したはずのオオサンショウウオ、日本にいると判明
    u-li
    u-li 2024/03/12
    “系統樹で外来種チュウゴクオオサンショウウオと判別したのが75個体と大半を占めた”“2個体のうち1個体はすでに死亡しており、1個体は岡山県内の個人宅にいたものの現在は行方知れず”
  • コロナ後遺症の「だるさ」、筋肉にまで根深いダメージ、最新研究

    イタリア、ASL3ジェノバ心臓リハビリテーション科でリハビリを受ける新型コロナ後遺症患者。同科では2020年から、新型コロナウイルス感染症で入院した患者のためのリハビリテーションプログラムを実施している。(PHOTOGRAPH BY MARCO DI LAURO/GETTY IMAGES) 新型コロナウイルス後遺症(罹患後症状)の患者の多くは、主な症状として運動機能の低下を訴える。心身に負荷をかけすぎた後は激しいだるさ(倦怠感)に襲われて、その繰り返しにより病状が悪化するおそれがある。「運動後(労作後)倦怠感」(PEM)として知られるこの症状は、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」(ME/CFS)の特徴的な症状でもある。 このほど、新型コロナ後遺症患者にみられる倦怠感に一つの説明を与える論文が2024年1月4日付けで学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された。新型コロナ後遺症の患

    コロナ後遺症の「だるさ」、筋肉にまで根深いダメージ、最新研究
    u-li
    u-li 2024/02/22
    “後遺症患者の骨格筋では、健康な人に比べて速筋線維の割合が多くなっていることを発見した。「筋線維の種類を変えるのは困難” “速筋線維はエネルギーをすばやく消費するので、疲れるのも早い”
  • 古代の騎馬民族スキタイ人、人の皮で矢筒を作っていた、初の証拠

    スキタイ人の墓から出土した2400年前の皮や毛皮の断片47個のうち、少なくとも2つが人間のものだったことがわかった。(PHOTOGRAPH COURTESY MARINA DARAGAN) 古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは、2400年以上前に、騎馬遊牧民のスキタイ人は人間の皮を使って矢筒を作ると書き残した。これまで疑問視されることが多かった記述だが、このたび、それが事実だったことが確認された。2023年12月13日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された論文には、「この調査結果によって、ヘロドトスのおそろしい主張が裏付けられたものと考える」とある。 ヘロドトスによると、スキタイ人は最初に殺した人間の血を飲んだり、頭皮を集めたりしていた。「死んだ敵の右手から、皮や爪などあらゆるものを集め、矢筒のカバーにする者も多い。人間の皮は厚く、光沢があるので、あらゆる動物の皮の中で一番明るく白いとも

    古代の騎馬民族スキタイ人、人の皮で矢筒を作っていた、初の証拠
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    u-li 2024/02/15
  • 不思議な気象現象、“雷雪”の謎に迫る

    アメリカ、ミネソタ州の農場の上空でとどろきを上げる雷雲(写真左)。雷雲は、地表近くの暖かく湿った空気が上昇して、大気の状態が不安定になった場合に発生する。 アメリカでは、晩冬から早春にかけてこのような条件がそろうことがある。吹雪の中で雷鳴と雷光が発生する珍しい気象現象で、「雷雪」と呼ばれている。 雷雪の研究者は、雪中撮影装置(写真右)を用いて雷雪の形成メカニズムを調査している。 Photograph by Richard Olsenius/NGS (left) and courtesy Patrick Market (right) 3月1日~2日、アメリカ東部地方は広範囲にわたって晩冬の雪嵐に襲われた。猛烈な吹雪となり、激しい雷鳴がとどろいた。住民は寒さと音で大変だっただろう。おや?そういえば雷が鳴るのは夏ではなかったか? 雪雲に伴う雷は珍しい気象現象であまり知られていないが、「雷雪(th

    不思議な気象現象、“雷雪”の謎に迫る
    u-li
    u-li 2024/02/05
    “雷雪が発生するためには、地表近くの大気の層が上空の層よりも暖かく、なおかつ、雪を降らすほど冷たくなければならない”“雷雪現象による降雪強度(単位時間当たりの降雪量)は1時間に5センチ以上”
  • コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究

    新型コロナウイルスの感染は昨年11月下旬から年が明けても増える傾向が続き、流行の「第10波」の兆しも見せている。理化学研究所(理研)と京都大学の共同研究グループは昨年末、症状が収まった後もウイルスが心臓に残存すると心不全のリスクが高まる可能性があると発表した。同5月に感染症法上の位置付けが5類に移行し、人々は「コロナとの共生」の日常に戻っているが、流行ウイルスの性質が大きく変わったわけではなく、油断はできない。厚生労働省は今冬期の流行拡大に注意を呼びかけている。 国内初感染確認から4年でまた増加傾向 新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから1月15日で4年が経過した。5類移行後は感染実態の把握方法は全数把握から全国約5000の定点医療機関による定点把握に変更された。厚労省によると、定点把握の感染者数は移行後も増え続け、昨年8月末から9月上旬には1医療機関当たり約20人になり流

    コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究
    u-li
    u-li 2024/01/27
    “新型コロナ感染による心筋症はサイトカインストームとは独立して起き、持続的な感染が心不全のリスクを高める可能性が明らかになった”
  • 「湖水爆発」で数百万人が犠牲の恐れ、時限爆弾のようなキブ湖

    ルワンダとコンゴ民主共和国にまたがるキブ湖。そのユニークな地質的特徴により、湖深くに膨大な量の二酸化炭素とメタンガスが蓄積しており、湖岸に住む数百万人の命を危険にさらしている。(PHOTOGRAPH BY ROBIN HAMMOND, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ルワンダとコンゴ民主共和国にまたがる緑豊かな渓谷にあるキブ湖は、見事な崖に囲まれている。湖上では漁師たちが小舟を浮かべ、歌に合わせて櫂(かい)を揃えて漕ぎながら、その日の料を捕っている。だが、湖の深部は、そんなのどかさとは無縁の世界だ。 キブ湖は地質学的に特異な多層湖で、深い層は蓄積した二酸化炭素とメタンで飽和状態にある。このような湖は世界に3つしかない。残りの2つはカメルーンのニオス湖とマヌン湖で、どちらも過去50年の間に湖水爆発を起こして致死的なガスの雲を噴き上げ、人間や動物を窒息死させた。 1986

    「湖水爆発」で数百万人が犠牲の恐れ、時限爆弾のようなキブ湖
    u-li
    u-li 2024/01/24
    “ガスを豊富に含む深い層の水をくみ上げて、水と二酸化炭素やメタンを分離し、ガスを抜いた水を湖に戻す”“水が密度の高い層を通って沈んでいくときに、水が垂直方向に混ざり合う”
  • 仮想の自宅で「物を捨てる練習」、ためこむ人に効果あり、研究

    ためこみ症に悩む一人暮らしの男性。自宅アパートで。(PHOTOGRAPH BY ARNAUD CHOCHON, HANS LUCAS/REDUX) 古新聞や古着をはじめ、たいした価値がないのに物を捨てられず、生活に支障が出るほどためこんでしまう。そんな「ためこみ症」の治療に、片付けの爽快感や恩恵を仮想現実(VR)の世界で体験することが効果的という研究結果が発表された。「シミュレーションによって、ためこみ症の患者が大切にしている物を手放す練習をさせるという研究は、これが初めてです」と、医学誌「Journal of Psychiatric Research」の2023年10月号に掲載された論文の筆頭著者で、米スタンフォード大学医学部精神医学・行動科学教授のキャロライン・ロドリゲズ氏は言う。 ほとんどの人は、捨てられない大切な物を少しは持っている。しかし、精神疾患の一つであるためこみ症では、火災

    仮想の自宅で「物を捨てる練習」、ためこむ人に効果あり、研究
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    u-li 2024/01/05
    “忍耐を実践し、自分をいたわることです。一人で悩む必要はありません。治療の道はあります”
  • 第61回 豚肉だけどフルーティー、ハイチ料理の“グリオ”とは?

    梅雨の晴れ間の昼下がり、私がやってきたのは東京・丸の内にあるコンベンション&アートセンター「東京国際フォーラム」。昼時になるとこの施設の地上広場にキッチンカーがずらりと並ぶ「ネオ屋台村」で、昼を購入しようと思ったのだ。 キッチンカーとは調理設備を搭載した移動販売車のこと。ネオ屋台村では丼ものやオムライスをはじめ、富士宮やきそばなどのご当地グルメ、世界各国の料理といったバラエティに富んだキッチンカーが軒を連ねる。丸の内で働く人たちが毎日来ても飽きないようにと、曜日ごとに出店も異なるらしい。 「何をべようかなあ」とキッチンカーを見て回る。この日もイタリアンにベトナム料理、ロコモコと、様々な国際会議が開かれる東京国際フォーラムらしいワールドワイドな屋台が並んでいた。せっかくならどこかの国のソウルフードがべたい。そう思ってそぞろ歩いていると、一の幟が目に入った。 「ハイチ料理」 ハイチは中

    第61回 豚肉だけどフルーティー、ハイチ料理の“グリオ”とは?
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    u-li 2023/11/07
  • アフガン地震は“四つ子地震”、「ありえない」と科学者ら唖然

    アフガニスタンのヘラート州ジンダジャン地区のスィア・アーブ村で、地震前に自宅があった辺りを歩く男性。アフガニスタンでは10月に入ってから同じ規模の大地震が4回立て続けに発生しており、村はそのうちの1つの被害を受けた。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO, NATIONAL GEOGRAPHIC) 現地時間10月7日午前11時11分(日時間15時41分)、アフガニスタンのヘラート州でマグニチュード6.3の地震が発生した。ヒンドゥークシュ山脈の西端の断層が破壊され、人口の多いヘラート市が大きな被害を受け、近隣の多くの農村が瓦礫と化した。それからわずか23分後、同じくマグニチュード6.3の2回目の地震が発生した。 4日後の10月11日には、人々が瓦礫の中から遺体を回収している最中に、同じ地域で3回目のマグニチュード6.3の地震が発生し、傷ついた住民をさらに打ちのめした。死

    アフガン地震は“四つ子地震”、「ありえない」と科学者ら唖然
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    u-li 2023/10/24
  • コロナワクチンのつらい副反応は「良いこと」、研究続々

    2023年10月2日、オランダで新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける患者。頭痛や悪寒などの強い副反応は不快だが、ワクチンがより強い免疫反応を引き出して将来の感染に備えているサインなのかもしれない。(PHOTOGRAPH BY KOEN VAN WEEL, ANP/REDUX) 新型コロナウイルスワクチンの副反応におびえる人々に朗報だ。最新の研究によれば、強い副反応はワクチン接種後にウイルスと戦う抗体がより多く作られていることを示していて、良いことかもしれないという。論文は査読前の論文を投稿するサーバー「medRxiv」で2023年10月6日に公開された。 「強い症状を報告する人ほど、抗体レベルが高かったのです」と、この研究を率いた米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の臨床心理学者アリク・プレーザー氏は言う。 米ブラウン大学の腫瘍専門医ジェレミー・ワーナー氏は、新型コロナウイルスワクチ

    コロナワクチンのつらい副反応は「良いこと」、研究続々
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    u-li 2023/10/17
    “接種を受けなかった成人の約3人に1人が、ワクチンの副反応を理由に挙げていた”“免疫系がやるべき仕事をしていることの証拠”
  • つらい記憶のフラッシュバックは「テトリス」をやると減る、研究

    2006年、イラクのアルファルージャで、軍用の金属探知機を膝に乗せ、テトリスをプレイする米海兵隊の兵士。(PHOTOGRAPH BY TOBY MORRIS, ZUMA PRESS/ALAMY STOCK PHOTO) 1980年代に世界的ベストセラーになったコンピューターゲームの「テトリス」を、メンタルヘルスの改善に役立てる研究が進められている。具体的には、テトリスをプレイして、性的暴行や自動車事故、戦争、自然災害、または困難な出産などを体験した後に起こるフラッシュバック(過去に経験したトラウマ的な記憶が自分の意志とは無関係に侵入すること)の回数を減らせる可能性があるという。 世界24カ国で実施した調査によると、人が死ぬところを見たり、愛する人が突然亡くなったり、命が脅かされたりする事故に遭ったりするなどのトラウマ体験があると報告した人の割合は70%を超えていた。だが、その後に睡眠障害や

    つらい記憶のフラッシュバックは「テトリス」をやると減る、研究
    u-li
    u-li 2023/10/02
    “トラウマを経験したばかりで記憶が完全に形成される前の脳に、トラウマ体験と競合する画像を与え、それに意識を集中させることで、フラッシュバックの回数を減らせないか”
  • 食塩に実は隠れた甘さ、塩化物イオンによる味覚を発見

    塩(塩化ナトリウム)はナトリウムイオンと塩化物イオンが結びついている。このうち、ナトリウムイオンは口の味細胞にある塩味の受容体に結合し塩味として感じられるが、一方の塩化物イオンは甘味やうま味の受容体に結合していることが分かった。岡山大学などの研究グループが、メダカやマウスの実験で発見した。ヒトにも、同様に塩化物イオンが結合するタイプの受容体があるという。 ヒトの口の中には甘味、うま味、塩味、苦味、酸味を起こす物質と結合する受容体がある。それぞれの味を起こす物質と対応する受容体の構造が、鍵と鍵穴の関係のようにぴたりと結合して味を識別する。こうして甘味受容体は砂糖、塩味受容体はナトリウムイオンを感知する。糖は塩味受容体には結合しない。この仕組みはヒトや魚類など脊椎(せきつい)動物に共通するという。 ヒトはみそ汁に近い0.8~1%ほどの濃度の塩水はおいしい塩味として感じるが、その10~20分

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    u-li 2023/03/23
  • 更年期の女性の体に起きること、科学の力で全容が見えてきた

    「非常に激しいホットフラッシュが起きると、心拍も乱れました」。撮影中に更年期障害について語るリサ・デービスさん(44)。英国バーカムステッドで。(PHOTOGRAPH BY ELIZABETH DALZIEL) 女性たちやメディアが更年期についてオープンに話すようになったのは、米国ではここ数年のことだと、米コロラド大学医学部産婦人科教授で更年期の研究に長年取り組んできたナネット・サントロ氏は話す。 更年期に関する知見の多くは「全米女性健康調査(SWAN)」から得られた。例えば、突然のほてりや発汗などの症状が出る「ホットフラッシュ」を長く頻繁に経験している女性は、心臓血管疾患のリスクが高いことがSWANによって判明した。また、体重自体は変わらなくても体脂肪量が増え、脂肪以外(骨や筋肉など)の量が減るという、昔から更年期の女性が感じてきたことを裏付けたのもSWANだった。 1994年に始まった

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    u-li 2023/02/24
  • 雄ライオンの休息、タンザニア

    セレンゲティ国立公園のクレインズ・キャンプ(Klein's Camp)で撮影したレアショット。朝の7時17分、散策に出かけた私はこのグループを見つけ、急いでカメラに収めた。6分後には1頭が立ち上がり、11分経つと3頭が睡魔に負け、残りの3頭も茂みに隠れてしまった。動物写真歴は20年以上になるが、一生に一度あるかないかの貴重なチャンスだった。 (写真と文は米National Geographicサイト「Your Shot」への投稿作品) Photograph by Daniel Dolpire

    雄ライオンの休息、タンザニア
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    u-li 2022/08/26
    “6分後には1頭が立ち上がり、11分経つと3頭が睡魔に負け、残りの3頭も茂みに隠れてしまった。”
  • 斬新なアイデアをシャワー中にひらめくのはなぜか、進む研究

    シャワーを浴びているときに、画期的なアイデアが浮かんだことはないだろうか。 (PHOTOGRAPH BY ELIZABETH CECIL, THE NEW YORK TIMES VIA REDUX) シャワーを浴びているときや愛犬との散歩中に、ずっと悩んでいた問題の解決策や妙案が浮かんだことはないだろうか。 実際、問題に四六時中取り組んだり、発想を必死に求めたりするよりも、あまり頭を使わずにできる日々の雑事をこなしているときの方が、創造的なひらめきを得られやすいことが、ここ15年の研究でわかってきた。 「予期せぬときに斬新な新しいアイデアが生まれると人々はいつも驚きます。私たちの文化には、そのような成果は懸命に取り組んではじめて得られるものだ、という通念があるからです」とカナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の認知神経学者カリーナ・クリストフ氏は話す。 受動的な活動の最中に妙案が生まれるの

    斬新なアイデアをシャワー中にひらめくのはなぜか、進む研究
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    u-li 2022/08/17