【ソウル=桜井紀雄】韓国海軍は28日、海兵隊や海上警察などと共同で、韓国が一方的に領有権を主張する竹島(島根県隠岐の島町)周辺の防衛訓練を同日、開始したと明らかにした。29日まで。文在寅政権下では6月に続いて2回目。 韓国軍側は「定例の訓練で、1カ月ほど前から計画されていた」と強調しているが、慰安婦問題をめぐる日韓合意の検証結果の発表翌日の実施でもあり、日韓関係への悪影響は避けられない状況だ。 訓練は、駆逐艦など艦艇5隻に加え、戦闘機や哨戒機、ヘリコプターを投入。「外部勢力の独島(竹島の韓国名)への侵入を阻止する」との想定で実施された。