前回「データモデル正規化の目的と役割」では、論理データモデルの基本品質を作る「正規化」についてお話ししました。今回は「ビジネスを反映したER図となっているか」という視点で、データモデルの品質を確認する方法についてお話しします。 データモデルの「応用品質」を高めよう データモデルには2つの品質があり、1つは「基本品質」、もう1つが「応用品質」となります。 第9回「データモデル正規化の目的と役割」でお話しした正規化は、論理データモデルの「基本品質」を作り込む作業です。正規化は、一定のルールに基づいてビジネスの管理対象を明確にし、業務ルールをとらえた上で、リレーションシップの定義を行っていきます。つまり、正規化のルールに従ってER図を作成することにより、データモデルの基本品質ができあがります。 基本品質が高くても、実際のビジネスに対応できるものでなければ、品質が高いとはいえません。日々変化するビ
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