京都1区は、中選挙区制だった1993年の衆院選(旧京都1区)から続く自民前職の伊吹文明氏(79)と共産前職の穀田恵二氏(70)のベテラン勢対決に、希望の党の新顔、嶋村聖子氏(40)が加わった構図だ。自民、共産は希望への批判を強める。 伊吹氏は出陣式でアベノミクスを評価し、支持を訴えた。希望については「自民より右」とし、「財源を示さないと現実的な政策にはならない」として消費増税凍結の公約を批判した。 共産党国対委員長の穀田氏は安倍政権批判に加え、改憲や安保法制を認める希望について「自民の補完勢力だ」と批判。社民党、新社会党の支援も受け、政権批判票の取り込みを図る。 嶋村氏は東京出身のフリーアナウンサー。小池百合子氏の政治塾に参加し、縁のない京都での立候補を突如指示されたという。「国民目線の改革をスピーディーに進めたい」と訴えた。